映画『春琴抄(1976)』ネタバレ・あらすじ「山口百恵さんの“ツンデレ”ならオッケー!」感想「三浦友和さん順従」結末「谷崎潤一郎vs西河克己監督の究極の芸術美学」

映画『春琴抄(1976)』ネタバレ・あらすじ「山口百恵さんの“ツンデレ”ならオッケー!」感想「三浦友和さん順従」結末「谷崎潤一郎vs西河克己監督の究極の芸術美学 お茶の間映画館
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映画『春琴抄(1976)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『春琴抄(1976)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。

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『春琴抄(1976)』

(1976年製作/97分/日本)

【監督】
西河克己
【脚本】衣笠貞之助 西河克己【原作】谷崎潤一郎【製作】堀威夫 笹井英男【制作補】金沢博 近井一成【撮影】萩原憲治【美術】佐谷晃能【音楽】佐藤勝【録音】福島信雅【照明】川島晴雄【編集】鈴木晄【助監督】村井良雄【スチル】中尾孝【宣伝担当】富山省吾
【出演】
山口百恵 三浦友和
中村竹弥 風見章子 井原千鶴子 若杉透 桑山正一 津川雅彦 品川隆二 中村伸郎 小松方正 名古屋章 絵沢萠子 北川たか子 榊原郁恵
【HPサイト】
映画『春琴抄(1976)』IMDbサイト
【予告映像】
映画『春琴抄(1976)』トレーラー

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  5. 映画『春琴抄(1976)』の感想・内容
  6. 映画『春琴抄(1976)』の考察・評価
  7. 映画『春琴抄(1976)』の結末
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映画『春琴抄(1976)』NHK BSプレミアム放送 未定

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映画『春琴抄(1976)』のオススメ度は?

4.0

4つです

文学性の高い映画です

山口百恵さんの「ツンデレ」が良い

三浦友和さんの「丁稚体質」も良い

谷崎文学は不滅なり

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映画『春琴抄(1976)』の作品情報・概要

『春琴抄』1976年製作の日本映画。原作は谷崎潤一郎の同名小説。西河克己監督作品。山口百恵主演文芸作品シリーズ第6作目。三浦友和との共演5作品目。幼少の大病により視力を失った女性が琴・三味線の「芸事」で生業を立てながら生きる物語。自身の身の世話は「丁稚奉公制度」で田舎から来た青年に任せて、「禁じられた恋愛」へと発展するという当時では衝撃的な内容となっている。

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映画『春琴抄(1976)』のあらすじ・ネタバレ

時代は倒幕後、発展が目覚ましい明治の大阪。薬種問屋鵙屋(もずや)は多くの丁稚奉公を抱え、商売は繁盛している。しかし鵙屋の主人・鵙屋安左衛門(中村竹弥) と妻・しげ(風見章子)には悩みのタネがあった。長女のお琴(山口百恵) だ。お琴が9歳の時、大病のため失明してしまったのだ。お琴に芸事である琴、三味線を習わせているが、やはり心配でならない。お琴の面倒をみるのは田舎から丁稚として奉公に来ている佐助(三浦友和) である。起きてから寝るまで「佐助」とお琴は連呼して身の回りの世話を申付ける。二人に変なが持ち上げるのも無理はない。お琴は佐助を正当な弟子にすることで、疑念の一掃を図る。しかしお琴がまさかの懐妊と出産。しかし二人は「関係ない」と断言する。お琴の美しさの噂を聞いた女たらしの美濃屋利太郎(津川雅彦) が弟子入りする。そして力づくでお琴をモノにしようとするが、、、。

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映画『春琴抄(1976)』の感想・内容

「とても文学的な映画」です。原作が文豪・谷崎潤一郎ですから、結末の愛の形は究極的かつ変質的な展開になります。これも谷崎文学の真骨頂であり、「さすが文豪」と思わざるを得ません。本映画『春琴抄(1976)』に於いては、様々な憶測というか想像を永遠に楽しむことができます。繰り返します。「永遠に楽しめる映画」です。一番の謎はお琴(山口百恵) の子どもは誰なのか?です。わたし的には絶対に「佐助(三浦友和) 」なのです。彼しかいません。でも劇中、佐助は「めっそうもない、わたしではない」と断言しています。もちろん、お琴も「下働きの男の子どもなんて作らない」と言い張ります。これは二人が固く結ばれていた証拠であり、「秘密を守ろう」と約束した結果だと思います。

本映画『春琴抄(1976)』のお琴演じる山口百恵はかなりの「ツンデレ女」と言えます。とても我儘で、威張りまくっています。「佐助、佐助!」といつでも、どこでも連呼して呼びつけます。そして命令します。四六時中です。目覚めから食事、着付け、お化粧、そしてお風呂の世話を佐助が担っています。さらにお琴は佐助の三味線の師匠なんです。二人は離れることがありません(でも、唯一、寝室は別にしています)その稽古が本当に厳しいのです。佐助が上手く弾けないと「ちがう、ちがう」と言って、出来ないと三味線のバチで叩きます。佐助、血を流します。結構、ひどいのです。スパルタです。ただ、こういったお琴の性格と佐助の性格の設定はある意味納得ができるのです。お琴が我儘になった原因はやはり目が見えないことに繋がります。佐助が従順なのは丁稚としての使命を全うしているからです。

お琴は9歳の時の大病が原因で失明しました。視力を失ったことで「芸事(琴・三味線)で生きていこう」と決意したのです。しかし時代は明治です。女性が芸事で生業と立てるのは難しかったと思います。相当な稽古をして、誰よりも高い技術と表現力を養わうことが必要です。そして一番大事なのは誰にも負けないという気質です。もっと言うなら「舐められたらアカン」です。自分の存在力を誇示すること、他者を蹴落としてまで目指す世界が芸事なのです。お琴は視力を失ってそれに気がついたのです。ですから傲慢な生き方を貫き通したのです。

そして佐助は元来の丁稚奉公体質ですから、主人に命令されることに喜びを持っているのです。もう「嬉しくて嬉しくて仕方がない」のです。ここに二人の利害が一致するのです。谷崎文学の究極の美の基本設定がなされているのです。ですから、お琴と佐助が愛を交わして、子どもを作ったとしても「良いか、佐助、このことは絶対に口外してはならぬ。もしお前が喋れば、破門だ」とお琴が命令すれば、佐助は「わかりました。絶対に言いません」となるのです。ご主人と丁稚の二人だけの秘密を共有できた佐助にとっては光栄極まりないことなのです。

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映画『春琴抄(1976)』の考察・評価

本映画『春琴抄(1976)』はまだ封建制度の色が濃かった時代の上流階級のお嬢様と下流階級の丁稚という禁じられた恋愛なのです。ただ、この禁じられた恋愛が世間に知れると「バッシングされる」から秘密を隠したとは思えないのです。二人は敢えてポジティブに子どもを手放したと思うのです。まず、お琴が子どもを育てるには負担がかかります。面倒をみるのは佐助になります。すると佐助がお琴に奉仕する時間が減ります。お琴にとっては「佐助全て」でありますから、いくら我が子と言えど我慢ならないでしょう。ですから、二人で話し合って(実際はお琴の独断)、「芸のため」に子どもは要らない、養子に出そうと決意したのです。

本映画『春琴抄(1976)』は西河克己監督作品です。山口百恵と三浦友和を日本映画の大スターに押し上げた功労者を言えます。映画『絶唱(1975)』1975)』は本当に素晴らしかったのですが、映画『エデンの海(1976)』で「あれ?」と疑ってしまうような作品ですが、本作はとても良い映画になっています。リメイクを撮らせたら一番と言われていた監督です。本映画『春琴抄(1976)』は島津保次郎監督の『お琴と佐助(1935年)』のリメイクです。ただリメイク作品はとても難しいと思います。原作に忠実であることも大事ですが、前作の模倣にならないように、オリジナルな演出を施さなければいけないからです。そういったプレッシャーを見事にはねのけられたのは、やはり「山口百恵と三浦友和」コンビの力が大きかったのではないでしょうか。

本映画『春琴抄(1976)』の百恵さんの演技には「強い女性」が表されていました。現代の「女性活躍社会」に必要な人物像です。谷崎潤一郎は1933年に『春琴抄』を発表していますから、女性についての理解があったと思うようにしています(ただ谷崎の女性遍歴には苦笑するか閉口するかになります)一方の三浦友和さんは、本当に「力のある演技派」と世間に知らしめた映画だったのはないでしょうか。見事な「丁稚」ぶりです。特に自身で目を突き刺す場面は何度観てもハラハラします。

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映画『春琴抄(1976)』の結末

本映画『春琴抄(1976)』のテーマについて考えてみます。倒幕後、封建制度が薄くなっていく明治時代であっても、未だ色濃く残る「丁稚奉公制度とはなんぞや?」とか「禁じられた恋愛の中の幸せ探し」となります。今の日本でも業種によっては丁稚奉公はあります。しかし昔のように隷属的な内容にしますと、労働委基準法によって処罰を受けます。物語は明治を舞台にしていますから、田舎の農家は多産であり、子どもを町へ出して丁稚にしていたのは明らかです。丁稚奉公制度は真面目に働けば「食いっぱぐれはない」と言う良いこともありますが、四六時中拘束されて、低賃金だということです。立場の弱い丁稚は奥歯を噛み締めて、仕事をせねばなりません。そういった状況の中、佐助はお琴から愛を寵愛したことは逆に言えば「幸運」だったと言えます。「お師匠(お琴)に乗っていれば安泰」なのです。本映画『春琴抄(1976)』について考察すると非常に深い人間物語があるとわかるのです。ただ、お琴と佐助の愛の軌跡は間違いなく「純愛」なのです。それは二人が「暗闇の世界」を共有したことで、より一層深くて「究極的な純愛」へと昇華しました。

*美濃屋利太郎演じた津川雅彦さんの女たらしぶりは良かった。

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映画『春琴抄(1976)』のキャストについて

お琴(山口百恵)
佐助(三浦友和)
鵙屋安左衛門(中村竹弥)
しげ(風見章子)
お良(井原千鶴子)
富三郎(若杉透)
温井与平(桑山正一)
美濃屋利太郎(津川雅彦)
千吉(品川隆二)
春松検校(中村伸郎)
市蔵(小松方正)
善助(名古屋章)
芸妓(絵沢萠子)
お種(北川たか子)
お吉(榊原郁恵)

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まとめ 映画『春琴抄(1976)』一言で言うと!

「映画は文学であるべきか」

これは世界中のフィルムメーカーが突き当たるテーマだと思います。原作に忠実に映画を撮る人もいます。しかしスタンリー・キューブリックのように全く異なる物語にする人もいます。近年では後者が多いと思います。創造プラス創造で新しい芸術が生まれるのであれば歓迎です。

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山口百恵出演映画全リスト三浦友和との愛の軌跡が見える『伊豆の踊子』から『古都』
山口百恵出演映画全リスト。山口百恵出演映画全リスト三浦友和との愛の軌跡が見える『伊豆の踊子』から『古都』日本の芸能界の歴史上最高のアイドル歌手であり、女優。活動期間は10年も無い。俳優・三浦友和と結婚して引退。その後、一切表舞台にはたってない。山口百恵が出演した全映画作品をリスト化。山口百恵の魅力を探る。『伊豆の踊子(1974)』『潮騒 しおさい(1975)』『絶唱(1975)』『エデンの海』『風立ちぬ』『春琴抄』『泥だらけの純情』『霧の旗』『ふりむけば愛』『炎の舞』『ホワイト・ラブ』『天使を誘惑』『古都』『としごろ』『お姐ちゃんお手やわらかに!』『花の高2トリオ 初恋時代』『昌子・淳子・百恵 涙の卒業式~出発~』

【“障害”と戦う恋愛映画オススメ】

映画『ロミオとジュリエット』

映画『ロミオとジュリエット』ネタバレ・あらすじ・感想。恋愛映画のヒットの法則を学べる。オリヴィア・ハッセーとレナード・ホワイティングが輝いている。
ウィリアム・シェイクスピアの著名な戯曲を映画化。フランコ・ゼフィレッリが脚色・監督。イギリス出身のレナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセーが主演した。イタリアで撮影。当時16歳のハッセーがヌードシーンを演じていることも大いに話題となった。音楽はニノ・ロータ。恋愛映画の金字塔的存在。

映画『伊豆の踊子(1974)』

映画『伊豆の踊子(1974)』ネタバレ・あらすじ・感想。山口百恵&三浦友和初共演(その後結婚)職業差別と女性差別が激しかった時代の純愛と悲恋。
映画『伊豆の踊子(1974)』ネタバレ・あらすじ・感想。山口百恵&三浦友和初共演(その後結婚)職業差別と女性差別が激しかった時代の純愛と悲恋。映画『伊豆の踊子(1974)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『伊豆の踊子(1974)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『伊豆の踊子(1974)』の作品情報・概要『伊豆の踊子』(いずのおどりこ)は川端康成の同名小説を原作として製作された日本映画。1974年(昭和49年)12月公開。同名小説の6度目の映画化。主演は山口百恵と三浦友和。山口百恵は映画主演初作品である。ホリプロが全面的に協力している。是が非でも山口百恵をスターにしたかったと思われる。伊豆が舞台であるが、多忙の山口百恵のスケジュールを調整して奥多摩で撮影された。

映画『潮騒 しおさい(1975)』

映画『潮騒 しおさい(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想。「その火を飛び越して来い!」山口百恵&三浦友和が三島由紀夫文学で紡ぐ“リアル愛”。
映画『潮騒 しおさい(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想。「その火を飛び越して来い!」山口百恵&三浦友和が三島由紀夫文学で紡ぐ“リアル愛”。映画『潮騒 しおさい(1975)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『潮騒 しおさい(1975)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 映画『潮騒 しおさい(1975)』の作品情報・概要。『潮騒』(しおさい)1975年制作の日本映画。ホリ企画製作、東宝配給。三島由紀夫の同名小説を映画化。西河克己監督。山口百恵文芸作品第2弾。三浦友和共演。前作『伊豆の踊子』の大ヒットを受けての第二弾。前作と違い山口百恵が裕福な娘で三浦友和が貧乏な漁師役を務めている。若い二人の恋の炎が激しく燃え盛る。名言「その火を飛び越して来い」が有名。

映画『絶唱(1975)』

映画『絶唱(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。山口百恵と三浦友和が“駆け落ち”して描く「反戦映画」の代表作。
映画『絶唱(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。山口百恵と三浦友和が“駆け落ち”して描く「反戦映画」の代表作。映画『絶唱(1975)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『絶唱(1975)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『絶唱(1975)』の作品情報・概要。『絶唱』(ぜっしょう)1975年12月20日に公開された日本映画。西河克己監督作品。製作ホリ企画。配給は東宝。作家・大江賢次の同名作品を映画化。山口百恵文芸作品第三弾。恋人役は三浦友和。山陰の大地主の息子と貧しい山番の娘が愛を成就する物語。しかし戦争という悲劇に翻弄されてしまう。封建制度、地主制、さらには家父長制度への提言が込められている。

映画『マディソン郡の橋』

映画『マディソン郡の橋』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。夫のいぬ間の「不倫」が人生のエネルギーになった主婦と放浪カメラマンの最後の恋。
映画『マディソン郡の橋』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。夫のいぬ間の「不倫」が人生のエネルギーになった主婦と放浪カメラマンの最後の恋。映画『マディソン郡の橋』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『マディソン郡の橋』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『マディソン郡の橋』の作品情報・概要 原題『The Bridges of Madison County』1992年にアメリカ合衆国の恋愛映画。ロバート・ジェームズ・ウォラー(Robert James Waller)の小説を元に製作。クリント・イーストウッド製作・監督・主演。キャスリーン・ケネディが共同プロデューサー、リチャード・ラグラヴェネーズ脚本担当。メリル・ストリープを主演女優に迎える。不倫映画として異例の大ヒット。世界中で1億8,200万ドルを売り上げた。1996年、第68回アカデミー賞でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。

映画『美女と野獣(1991)』

ディズニー映画『美女と野獣(1991)』の教訓が『アナ雪』の自由・独立・共感できる女性像を築きヒットへ。ネタバレ・あらすじ・感想。
ディズニー映画『美女と野獣(1991)』の教訓が『アナ雪』の自由・独立・共感できる女性像を築きヒットへ。ネタバレ・あらすじ・感想。。ネタバレ・あらすじ・感想。映画『美女と野獣(1991)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『美女と野獣(1991)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『美女と野獣(1991)』の作品情報・概要『美女と野獣』原題『 Beauty and the Beast 』ディズニーの長編アニメーション映画作品。フランスの民話『美女と野獣』(J・L・ド・ボーモン夫人版)を元に1991年に制作された。第64回 アカデミー賞(1992年)においてアラン・メンケンが作曲賞受賞している。2017年実写版としてビル・コンドン監督がエマワトソンを主演に迎えて製作されている。ディズニーが新たな女子像を目指した作品であり、後世の作品に影響を与えたと言われている。

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』ネタバレ・あらすじ・感想。性を選択できる自由がある。LGBTQと多様性の時代。
映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』ネタバレ・あらすじ・感想。性を選択できる自由がある。LGBTQと多様性の時代。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の作品情報・概要 『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』原題『Disobedience』2017年に制作された愛米英合作のドラマ映画である。セバスティアン・レリオ監督作品。主演はレイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムス。本作はナオミ・アルダーマンが2006年に上梓した小説『Disobedience』を原作としている。厳格なユダヤ教徒の女性の恋愛物語。もはや人間において性を分ける必要はない。

映画『ラストレター』

映画『ラストレター』あらすじ・ネタバレ・感想。福山雅治vs松たか子vs岩井俊二が描く“死と再生”物語。“手紙”の錯綜が描くノスタルジー。
映画『ラストレター』あらすじ・ネタバレ・感想。福山雅治vs松たか子vs岩井俊二が描く“死と再生”物語。“手紙”の錯綜が描くノスタルジー。映画『ラストレター』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ラストレター』公式サイトの紹介。『ラストレター』は、2020年1月17日に公開の日本映画。岩井俊二監督作品。主演は松たか子。福山雅治、広瀬すず、森七菜、豊川悦司、中山美穂らら共演。SNSが普及して手紙というやりとりが困難な時代にあえて、手紙を通じて人間関係と自身の成長を築いていく人間成長物語。“死と再生”のテーマ。

映画『アパートの鍵貸します』

映画『アパートの鍵貸します』ネタバレ・あらすじ・感想。ジャック・レモン&シャーリー・マクレーンの姿に時代が見える。「パワハラはダメ!」
映画『アパートの鍵貸します』ネタバレ・あらすじ・感想。ジャック・レモン&シャーリー・マクレーンの姿に時代が見える。「パワハラはダメ!」映画『アパートの鍵貸します』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『アパートの鍵貸します』IMDbサイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『アパートの鍵貸します』の作品概要 『アパートの鍵貸します』は、1960年制作のアメリカ映画。原題『The Apartment』名匠ビリー・ワイルダー監督の最高演出と言われる作品。ロマンチック・コメディー最高傑作。アカデミー作品賞、監督賞、脚本賞、美術賞、編集賞の5部門受賞。主演はジャック・レモンとシャーリー・マクレーン。ニューヨークを舞台にした恋愛映画。

映画『マチネの終わりに』

【ネタバレ酷評】映画『マチネの終わりに』あらすじ・結末。物語も演出も撮影もダメ。福山雅治&石田ゆり子の糸引くキスシーン。
映画『マチネの終わりに』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。ネタバレ・あらすじ・結末を記述。作家・平野啓一郎の原作。2015年3月から2016年1月まで毎日新聞朝刊及びnoteにて連載された。福山雅治、石田ゆり子主演で2019年に映画版が公開。有名なギタリストが自身の音楽活動に悩んでいる時にジャーナリスト洋子が現れ恋に落ちる。しかし洋子にはフィアンセがいた。恋にルールはない。洋子をものにしようとパリまでいく。

映画『ボーダー 二つの世界』

映画『ボーダー 二つの世界』あらすじ・ネタバレ・作品情報・感想・評価。LGBTをも凌駕した多様性の映画。美しい心になれる映画
映画『ボーダー 二つの世界』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館情報を記載しています。またネタバレ・あらすじ・感想・評価・まとめについても書いています。北欧デンマークから新たな映画が届きました。監督はイラン系デンマーク人です。容姿による差別・偏見、さらに性差別の問題についても大きなメッセージを感じ取ります。多様性の時代が到来しました。認め合うことが21世紀を生きるテーマ。

映画『あなたの名前を呼べたなら』

インド映画『あなたの名前を呼べたなら』身分を越えた恋物語の行方は?差別、貧困とカースト制度について考えてみる。ネタバレ・あらすじ・感想・結末・評価
カースト制度が色濃く残るインドで身分の差を越えた恋愛物語を女性映画監督ロヘナ・ゲラが描いた。監督曰く、現在では絶対に起こりえない恋物語だそうだ。監督は絶望的な差別、貧困に悩む庶民がいつか自由を手に入れ、幸せに暮らせる日を願って作ったのだろう。インド映画にしては歌、踊りの演出が抑えられ、おしゃれな作りになっている。

映画『秒速5センチメートル』

新海誠監督映画『秒速5センチメートル』初恋・ファーストキス・遠距離・再会を通じて成長する青年の心模様は桜の速度。ネタバレ・あらすじ・感想・評価。
『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』に続く、新海誠の第3作目の劇場公開作品。小学生の初恋相手の女性への想いを抱きながら生きる青年。短編三部作にまとめて青年の成長を描いている。主人公の貴樹はずっと“秒速3センチメートル”状態のままだ。いつ脱出するのか。それと相まって女性たちは過去を振り切って生きていく強さがある。

映画『マーウェン』

映画『マーウェン』ロバート・ゼメキスvsスティーブ・カレルが描くトラウマを乗り越える人間成長物語に感動。ネタバレ・あらすじ・感想・評価
些細な発言により暴行され、過去の記憶を失ったマーク・ホーガンキャンプ。トラウマを抱え、救いを人形アニメの撮影に向けた。町の人の助けによってトラウマを克服。監督はロバート・ゼメキス。主演にスティーブ・カレル。アメリカに根付くヘイトクライムをテーマに、困難を乗り越えて戦う人間成長物語を実写と人形アニメを用いて描く。

映画『ほしのこえ』

新海誠監督 映画『ほしのこえ』ミカコとノボルの宇宙恋愛物語の結末。感想・評価・ ネタバレ・あらすじ
日本を越えて世界に衝撃を与えた作品である。『ほしのこえ』は新海誠がたった一人で作り上げた。会社勤めをしながらも映画制作への情熱が消えず昼夜を通して作ったという。若き日の新海誠の情熱がほとばしる素晴らしい作品である。本映画は数々の賞を獲得した。そして新海は空高く羽ばたいた。

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』悪女が目指す究極の愛のゴール 男は悲劇 ネタバレ・あらすじ・感想
本作は第71回カンヌ国際映画祭最優秀監督賞を受賞。さらに第91回アカデミー賞では外国語映画賞・監督賞・撮影賞の3部門にノミネートされた。とても素晴らしい映画だ。社会主義時代のポーランドを舞台にピアニストと歌手の恋愛逃避劇。ワルシャワ、ベルリン、パリで展開。究極の恋愛とは命をかけること。破滅的な女、悪女だが可愛い。

映画『リヴァプール、最後の恋』

女優グロリア・グレアムの最後の恋『リヴァプール、最後の恋』あらすじ・ネタバレ・感想・評価。年齢差を超えた悲哀。
かつてアカデミ助演女優賞をとった名女優の最後の恋を映画いた作品。今や落ち目となったグロリア・グレアムは渡英しチャンスを伺っていた。そんな時、若き無名の俳優ピーターと出会い激しく恋に落ちる。二人はニューヨークに移り生活を共にするが、グロリアに悲劇が訪れる。二人は別れる事になるが、グロリアはピーターを追って再びイギリスへ向かう

 

 

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映画『春琴抄(1976)』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
西河克己
脚本
衣笠貞之助 西河克己
原作
谷崎潤一郎
製作
堀威夫 笹井英男
制作補
金沢博 近井一成
撮影
萩原憲治
美術
佐谷晃能
音楽
佐藤勝
録音
福島信雅
照明
川島晴雄
編集
鈴木晄
助監督
村井良雄
スチル
中尾孝
宣伝担当
富山省吾
お琴(山口百恵)
佐助(三浦友和)
鵙屋安左衛門(中村竹弥)
しげ(風見章子)
お良(井原千鶴子)
富三郎(若杉透)
温井与平(桑山正一)
美濃屋利太郎(津川雅彦)
千吉(品川隆二)
春松検校(中村伸郎)
市蔵(小松方正)
善助(名古屋章)
芸妓(絵沢萠子)
お種(北川たか子)
お吉(榊原郁恵)
1976年製作/97分/日本
配給:東宝

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