映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』公式サイト・IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。
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『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』
(2022年製作/128分/G/イギリス)
原題:Operation Mincemeat
配給:ギャガ
【監督】
ジョン・マッデン
【製作】チャールズ・S・コーエン イアン・カニング エミール・シャーマン クリス・サイキエル【製作総指揮】サイモン・ギリス クリスチャン・マクローリン【原作】ベン・マッキンタイア【脚本】ミシェル・アシュフォード【撮影】セバスチャン・ブレンコー【美術】ジョン・ポール・ケリー【編集】ビクトリア・ボイデル【音楽】トーマス・ニューマン
【出演】
コリン・ファース
マシュー・マクファディン
ケリー・マクドナルド
ペネロープ・ウィルトン ジョニー・フリン
ジェイソン・アイザックス
(C)Haversack Films Limited 2021
- 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』外部リンク
- 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のオススメ度は?
- 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の作品情報・概要
- 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の受賞歴
- 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のあらすじ・ネタバレ
- 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の感想・内容
- 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の考察・評価
- 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の結末
- 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のキャストについて
- まとめ 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』一言で言うと!
- 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
- 合わせて観たい映画
- 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の作品情報
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』外部リンク
【HPサイト】
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』公式サイト
【予告映像】
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』トレーラー
【公式Twitter】
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』
【IMDbサイト】
【 Rotten Tomatoesサイト】
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のオススメ度は?
星3つ半です
歴史がわかる
「死体」が活躍するとは
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の作品情報・概要
『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体』原題『Operation Mincemeat』は2022年のイギリスの戦争ドラマ映画。ジョン・マッデン監督作品。コリン・ファース、マシュー・マクファディン、ケリー・マクドナルド、ペネロープ・ウィルトン、ジョニー・フリン、ジェイソン・アイザックスらが出演。第二次世界大戦中におけるイギリス軍の「ミンスミート作戦」を描いたベン・マッキンタイアーの著書に基にしている。
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の受賞歴
無し(2022年2月現在)
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のあらすじ・ネタバレ
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のあらすじ・ネタバレ:起
1943年、表向きは弁護士だったモンタギューは妻子と共に過ごし、英国諜報部(MI5)として任務にあたります。妻子をアメリカに送り、弟と暮らしつつドイツ侵攻の会議をすることに…上官はシチリア島へ軍を送ると見せかけてシチリアに攻め入ろうと考え、良い案がないか意見を募りました。
そして、偽造文書でドイツを騙そうという話が持ち上がり、モンタギューとチャムリーは具体的な内容を提案したことで作戦の指揮をとります。モンタギューは子供に読み聞かせていた本の内容を踏まえて、実在する少佐に見せかけて遺体を用意し、機密文書と私用の手紙を持たせることでドイツに信じ込ませようとしました。
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のあらすじ・ネタバレ:承
モンタギューたちはジーンという女性の協力を得て、彼女の若い頃の写真を入手。架空のマーティン少佐に持たせることにし、彼にはパムという恋人がいるという設定を作り上げます。その後、架空上の2人が互いに宛てた手紙を用意すべく、モンタギューは手紙を十回以上も書き直して上官の承認を得ました。
その後、チャムリーは遺体と共に潜水艦に乗り込んでマーティン少佐に見せかけた遺体を海へ。遺体はスペインの海岸に打ち上げられ、漁師に運ばれます。イギリスがあらかじめ送っていたスパイの兵は、遺体が医師に調べられる前に上に報告を促しました。そして、二重スパイだと思われていた兵がいましたが、彼は実は三重スパイ。モンタギューと連絡をとってヒトラーの元に手紙が届くよう、ヒトラーに対して影響力のあるキューレンタールの信用を得ました。
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のあらすじ・ネタバレ:転
そうして秘密裏のやり取りが繰り広げられた結果、イギリスに遺体が所持していた手紙などが返されます。一見、開封されていないように見えた手紙ですが、忍ばせていたジーンのまつ毛が無く、手紙の折り目にも変化が見られたため開封されていると断定。ドイツはイギリスがギリシャに攻め入ると信じたと思われますが…なんと、ジーンの写真がバレてしまうという事態が発生しました。
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のあらすじ・ネタバレ:結
彼女の家にテディが現れ、遺体に持たせていたジーンの昔の写真を見せつつ、彼女に「何を企んでいるのか?」と問うのです。ジーンは真実を話しつつ、ギリシャ侵攻の話は本当だとウソを伝えました。
モンタギューはそのことを知り、彼女の写真を使ったことを後悔。上官からも叱咤されますが、シチリアを攻め入る計画が実行されます。モンタギュー達は反ヒトラー分子が動いてくれると信じて待ち続けたある日、作戦成功の知らせを受けました。モンタギューとチャムリーは安堵し、各々の人生を歩みます。
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の感想・内容
第二次世界大戦において、まさかの作戦を実行したという実話を元にした映画でしたね。イギリスがドイツを欺くため、奇抜な作戦を実行するまでの過程が描かれましたが、上手くいくという展開に意外性も感じさせます。というのも、最初は溺死死体すら見つからず、いざ見つけたと思えば死体を使って証明写真を撮ろうというのですから驚きです。
「こんな調子で上手くいくのだろうか?」と思って見進めると、ジーンが死体とそっくりな顔の男性を連れてきたことで、証明用の写真が確保できました。また、彼女の協力があったからこそ架空のパムという女性も用意しやすくなったことを考えると功績の大きさを改めて感じさせますね。そうしたことも含めて、作戦を真面目に考えるモンタギューとチャムリーとジーンの3人の動向も見どころとなりました。
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の考察・評価
モンタギューとジーンのロマンスが描かれるのは、映画ならではの演出ですね。架空とは言え、マーティン少佐とパムのロマンスを考えるにあたり、モンタギューたちも互いを意識し合うようになったのかなと…始めは応援したいと思いましたが、モンタギューには妻子がいることを認識させられてからは考えを改めました。ジーンも同様で、ゲーム感覚で自身と接していたのではと疑いを持ったこともあり関係に終わりを告げた…翻弄された彼女の姿を思うと納得です。
それでもモンタギューが彼女への思いを改めて認識したり、最後にかけては協力し合うのは安心させられました。作戦を終えた後のモンタギューは妻子と共に平穏に暮らしたという字幕があったのも良かったです。
またチャムリーは密かに上官からモンタギューの監視を命じられており、モンタギューや弟に不審な行動が無いか常に意識していたようでしたね。最後にはそのことをモンタギューに打ち明けて、上官は彼の働きに免じて戦争で亡くなったチャムリーの兄の遺体を発見。この時代、近親者の遺体が戻らないことに対する悲しみをチャムリーや母親が語ってくれていたのを見ると、報われたのかなと思いました。
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の結末
偽のマーティン少佐の遺体がスペインに到着してからも波乱が続き、ハラハラさせられたのが見どころです。溺死専門の医師が遺体を解剖しようとしてスパイが焦ったり、三重スパイがキューレンタールを説得しようと渋々ながらも行動を起こしたりするのです。中立であるスペインがドイツとイギリスに対してどう動くのかが見もので、手紙の開封があったかどうかを判断する際の技術にも驚きでした。
途中でイギリスのチャーチル首相にも作戦が知らされますが、モンタギューに疑いをかける上官が嫌々そうに報告するのを見てどうなるか見守りたくなりましたね。所々の登場人物からも今回の作戦の賛否が聞けたりするため、自分でも改めて「ミンスミート作戦」について考察したくなる作品です。
映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』のキャストについて
ユーエン・モンタギュー(コリン・ファース)
チャールズ・チャムリー(マシュー・マクファディン)
ジーン・レスリー(ケリー・マクドナルド)
ヘスター・レゲット(ペネロープ・ウィルトン)
イアン・フレミング少佐(ジョニー・フリン)
ジョン・ゴドフリー(M)(ジェイソン・アイザックス)
まとめ 映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』一言で言うと!
「死体遺棄にならなかった時代」
今では無理でしょう。死体にも人権がある時代です。
『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
合わせて観たい映画
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映画『絶唱(1975)』
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『アメリカン・スナイパー』
狙撃兵って「ヒーロー」なのだろうか?

映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ジョン・マッデン
製作
チャールズ・S・コーエン イアン・カニング エミール・シャーマン クリス・サイキエル
製作総指揮
サイモン・ギリス クリスチャン・マクローリン
原作
ベン・マッキンタイア
脚本
ミシェル・アシュフォード
撮影
セバスチャン・ブレンコー
美術
ジョン・ポール・ケリー
編集
ビクトリア・ボイデル
音楽
トーマス・ニューマン
ユーエン・モンタギュー(コリン・ファース)
チャールズ・チャムリー(マシュー・マクファディン)
ジーン・レスリー(ケリー・マクドナルド)
ヘスター・レゲット(ペネロープ・ウィルトン)
イアン・フレミング少佐(ジョニー・フリン)
ジョン・ゴドフリー(M)(ジェイソン・アイザックス)
2022年製作/128分/G/イギリス
原題:Operation Mincemeat
配給:ギャガ