映画『マッチポイント』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『マッチポイント』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『マッチポイント』
(2005年製作/124分/PG12/イギリス)
原題『Match Point』
【監督】
ウッディ・アレン
【製作】レッティ・アロンソン ギャレス・ワイリー ルーシー・ダーウィン【製作総指揮】スティーブン・テネンバウム【脚本】ウッディ・アレン【撮影】レミ・アデファラシン【美術】ジム・クレイ【衣装】ジル・テイラー【編集】アリサ・レプセルター
【出演】
ジョナサン・リース=マイヤーズ
スカーレット・ヨハンソン
エミリー・モーティマー ブライアン・コックス ペネロープ・ウィルトン マシュー・グード
【HPサイト】
映画『マッチポイント』IMDbサイト
【予告映像】
映画『マッチポイント』トレーラー
映画『マッチポイント』NHK BSプレミアム放送は?
未定
映画『マッチポイント』のオススメ度は?
星5つです
ウディ・アレンは映画の神さま
スカーレット・ヨハンソンの唇が「セクシー」
人生は一瞬で決まることがある
映画『マッチポイント』の作品情報・概要
『マッチポイント』原題『Match Point』2005年公開のイギリスの映画。ウディ・アレン監督・脚本作品(映画『ミッドナイト・イン・パリ』や映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』)(36本目の監督作で未出演は10本目)2005年のアカデミー脚本賞にノミネート。ジョナサン・リース=マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン(映画『ジョジョ・ラビット』や映画『マリッジ・ストーリー』)、エミリー・モーティマー、ブライアン・コックス、ペネロープ・ウィルトン(映画『ガーンジー島の読書会の秘密』)、マシュー・グード(映画『オフィシャル・シークレット』)らが出演。
映画『マッチポイント』のあらすじ・ネタバレ
イギリスのロンドン。アイルランド人のクリス(ジョナサン・リース・メイヤーズ)は元プロテニスプレイヤー。英国の上流階級に憧れる野心家で、チャンスを伺っている。運良く特別会員制テニスクラブのコーチの職に就いた。さらに幸運が重なり、大金持ちのトム(マシュー・グード)と親しくなる。そしてトムの妹・クロエ(エミリー・モーティマー)と出会い、好意を持たれる。まさに渡りに船だ。トム家族主催のパーティで、クリスはそこでアメリカ人のノラ(スカーレット・ヨハンソン)と出会ったことで運命が急転する。ノラは女優志望でとても美しく、さらに挑発的な態度に惑わされて、クリスは惹かれていく。クリスとクロエは交際を開始することになるが、ノラのことが忘れられない。そして、ある日クリスは偶然街でノラと出会い、酔った勢いで関係を持ってしまう。
映画『マッチポイント』の感想・内容
「ウディ・アレンが大好きになる映画」です。
「人生とは本当にわからない。一瞬先は闇、あるいはチャンスは突然空から降ってくる」それをテニスゲームとして表しています。
アレンの作品はいつも人生を考えさせられます。うまく進んでいた人生も少しのタイミングで、奈落の底へ向かったり、天空の喜びに変わっていたりするものです。繰り返します。
「本の一瞬のタイミング」で全てが変わるのです。
そこには神様の意思が関係あるかないかより本当にわずかなタイミングだけでしょう。
改めて書かなくても、長い人生を過ごした皆さんにも心当たりがあるのではないでしょうか。
自身の過去を振り返って「あの時、ああすれば良かった」とか「あの人はいい選択をした」などなど。もう後戻りは出来ませんが、人は過去を振り返る時、悔恨の念を抱くことが多いようです。
でも時間は前にしか進まないので、心を切り替えて生きていくしかありません。
映画『マッチポイント』の考察・評価
さて、本映画『マッチポイント』は悪人でもそのチャンスをつかめば「勝ち組人生を手に入れることができるのか」と期待させながら進行していきます。自然と悪人を応援している自分に気がつきます。
でも、でもです。やっぱり人生において悪行は許されないのだと最後に痛烈なパンチを見舞って来ます。ここがウディ・アレンの素晴らしい思想であり、感性であり、演出の賜物でしょう。
いくら上手くやってもやはりズルいこと、あるいは犯罪に加担している者にはマッチポイントは訪れないのです。
打ったテニスボールは相手のコートに転がりません。自分のコートに跳ね返って来ます。それはポイントを失うことを意味しています。「人生のポイント」です。
ウディ・アレンは、人間の善悪という二つの感情を120分かけてわたしたちにわかりやすく明示してくれました。
映画『マッチポイント』の結末
わたしたちの人生は度々、大きな決断を強いられます。万事上手く進めよ!と囁きに惑わされず、前を行くのは難しいです。
いつも何らかの罠が待ち構えているのが人生です。ボールはどちらに転がるかわかりません。
相手側に落ちれば勝ちかもしれませんが、自身のコートに落ちたら「ああ、無情」となり、報われません。でも、もし自分が懸命に人生を歩んでいるのなら、運に任せる必要はないと思います。
ボールはきっと自ら望んだ真実へと転がっていくと思います。ウディ・アレンは「人生は自分で切り開け」とも教えてくれました。
映画『マッチポイント』のキャストについて
クリス・ウィルトン(ジョナサン・リース=マイヤーズ)
ノラ・ライス(スカーレット・ヨハンソン)
クロエ・ヒューイット・ウィルトン(エミリー・モーティマー)
アレックス・ヒューイット(ブライアン・コックス)
エレノア・ヒューイット(ペネロープ・ウィルトン)
トム・ヒューイット(マシュー・グード)
まとめ 映画『マッチポイント』一言で言うと!
「スカーレット・ヨハンソンが妖艶すぎる」
とても美しいです。スカーレット・ヨハンソンが本当に妖艶です。こんな女性に出会ったら誰もが人生が狂ってしまうのではないでしょうか。
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映画『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』
レイプと殺人を楽しむクソ野郎です
映画『テッド・バンディ』
テッド・バンディ無くしてサイコパスは語れません
映画『私の知らないわたしの素顔』
ビノシュの妖艶さが恐ろしさを増長させます
映画『マッチポイント』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ウッディ・アレン
製作
レッティ・アロンソン ギャレス・ワイリー ルーシー・ダーウィン
製作総指揮
スティーブン・テネンバウム
脚本
ウッディ・アレン
撮影
レミ・アデファラシン
美術
ジム・クレイ
衣装
ジル・テイラー
編集
アリサ・レプセルター
クリス・ウィルトン(ジョナサン・リース=マイヤーズ)
ノラ・ライス(スカーレット・ヨハンソン)
クロエ・ヒューイット・ウィルトン(エミリー・モーティマー)
アレックス・ヒューイット(ブライアン・コックス)
エレノア・ヒューイット(ペネロープ・ウィルトン)
トム・ヒューイット(マシュー・グード)
2005年製作/124分/PG12/イギリス
原題:Match Point
配給:アスミック・エース