映画『ハリエット』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『ハリエット』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
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『ハリエット』
(125分/G/アメリカ/2019)
原題『Harriet』
【監督】
ケイシー・レモンズ
【脚本】
グレゴリー・アレン・ハワード ケイシー・レモンズ
【製作】
グレゴリー・アレン・ハワード デブラ・マーティン・チェイス ダニエラ・タップリン・ランドバーグ
【出演】
シンシア・エリボ
レスリー・オドム・Jr.
ジョー・アルウィン
ジャネール・モネイ
マイケル・マランド
オマー・J・ドージー
ヘンリー・ハンター・ホール
ジェニファー・ネトルズ
【予告動画】
映画『ハリエット』のオススメ度は?
星4つです
こんな勇気ある女性がいたのだ
差別は許さない
「自由か死」しかない
人のために人生を捧げる
人間は生まれながらに自由であるべきだ
映画『ハリエット』の作品情報・概要
『ハリエット』原題『Harriet』2019年に公開されたアメリカ合衆国の伝記映画。奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの激動の人生を映画化。監督はケイシー・レモンズ、主演はシンシア・エリヴォ。製作スタッフの多くが黒人である。ハリエット・タブマンはアフリカ系アメリカ人女性として「英雄」的存在。2020年、新20ドル紙幣に肖像画として採用される予定。本作は第92回アカデミー賞では主演女優賞と主題歌賞にノミネートされた。
映画『ハリエット』のあらすじ・ネタバレ
1849年、アメリカのメリーランド州が舞台。白人が奴隷を所有、売買することが許されていた時代。幼少の頃から白人のフローダース家の農園で過酷な労働に従事していたミンティはいつか自由になる日を夢見ていた。母が45歳で奴隷から解放される予定であったが一蹴されてしまう。しかも主人であるエドワード・ブローダス(マイケル・マランド)が死去し、ミンティは売り飛ばされることに、、、。結婚しても同居もできないし、永遠に続く貧乏、、、。ミンティは決死の覚悟で逃亡する。逃げたペンシルバニアは奴隷制が廃止されており名前をハリエットに改名。「地下鉄道」の車掌として再度メリーランド州へ潜入し多くの黒人たちを救出する。やがてハリエットに賞金がかけられ追われる身となる。
映画『ハリエット』の感想・内容
とても素晴らしい映画でした。胸が張り裂けそうな場面がたくさんありました。私は有色人種であり、黄色い人間です。本映画『ハリエット』の主人公は黒人たちです。肌の色では最も差別の対象となってきた人たちです。主に「アメリカ」という国で差別されてきました。いえ、今でも差別され続けています。いまアメリカで起きているデモ行動もしくは暴動はまさに黒人たちの純粋な魂の叫びから来るものだと信じたいです。
人種差別も性差別も描かれている悲惨な映画
しかし抗議デモと暴動は全く異なるものであると言うことを主観的にも客観的に認識しなければいけません。遠く離れた日本でアメリカからの映像を見ていると、それはポジティブな未来を期待する抗議では無いように映るのです。店舗やオフィスを襲撃して、商品を盗み出す略奪者や無法者にしか見えないのです。中にはこの抗議運動に便乗してお祭り騒ぎのように街に繰り出している輩たちがいることも忘れてはいけません。
死刑囚にされた黒人を助ける弁護士
かつてアメリカをグレイハウンドのバスで旅をしたことがあります。南部や中西部の内部へ行けば行くほど有色人種であるわたしへの視線が異質になっていくのを感じました。空っ風が吹いて「ここは西部劇の舞台か」と思わせるような街は寂れた通りにはカウボーイ気取りの白人が昼間から酒を飲んで睨みつけてきました。いかにもDVをふるいそうな男たちでした。アメリカを旅行したことがある人ならうなずくかと思いますが、アメリカにはとてつもない頭の悪い人たちがいます。びっくりします。知性教養が感じられないのです。
黒人差別をコミカルに描いた名作です
映画『スタンドバイミー』のワンシーンにあったかと思いますが「スーパーマンとミッキーマウスはどっちが強いんだろう?」それに対して「スーパーマンに決まってるだろ、だってミッキーが漫画だろ」と言う会話がありましたが、それはまだマシな方です。本当に信じられないくらい幼稚な人がいました。本当にびっくりしました。でも、それはアメリカの懐の大きさを実感した瞬間でもありました。頭の良い人はとんでもなく良いのです。また心が優しい人も「どこまで自己犠牲するのだろう」と心配してしまうほどの人もいました。
黒人というだけで逮捕されてしまう悲劇
わたしは思います。いまアメリカで行われている暴動で略奪行為をしている人たちは知性教養に乏しい人たちだと思うのです。相当にストレスが溜まっているのだと思います。もちろんコロナという感染症への不安も要因にあると思います。どう頑張っても埋めら荒れない貧富の差、富める者は守られ、弱者、貧者がいつも犠牲者になるアメリカ社会、、、。そんな現状とコロナストレスで鬱屈していた矢先に起きた白人警官が黒人を殺害した事件は一気に爆発しないはずがありません。
インドのカースト制度は変わりようがない気がする
今回の暴動は過去のロサンゼルス暴動とは全く異なります。もはや“ガス抜き”とは言えません。暴動に加担している人たちは差別の事など何も興味がない人たちのように見えます。便乗しているだけなのです。こうなると本当の人種差別撤廃実現は困難な気がします。白人階級への抗議デモが虚無になってしまうでしょう。「黒人は危ない」というレッテルが貼られてしまうからです。印象操作も行われる可能性が高いです。
ユダヤ人差別が凄まじい
さて映画の話に戻します。シンシア・エリボ演じるハリエット・タブマン(ミンティから改名) が生きた時代は1800年代です。まだ黒人が白人の奴隷にされていたおぞましい時代です。黒人は白人の所有物であり財産としてみなされていたそうです。黒人を多く持つことで裕福さを競っていたそうです。黒人を売り買いしてその利ざやを稼ぐ白人たちが多くいました。一見、紳士淑女のように振る舞っています。立派な家に住み、綺麗な衣装も着風っています。わたしは彼らが気色の悪いセレブのように写り、観ていて吐き気がしました。本当に気持ち悪い人たちです。この演出は良かったと思います。
LGBTQ映画の代表的な作品誕生
また黒人たちが子どもを産めば財産となり売りさばくのです。親から兄妹から引き離されるのです。もう悲惨です。映画の中にもありましたが、黒人と豚は同じような扱いなのです。本当にひどい時代です。ここまで酷い差別があると憎悪や怨恨を消すのは難しいでしょう。現在まで続く諸悪の根源を取り除くのは相当な時間を要すると思います。
親が無知すぎるため存在を失っている子ども
ハリエットはある白人エドワード・ブローダス(マイケル・マランド) の家に働かされていました。母親がある年齢になると自由になると言う契約があり、雇用主に直談判しますが一蹴されます。この場面は辛かったです。しかも子どもであるハリエットも永久にそこで働かされる可能性があるとのこと。結婚したばかりの夫とも一緒に住めません。ハリエットは逃げることを決めます。夫も共だって逃げる計画でしが、結局は1人で逃げます。野山を越え川を渡り、メリーランド州から隣のペンシルバニアのフィラデルフィアまで逃げます。徒歩で160キロです。裸足です。ペンシルバニアは奴隷制が廃止された自由州でした。着の身着のまま逃げたハリエットを助けてくれたのはウィリアム・スティル(レスリー・オドム・Jr.) と言う黒人です。
黒人ミュージシャンと白人タクシードライバーの友情物語
スティルは『地下鉄道』と言う組織を持っていました。黒人たちを奴隷から救出する組織です。ハリエットは組織の“車掌”になります。そしてハリエットは再びメリーランド州に戻り多くの黒人たちをペンシルバニアに連れてくるのです。数十回行い70人以上救出しています。一度たりとも失敗していません。全て成功です。当然のことながらハリエットに賞金がかけられましたが、しかしハリエットは負けませんでした。この強い精神力に人間としても魅力があると思います。命をかけて人の自由を獲得するのです。
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映画『ハリエット』の結末・評価
映画の中で見逃せないポイントがいくつかあります。まず白人のギデオン・ブローダス(ジョー・アルウィン) です。そして黒人のビガー・ロング(オマー・J・ドージー) とウォルター(ヘンリー・ハンター・ホール) です。白人のギデオンは執拗にハリエットを追い続けます。まさに白人至上主義者の象徴のような男で見ていて憎たらしいのです。1800年代はこういった白人がごく普通にいたかと思います。これを現在に照らし合わせると、今回の白人警官に重なって見えてきます。
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時代は変わっても一度、植え付けられた優勢思想や概念を変えることは難しいです。ここで教育の大切さを思い知らされます。正しい知性教養の引継ぎが行われなかったのです。ここにアメリカ社会の教育基盤の脆弱さが見えてきます。私たち日本人は逆に自虐的な教育を受けすぎたため、自分たちのアイデンティティーに誇りを失ってしまいました。(日本人はすぐに「わたしが悪いんです」「わたしの責任です」と言います。それはそれで問題ですが)アメリカも少しは過去の間違った歴史を見つめ直し、再教育する必要があるかと思います。
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そして本映画に登場する黒人のビガーとウォルターの生き方には悲痛の叫び声が内包しているように思えました 。二人は同じ黒人なのにハリエットを捕まえようと追いかけます。しかし彼は白人の奴隷の言いなりにはなりません。とにかくお金のために黒人を追いかけ捕まえます。しかしウォルターはハリエットの気高い精神性に惹かれて、ハリエットを助けます。でもビガーは御構い無しに黒人に対しても暴力を振るいます。これは怖かったです。ビガーの振る舞いがいま正にアメリカで暴動を起こしている人たちの姿なのです。お金のためでもありますが、やはり「知性教養」が足りないのです。
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このビガーに対してとても強い違和感を覚える人もいるかと思います。そりゃそうです。すべての黒人が黒人の仲間とは限りません。それは私たちが社会で生きるにおいても同じ目的意識を持った仲間でも裏切る人がいます。それは当たり前に起きることなので、黒人の彼を責める事はできません。もっと言うならビガーも奴隷制度によって生み出された犠牲者なのです。「こんなことしなければ生きていけない」時代だったのです。逆に白人の中でも『地下鉄道』に協力して、黒人を救おうと理解を持っていた人は当時の白人から見たら裏切り者なのです。この描き方はとても素晴らしいと思いました。全ての白人を悪者にしなかった事実をしっかりと描いていたと思います。
差別と偏見の街パリで生きるのは大変だ
さて、ハリエットはなぜこれほどまでに逃亡に命をかけたのでしょうか。親兄弟友人を救出しただけで、良かったのではないでしょうか。普通の人間ならそこで止めています、止まなかったからハリエットが「英雄」になったのです。ハリエットは「自由か死か」をモットーに活動していました。「奴隷でいることより死を選ぶ」と言う決意です。そして神がかり的な力を持っていました。睡眠発作です。ナルコプレシーです。突如眠たくなって倒れてしまう病気です。当時はそれが病気の一種としては認知されていなかったようです。
この黒人たちを観よ!
ですからハリエットの発作を間近で見た人たちは、ハリウッドに神の姿を感じたのです。「黒いモーセ」と言われるようになった所以です。睡眠に陥る目覚めるた時のハリエットの言動と決断が的中し、逃亡が次々と成功します。よってカリスマ性も高まったのです。そしてハリエットは逃亡計画を成功させたと言う達成感が終始追い求めていたのではないでしょうか。無事、黒人を奴隷から自由へ導き、彼らから感謝される、その満たされた感情ほどエネルギーになるものはありません。
容姿で差別される究極映画
生きる意味においてハリエットは水を得た魚のように縦横無尽にアメリカの大地を駆け抜けたのです。素晴らしい勇気です。素晴らしい愛です。自由への渇望です。ハリエットはは90歳で亡くなりますが、最後に残した言葉が胸に沁みます。「あなたたちの住む場所は用意してあるわ」だったそうです。素晴らしい映画でした。
もはや逃げる力さえ残っていない社会がある
映画『ハリエット』のキャストについて
ハリエット・タブマン(ミンティ)シンシア・エリボ
物心ついた時から白人の奴隷として過酷な労働をさせられている。母の解放と当時に自由になる予定であったが、無効にされ逃亡を決意。逃亡成功後、何人もの黒人の救出に励む。シンシア・エリボは「素晴らしい」のひとことです。圧巻でした。プロフィールを読むと身長154センチで実際のハリエットと同じくらいだそう。ただスクリーンでは本当にエネルギーに満ち溢れており、とても大きく見えました。霊歌を歌い上げる場面は背筋がゾクゾクっとするほど魂に沁み入ってきました。セリフも表情も仕草ももはや“達観”の域に入っているかのようでした。すごい俳優です。
ウィリアム・スティル(レスリー・オドム・Jr.)
自由黒人(奴隷から解放された黒人)ペンシルバニアで「地下鉄道」組織を率いている。ハリエットに住居を与える。黒人のたまに尽力している。レスリー・オドム・Jr.はとてもスマートな演技でした。自由黒人というキャラクターを“お坊っちゃま”ぽい雰囲気を出していたのが良かったです。
ギデオン・ブローダス(ジョー・アルウィン)
白人で農園の息子。超差別主義者。サディスト。ハリエットに特殊な感情を持っている。ジョー・アルウィンの演技は素晴らしかったです。「気持ち悪さ」全開でした。一切笑いませんでした。それが恐ろしかったです。
マリー・ブチャノン(ジャネール・モネイ)
自由黒人。ハリエットが住む住居のオーナー。気品がある。ハリエットに白人と接する際のマナーを教える。ハリエットのカリスマ性に気がつき心酔する。ジャネール・モネイは綺麗ですね。すごくしっとりとした雰囲気でした。知的な印象でした。『マーウェン』での演技も良かったです。
ビガー・ロング(オマー・J・ドージー)
自由黒人であり、賞金稼ぎ。逃亡奴隷を捕まえて金を稼いでいる。白人にも堂々と立ち向かう。オマー・J・ドージーの目はとても腐っている雰囲気を出していたと思います。風体も大きいので、威圧感がありました。冷酷非道な良い演技だったと思います。難しい役柄をよくやりきったと思います。
ウォルター(ヘンリー・ハンター・ホール)
自由黒人。土地勘に優れており、フットワークも軽い。当初はビガーと逃亡黒人を捕まえる側でしたが、ハリエットの生き様に感化される。一瞬、マイケル・ジャクソンかと思いました。似ています。憎めない役柄でした。これからが期待できます。
エリザ・ブローダス(ジェニファー・ネトルズ)
エドワード・ブローダス(マイケル・マランド) の妻でギデオン・ブローダス(ジョー・アルウィン) の母。黒人を人間扱いしない非道な女性。自らの暮らしを守るために黒人の自由を奪い、高く売ることを考えている。ジェニファー・ネトルズが白人から追い詰められた時の言動はある意味強いメッセージでした。自分たちの正当性を訴えて敵意を黒人に向けました。すごい迫力ある演技でした。
まとめ 映画『ハリエット』一言で言うと!
「自由か死か」
この言葉はとても重いです。奴隷になるくらいなら死んだほうがマシなのです。一生、囚われの身で、命令されて、虐げられて、どこにも行けない、、、。籠の中の鳥どころではありません。この世に産まれてきたのなら自由に生きたいものです。好きなことやって人生を終えたいです。
合わせて観たい映画
【差別をテーマにしたオススメ映画】
映画『ナイチンゲール』
ジェニファー・ケント監督が描く#MeToo映画最高傑作
映画『レ・ミゼラブル』
華やかなパリには差別世界が広がっている
映画『黒い司法 0%からの奇跡』
ここはアメリカですか?
映画『ブラック・クランズマン』
黒人差別をコミカルに描いた名作
映画『ビール・ストリートの恋人たち』
若い二人の恋愛に差別の障害が、、、涙が止まりません
映画『グリーンブック』
黒人ミュージシャンと白人ドライバーの友情物語
映画『あなたの名前を呼べたなら』
インドのカースト制度は終わらない
映画『ジョジョ・ラビット』
ユダヤ人差別が凄まじい
映画『ゴッズ・オウン・カントリー』
LGBT映画の最高作品
映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』
ネイティブインディアンのために戦う白人
映画『存在のない子供たち』
存在さえ認められないとは酷すぎます
映画『風をつかまえた少年』
黒人であるがためにチャンスも乏しいのか、、
映画『ジャングル・ブック(2016年の映画)』
これは必見!動物から差別される人間を描いている
『美女と野獣(1991)』
見かけで判断していはダメ
映画『天使にラブ・ソングを…』
ウーピー・ゴールドバーグ最高ハッピー
映画『37セカンズ』
これは必見です!佳山明さんの演技がすごい!
映画『ハリエット』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ケイシー・レモンズ
製作
グレゴリー・アレン・ハワード デブラ・マーティン・チェイス ダニエラ・タップリン・ランドバーグ
製作総指揮
ジョシュ・マクラフリン シェイ・カマー ビル・ベネンソン ペン・デンシャム ジョン・ワトソン クリスティーナ・ケンドール チャールズ・D・キング
原案
グレゴリー・アレン・ハワード
脚本
グレゴリー・アレン・ハワード ケイシー・レモンズ
撮影
ジョン・トール
美術
ウォーレン・アラン・ヤング
衣装
ポール・タズウェル
編集
ワイアット・スミス
音楽
テレンス・ブランチャード
主題歌
シンシア・エリボ
ハリエット・タブマン(ミンティ)シンシア・エリボ
ウィリアム・スティル(レスリー・オドム・Jr.)
ギデオン・ブローダス(ジョー・アルウィン)
マリー・ブチャノン(ジャネール・モネイ)
ボンディ・カーティス=ホール
エドワード・ブローダス(マイケル・マランド)
ジョン・タブマンザカリー・モモー
ベン(ベンジャミン)・ロス(クラーク・ピータース)
リット(ハリエット)・ロス(バネッサ・ベル・キャロウェイ)
ビガー・ロング(オマー・J・ドージー)
ウォルター(ヘンリー・ハンター・ホール)
エリザ・ブローダス(ジェニファー・ネトルズ)
2019年製作/125分/G/アメリカ
原題:Harriet
配給:パルコ