映画『女王陛下のお気に入り』は豪華絢爛なセットと衣装に大英帝国と言う時代が見える。エマ・ストーンが美しい。感想とネタバレあり。

2019年製作
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『女王陛下のお気に入り』

原題 The Favourite』(120/アイルランド・イギリス・アメリカ合作/2018

監督 ヨルゴス・ランティモス

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  1. イギリス王室を舞台にした映画が多い。やはり高貴な人たちへの憧れがあるのだろう
    1. 日本の皇室を舞台にした映画を観たい気がするが、難しいだろう。
    2. 日本の皇室は神聖なままでいて欲しい。
    3. 全く可愛げのない王女。権力がここまで醜くさせたのか
    4. 心を許すと弱みを握られてしまう危険性がある
    5. 権力とは他人を強制し服従させる力。抑えつけるエネルギーが無駄に感じるられるが
    6. オリビア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン、それぞれが仕事を尊重している。
    7. ヨルゴス・ランティモス 監督の何とも言えない世界観。胃が重たくなる感じが良い。
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イギリス王室を舞台にした映画が多い。やはり高貴な人たちへの憧れがあるのだろう

日本の皇室を舞台にした映画を観たい気がするが、難しいだろう。

 イギリス王室を舞台にした映画が多い。近年、特に多い気がする。『ヴィクトリア女王 最期の秘密』『エリザベス』『英国王のスピーチ』『ダイアナ』など。そして『ふたりの女王メアリーとエリザベス』もまもなく公開予定だ。

日本の皇室は神聖なままでいて欲しい。

 これだけ多いと言う事はそれなりにファンがついているのだろう。日本の皇室を舞台にした映画はあまり見ない。私としては観たいような観たくないような複雑な気持ちになる。日本の皇室は神聖な存在と言うイメージがある。だから観てはいけないと自ずとストップがかかる。

 ミステリアスな方が良いこともあるのだ。もちろん作るのは自由であるし、宮内庁からもお許しは出るだろう。でもやはり日本人はこの皇室に対してとても大きな敬意を持っている証拠で、無闇に皇室に触れたはいけないと心得ている。

全く可愛げのない王女。権力がここまで醜くさせたのか

 さてこの映画はアン王女の人間性をこれでもかと言うくらい描いている。いや暴いている。めちゃくちゃな人間だ。高慢でヒステリック、そして嫉妬深い。もちろん権力者であるから絶対的な独裁者だ。イギリス王室を扱う映画では多少は女王の可愛げのある性格や心優しい姿を見せているが、この映画のアン王女にはそう言った面が一切無いと言っていい。だから糖尿病で苦しんでいても同情できない。

心を許すと弱みを握られてしまう危険性がある

 ただし、侍女のサラの言うことは聞く。なぜか聞く。彼女の前ではまるで奴隷だ。その理由が次第にわかる。それは当時としては信じられないことだ。弱みだ。

 この映画は女同士の戦いだ。静かにだが、激しい憎悪が渦巻く。如何に女王の心を操るかを争っている。女王の信頼を得るために虚言や策略を企てたり、密告や嘘、デマを流したりする。なぜそこまで女王に気に入られたいのか。それはやはりこのイギリスの階級社会に起因すると言える。とにかくひとつでも上の階級に属していたいのだ。

 エマ・ストーン演じるアブゲイルはかつて上流階級に属していたが、親の失態によって没落した。その生活は惨めだった。だからもう二度と戻りたく無い。自分の身分が安泰であれば国家などどうでもいいという考えまで浮かんで来そうで恐ろしい。

権力とは他人を強制し服従させる力。抑えつけるエネルギーが無駄に感じるられるが

 当時のイギリスはフランスと戦争をしていた。それを知ってか知らずかあいも変わらず、豪華絢爛な調度品と衣装、パーティーなどで散財している。宮殿の維持費もバカにならないだろう。この映画で残念なのは少しだけで良いから、一般の人々の暮らしを見せて欲しかった。対比させて浮き彫りにすることで映画に入っていけるからだ。

 権力とは何だろうか。辞書によると他人を強制し服従させる力とある。改めて読むと背中がゾクッとするほど恐ろしい。自由がなくなる気がする。一度、抑えつけられるもう逃げられない。では抑えつける方はどうなのだろうか。こちらはこちらで苦しいだろう。何人もいや何万人も抑えているのだから、相当エネルギーが必要だ。抑えが外れると混乱や騒乱になってしまう。蜂の巣状態だ、、、。そう考えると何かしらの権力を振るう人も必要なのかもしれない。難しいところだ。

オリビア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン、それぞれが仕事を尊重している。

 さて、アン王女を演じたオリビア・コールマンは本当に見事な嫌われ者役を演じきっている。しかも醜い。目の焦点が独特に感じた。もちろんオスカー女優レイチェル・ワイズの悪女っぷりも素晴らしい。胸、呼吸で感情を表す女優だ。そしてエマ・ストーンは衝撃の『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』変身からまたしても、我々の期待を裏切ってくれた。本当にノリに乗っている女優だ。

ヨルゴス・ランティモス 監督の何とも言えない世界観。胃が重たくなる感じが良い。

 最後にヨルゴス・ランティモス 監督の世界は本当に深い(または不快)と感じた。前作の『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は本当に恐ろしかった。本作も違った恐ろしさだった。特にエンディングのアン王女とアビゲイルの顔の切り替えショットに身震いを覚えた。あと原題を『The Favourite』としたのも、何か性的な趣向、つまり人をモノとして連想させる辺りにもゾクッとする。

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映画のことなら映画.comより引用

スタッフ
監督 ヨルゴス・ランティモス
製作 セシ・デンプシー エド・ギニー リー・マジデイ ヨルゴス・ランティモス
脚本 デボラ・デイビス トニー・マクナマラ
撮影 ロビー・ライアン
美術 フィオナ・クロンビー
衣装 サンディ・パウエル
編集ヨルゴス・モブロプサリディス

キャスト
オリビア・コールマン  アン女王
エマ・ストーン     アビゲイル・ヒル
レイチェル・ワイズ   レディ・サラ(サラ・チャーチル)
ニコラス・ホルト    ロバート・ハーリー
ジョー・アルウィン   サミュエル・マシャム
ジェームズ・スミス   ゴドルフィン
マーク・ゲイティス   モールバラ卿(ジョン・チャーチル)
ジェニー・レイン    スフォードメイ

作品データ

原題 The Favourite
製作年 2018
製作国 アイルランド・イギリス・アメリカ合作
配給 20世紀フォックス映画
上映時間 120
映倫区分 PG12

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