映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
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『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』
(2020年製作/104分/G/アメリカ)
原題『The Comeback Trail』
【監督】
ジョージ・ギャロ
【製作】フィリップ・キム パトリック・ヒブラー ジョイ・シロット・ハーウィッツ ジュリー・ロット・ギャロ リチャード・サルバトーレ デビッド・E・オーンストン【製作総指揮】パトリック・マルドゥーン サイモン・ウィリアムズ ジョー・シンプソン ピーター・タッチ ジョージ・ギャロ ベン・ルェディンガー ジェイソン・アリソン マイケル・S・スミス フランチェスカ・ランツ アンドレア・チュン カイル・ストラウド ルーク・ダニエルズ アラン・パオ マーティン・スプロック ライアン・R・ジョンソン ジョエル・マイケリー ジェフ・ウォールナー ジェフ・ライス ロブ・モラン チャンドラー・リアソン チャールズ・アンドロス【オリジナル脚本】ハリー・ハーウィッツ【脚本】ジョージ・ギャロ ジョシュ・ポスナー【撮影】ルーカス・ビエラン【美術】スティーブン・J・ラインウィーバー【衣装】メリッサ・バーガス【編集】ジョン・M・ビターレ【音楽】アルド・シュラク
【出演】
ロバート・デ・ニーロ トミー・リー・ジョーンズ モーガン・フリーマン
ザック・ブラフ エミール・ハーシュ エディ・グリフィン ケイト・カッツマン ブレメル・デシュタニ
【HPサイト】
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』公式サイト
【予告映像】
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』トレーラー
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』のオススメ度は?
星2つです
「うーん」物悲しい気持ちになりました
三人とも往年の大スターですが、、、
「うーん」
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』の作品情報・概要
『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』原題『The Comeback Trail』2020年のアメリカ合衆国のクライムコメディ映画。ジョージ・ギャロ監督作品。脚本家ハリー・ハーウィッツの『The Comeback Trail』のリメイク作品。年老いた映画プロデューサー役のロバート・デ・ニーロ(映画『アイリッシュマン』や映画『ゴッドファーザーPARTII』)、引退した往年の大スターをトミー・リー・ジョーンズ(映画『アド・アストラ』)、老齢なギャングのボスをモーガン・フリーマン(映画『ショーシャンクの空に』や映画『インビクタス/負けざる者たち』や映画『許されざる者(1992)』)が演じている。
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』のあらすじ・ネタバレ
ハリウッド映画界の中で、B級映画を作り続けているプロデューサーのマックス(ロバート・デ・ニーロ) の作る映画はどれもコケてばかり。まったくヒットしない。おまけに借金ばかりが増えていく。前作はギャングのボスであるレジー(モーガン・フリーマン)から35万ドル借りて製作したが不発となる。レジーから返済を迫られ窮地に陥る。そこで、思いついたアイデアは「映画撮影中に俳優が事故死して保険金をとろう」 だ。キャスト探しに奔走すると往年の大スター俳優デューク(トミー・リー・ジョーンズ) を見つけて口説き落とす。いざクランクインすると、デュークがなかなか死んでくれない。イラつくレジー。そして、、、。
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』の感想・内容
「同窓会へ行きたくなる映画」となります。もちろん、この感想はわたしの個人的なもので、本映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』の内容とは異なります。
この映画に登場する三人はかつては大スターでした(失礼)ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンらです。
いまでも現役で俳優活動を行なっていますが、正直申し上げて「旬を過ぎた」人たちです。彼らが演じる役柄はどんどん減って行くでしょう。
これはわたしの勝手な想像ですが、もしこの三人が集まって、「俺たちはこのままでは終われない」「もう一回、銀幕へ戻ろう!」と士気を高めたのであれば、それは正しく同窓会で見られる光景そのものなのです。
実際は、どのように製作が決定したのかはわかりませんが、ハリウッドの洒落たバーでビールをやりながらのミーティングを想像するだけで楽しくなります。
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』の考察・評価
さて、『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』は年老いたフィルムメーカーと往年の大スター、そして老ギャングの三人が繰り広げるコメディ映画です。
ここまで歳をとるとやっぱりアクションは無理でしょう。さらに作品性が高くて、セリフが多い物語もひょっとしたら難しいのかもしれません。
だからと言ってコメディが簡単かと言うわけではありません。ただ三人とも、良い感じで円熟味が出ていますから笑えてくるのです。
例えばロバート・デ・ニーロが出演した映画『レイジング・ブル』、フリーマンの映画『ミリオンダラー・ベイビー』、トミー・リー・ジョーンズにおいては日本のCM映像がどうしても思い出されてしまうのです。
そうなると、過去の勇姿と比較してしまう自分がいるのです。大変失礼ですが、「やっぱり映画は若い人に限る」と思わざる得ないのです。
何だか哀れな気持ちを抱いてしまうのはわたしだけでしょうか。
「老体をさらしたくない」の如く、若くして引退した俳優はたくさんいます。それはやはり自身のイメージを損ないたくないからでしょう。
映画『パリの恋人』で、オードリー・ヘプバーンと華麗なダンスを披露したフレッド・アステアもそうかもしれません。
ですからロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンの三人を観ていると確かに演技が上手く笑えるのですが、どちらかと言うと「笑い泣き」状態になってしまうのです。
これはわたしの懐古思想が勝手に発動した結果ですが、なんとも物哀しくて、「中学の時のあの人は何をしているのだろう」との想いに包まれてしまったのです。
ですから冒頭の「同窓会へ行きたくなる映画」という感想に繋がったのです。
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』の結末
さてさて、肝心の映画ですが吉本新喜劇と同じく、予定調和で進みますからとても安心して観ることができます。
いわゆる観ているわたしたちに“ボケ”と“ツッコミ”を入れさせてくれるのです。「そんなのないでしょ!」とか「さっきやったでしょ!」などです。
これはコメディ映画の構成として、良くできていると思います。
コメディ映画に必要なのは、老若男女ともに、世界のどの地域に住んでいる人でも笑える演出を用意するところです。
チャップリンなんてまさにそうです。日本のコメディは内輪ネタが多いので、世界で通用しないと感じることがあります。
でも本映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』は往年の大スターがコミカル演技で楽しめせてくれます。何も考えずに鑑賞することをオススメします。
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』のキャストについて
マックス(ロバート・デ・ニーロ)
デューク(トミー・リー・ジョーンズ)
レジー(モーガン・フリーマン)
ザック・ブラフ
エミール・ハーシュ
エディ・グリフィン
ケイト・カッツマン
ブレメル・デシュタニ
まとめ 映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』一言で言うと!
「過去の栄光と比べてはいけないけれど」
何だか物哀しくなりました。この三人の俳優の次作はなんだろうか?と考えたくないです。例えばクリント・イーストウッドの出演映画ではこんな気持ちになりません。映画にかける情熱の違いなのでしょうか。
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イタリア人て本当に「家族愛」が強い!
映画『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ジョージ・ギャロ
製作
フィリップ・キム パトリック・ヒブラー ジョイ・シロット・ハーウィッツ ジュリー・ロット・ギャロ リチャード・サルバトーレ デビッド・E・オーンストン
製作総指揮
パトリック・マルドゥーン サイモン・ウィリアムズ ジョー・シンプソン ピーター・タッチ ジョージ・ギャロ ベン・ルェディンガー ジェイソン・アリソン マイケル・S・スミス フランチェスカ・ランツ アンドレア・チュン カイル・ストラウド ルーク・ダニエルズ アラン・パオ マーティン・スプロック ライアン・R・ジョンソン ジョエル・マイケリー ジェフ・ウォールナー ジェフ・ライス ロブ・モラン チャンドラー・リアソン チャールズ・アンドロス
オリジナル脚本
ハリー・ハーウィッツ
脚本
ジョージ・ギャロ ジョシュ・ポスナー
撮影
ルーカス・ビエラン
美術
スティーブン・J・ラインウィーバー
衣装
メリッサ・バーガス
編集
ジョン・M・ビターレ
音楽
アルド・シュラク
マックス(ロバート・デ・ニーロ)
デューク(トミー・リー・ジョーンズ)
レジー(モーガン・フリーマン)
ザック・ブラフ
エミール・ハーシュ
エディ・グリフィン
ケイト・カッツマン
ブレメル・デシュタニ
2020年製作/104分/G/アメリカ
原題:The Comeback Trail
配給:アルバトロス・フィルム