最恐芸術『サスペリア』はリメイクはオリジナルを凌駕する。映画館は沈黙に包まれた。

上映中
映画『サスペリア』公式サイト
超名門バレエ団「マルコス・カンパニー」に入団したスージーは、カンパニーに潜む、恐ろしく邪悪な「何か」の存在におびえる。やがて「それ」は仲間を1人、また1人と殺していく――。カルトホラーの傑作、想像を超えた最恐のリメイクが結実。

 

『サスペリア』(152分/伊・米/2018)
 原題 『Suspiria』

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ネタバレの記事が出ているが、読んでから観ても、観てから読んでも楽しめる

ルカ・グァダニーノ監督のやりたかった芸術世界だろう

ルカ・グァダニーノ監督の芸術世界満載の映画だと言える。正直、映画が始まってものの30分でストーリーを追いかけるのを止めてしまった。私はホラーとかサスペンスは得意な方ではないが、ルカ・グァダニーノ監督の前作の『君の名前で僕を呼んで』の繊細なイメージが気に入ってのと、予告で流される“美”一色が観たかったのだ。

この映画を観ながら、偉大な映画監督が私の目の前に現れた

 なんと言うのだろうか、この作品を観ていて色んな監督の作品が走馬灯のように観えてきたのである。もちろんこれは私個人の勝手な見解であり、楽しみ方であることは言うまでもない。まず黒澤明監督の『影武者』、次にスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』、更にデビット・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』と来た。そして最後にジム・ジャームッシュ監督の『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ 』だ。この列挙された作品に思いを馳せてみる。黒澤の大胆かつ繊細とキューブリックの未体験の演出、リンチの不可解さとジャームッシュの芸術が合わさったような感覚を覚えたのだ(最もジャームッシュが浮かんだのはティルダ・スウィントンが呼び水になったのは言うまでもない)

身を委ね、浴びるように観る

 途中から私は座席に身を委ねていた。そしてスクリーンから発せられる光を浴びるように鑑賞していた。それがとても心地良かったのだ。最早、ストーリーを追いかけることなどなかったのだ。それで良いと思う。この映画はまさに日常からかけ離れた世界へ私たちを誘ってくれる素晴らしい作品なのだ。この映画の講評はたくさん出ているし、これからも賛否両論が起こるだろう。でも私はそんなことはどうでも良いのだ。

持ち帰って楽しめる映画

 今でも残像が観える。残響音も聴こえる。このように家まで持ち帰ることが出来、しばらく楽しむことが出来る映画に出会えて幸せな気分だ。素晴らしい作品だ。

映画のことなら映画.comより引用

スタッフ
監督
ルカ・グァダニーノ
製作
マルコ・モラビート
ブラッドリー・J・フィッシャー
ルカ・グァダニーノ
デビッド・カイガニック
シルビア・ベンチュリーニ・フェンディ
フランチェスコ・メルツィ・デリル
ウィリアム・シェラック
ガブリエレ・モレッティ
カルロ・アントネッリ
製作総指揮
キンバリー・スチュワード
ローレン・ベック
ジョシュ・ゴッドフリー
ステラ・サビーノ
ジェームズ・バンダービルト
ロベルト・マンニ
マッシミリアーノ・ビオランテ
脚本
デビッド・カイガニック
オリジナル脚本
ダリオ・アルジェント
ダリア・ニコロディ
撮影
サヨムプー・ムックディープロム
美術
インバル・ワインバーグ
衣装
ジュリア・ピエルサンティ
編集
ウォルター・ファサーノ
音楽
トム・ヨーク
音楽監修
ロビン・アーダング
キャスト
ダコタ・ジョンソンスージー
ティルダ・スウィントンマダム・ブラン
ミア・ゴスサラ
クロエ・グレース・モレッツパトリシア
ルッツ・エバースドルフジョセフ・クレンペラー
ジェシカ・ハーパーアンケ
アンゲラ・ビンクラー
イングリット・カーフェン
エレナ・フォキーナ
シルビー・テステュー
レネ・ソーテンダイク
クリスティーン・ルブット
ファブリツィア・サッキ
マウゴーシャ・ベラ
作品データ

原題 Suspiria
製作年 2018年
製作国 イタリア・アメリカ合作
配給 ギャガ
上映時間 152分
映倫区分 R15+