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2019年製作

イーサン・ホーク主演『魂のゆくえ』はポール・シュレイダー監督最高傑作。『地球のゆくえ』とも言える作品である。ネタバレ・あらすじ・評価

ポール・シュレイダー監督作品。50年の構想を得て書き上げた脚本を自ら監督した映画。教会の牧師があバリーコーガンつ夫婦との出会いによって自らのアイデンティティーについて深く考える。また自分のせいで戦死した息子への悔恨の思いが強く、自身も死へと向かう刹那的な物語だ。人間のせいで地球は破壊へと向かう。それを止めるべく取った行動とは、、、。
2019年製作

映画『マローボーン家の掟』は若者の純愛ホラーと言える。映像が美しい。ネタバレ、感想、評価。

これはホラーなのか、サスペンスなのか。いやこれは青春純愛ホラーだと言える。イギリスからアメリカへ渡ってきた家族の苦しみとか葛藤とかを描いているが、終始、胸が締め付けられる。若いが故に綱渡りを歩くような危険と刹那的な雰囲気がスクリーンに充満している。若さとは儚いもの。でもとても悲観的な物語ではなく、最後には納得するエンディングを迎える。
2018年製作

潜水艦ものにハズレなし。映画『ハンターキラー 潜航せよ』ネタバレ、感想、評価。

ロシアがいくら民主化されたといえ、アメリカにとってはかつての共産国である。未だに東西の壁がある。特にトランプとプーチンの関係性を考えると一触即発があってもおかしくないかも。でも戦力的には圧倒的にアメリカが上だろう。軍事費も桁違いだし、実戦経験が圧倒している。この20年間、アメリカはアフガン、イラク、シリアで戦っている。
2019年製作

映画『ビューティフル・ボーイ』実話、ネタバレ、感想、評価。ティモシー・シャラメが美しい。

アメリカはずっとドラックが蔓延しているイメージがある。依存症も減らない。どうしてだろう。この映画は父と息子がドラッグを止めるまでの戦いを実話を元に作られている。一度、軽い気持ちで手を出したら最後。あとは地獄の底まで落ちていく。立ち直るのに何年かかるかわからない。お金もいくらかかるかわからない。ドラッグに良いこと無し。
2019年製作

映画『ハロウィン』ブギーマンの凶悪ぶりは恐ろしいが、最後まで観てしまう。ネタバレ、感想、評価

ブギーマンという猟奇的殺人者が2時間に渡って人を殺しまくる映画です。ジャンルはホラーになると思います。車で轢かれてもナイフで刺されても復活してきます。追いかけられてる恐怖感がたまりません。ハロウインの夜に繰り広げられる殺人ショー、実際にアメリカにはありそうで、ハロウインの季節は要注意と感じてしまいました。
2019年製作

実話『バイス』と『記者たち 衝撃と畏怖の真実』でイラク戦争の嘘が見えてくる。ネタバレ、感想、評価

イラク戦争とはなんだったのか?この映画は9.11を機にイラク戦争へと向かうアメリカ合衆国と国民、そして世界を翻弄する情報を流す人々を描く映画である。多勢に無勢となると人間は多勢の方に流れてしまう。嘘、デマがまかり通り、罪のない多くの人の命が消え、国家自体も消滅の危機に陥ることもある。情報を信じるのも自己責任である。
2019年製作

映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』ネタバレ、評価、感想。イギリス王室の王位継承権争いの物語

イギリス王室をテーマにした映画。16世紀のエリザベス1世とメアリーの王位継承権争うを描いた作品。美しく若いメアリーと自身の容姿にコンプレックスを持つエリザベスの女の情念とも言える戦いと描いている。二人の女王の存在と王位の行方を側近たちの駆け引きも見所である。人間の醜さは嫉妬から始まる。嫉妬は憎悪にそして戦争につながる。
2019年製作

チェイニー副大統領モデルの実話『バイス』ネタバレ、評価、感想。クリスチャン・ベールが凄かった

クリスチャン・ベールの役者魂を垣間見ることができる作品である。見事にチャイニーの悪党ぶりを演じている。あのイラク戦争から世界は変わってしまった。現在の憎しみがはびこる源はチェイニーにあった。しかし彼は何も悪びれていない。アメリカのためにやったと嘯く。それはある意味国家に忠誠を誓った人間の正しさでもある。実話は恐ろしい。
2019年製作

近日公開作品 2019 0408時点

町田君は誰とでも仲良くなれるそうだ。 誰にも止められない展開が始まる 新しいアメリカンヒーローの誕生か 撮影が大変だったそうだ スカーレット・ヨハンソンが楽しみだ 名探偵再び バリー・コーガンを筆頭に新しい才能に出会える 潜水艦ものにハズレ...
2019年製作

映画『美人が婚活してみたら』何となく始まって何となく終わった。確かに黒川芽以は美人だ。

黒川芽以さんは確かに美人です。手が届きそうな美人です。それだけに本作の設定では勿体無い感じがしました。婚活は命をかけて行うものではないでしょうか?将来の伴侶を見つける=子供を作り、安泰の人生を得るために男女共々必死になるものです。婚活することに自身の存在理由を求める作風が勿体無い気がします。
2019年製作

伝説の雀士阿佐田哲也原作『麻雀放浪記2020』は斎藤工がカッコ良かった。

『麻雀放浪記2020』(118分/日本/2019) かつて雀士と呼ばれた男がいた。阿佐田哲也だ。 彼の麻雀の虜になった人は多い。本当のギャンブラーはお金が無くなったら命までもかけるという。劇中にもあったが、かけるものが無くなった男が自身の腎...
アメリカ映画

女優グロリア・グレアムの最後の恋『リヴァプール、最後の恋』あらすじ・ネタバレ・感想・評価。年齢差を超えた悲哀。

かつてアカデミ助演女優賞をとった名女優の最後の恋を映画いた作品。今や落ち目となったグロリア・グレアムは渡英しチャンスを伺っていた。そんな時、若き無名の俳優ピーターと出会い激しく恋に落ちる。二人はニューヨークに移り生活を共にするが、グロリアに悲劇が訪れる。二人は別れる事になるが、グロリアはピーターを追って再びイギリスへ向かう
2019年製作

チェイニー副大統領モデルの実話『バイス』を観れば現在の世界の争いが見えてくる。ネタバレ、評価。

ジョージ・W・ブッシュ大統領時代に副大統領として仕えたディック・チェイニーについて描いた作品である。世界はこの人間を中心に動いた。そして現在の悲劇をもたらしたと言っていい。当時はメディアも盲目的になり、イスラムへの敵意を増長させてしまった責任も大きい。情報を自在に操ることで悪を正義に変える恐ろしさも伝えている。
2019年製作

女性アメリカン・コミックヒーロー『キャプテン・マーベル』ネタバレなし、あらすじ、評価

『キャプテン・マーベル』(124分/米/2019) 原題 『Captain Marvel』 映画と言ったらアクション、アクションと言ったらやっぱりヒーロー物だ。ターザン、スーパーマン、スパイダーマン、バットマンなどの漫画から出たヒーローがい...
2019年製作

アイスランド映画『たちあがる女』ネタバレ、感想、評価。たった一人で地球を守るために戦う女性の物語。過激思想であるが絶対的に共感して応援したくなる女性だ。

ベネディクト・エルリングソン監督曰く「この映画は、我々の世界に差し迫っている脅威をテーマにした英雄物語です」しかもおとぎ話でありながらも、強いメッセージを持った構成になっている。我々は利便性を求めるばかり、失っていく大切なものがあるとこに気がつく必要がある。特に『自然』自然の存在を思考しなければ子どもたちの未来は守ることができない。
2019年製作

アニメーションになった『スパイダーマン:スパイダーバース』感想

アメリカンヒーローの時代も変わってきたことが喜ばしい。従来のヒーローはターザン、スーパーマン、バットマンなどはほとんど白人であった。本作はアニメーション作品ではあるが、黒人少年がスパイダーマンを演じている。それが映画界にとってとても革新的であると言える。内容的には善と悪との対決という従来のモノと同じだが、この少年の成長物語が素晴らしい。
クリント・イーストウッド作品

クリント・イーストウッド監督『センチメンタルアドベンチャー』映画は息子カイル・イーストウッドに父親として愛情を注ぐ涙溢れる映画だ。

『センチメンタルアドベンチャー』 原題 『Honkytonk Man』(122分/米/1982) イーストウッドにとってこの作品を作った意味を考えながら観ると感慨深い。 カイル・イーストウッドが父親から受けたもの この作品はイーストウッドに...
映画

近日公開作品 2019 0325時点

ガス・ヴァン・サント監督最新作 監督・脚本ポール・シュレイダー×主演イーサン・ホーク 西島秀俊主演、潜水艦を舞台にした映画 『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』バリー・コーガン。 衝撃のサスペンススリラーだ クリスチャ...
2019年製作

スパイク・リー監督『ブラック・クランズマン』は人種差別問題をコメディータッチで描くことで痛烈なメッセージ送った。ネタバレ、あらすじ、感想。

スパイク・リー監督最新作『ブラック・クランズマン』はカンヌ国際映画祭でグランプリ獲得、さらにアカデミー脚色賞獲得した名作。ようやくアメリカ映画界もスパイク・リーの功績を評価し始めたと言える。遅すぎた春だ。本作は人種差別という重たいテーマをコミカルに描くことで痛烈なメッセージを投げかけてきた。このメッセージを未来に繋げたい。
2019年製作

100年前の日本人女性とロシア人将校の秘められた恋物語『ソローキンの見た桜』ネタバレ、感想、評価

ロシア革命直前、日本の松山で繰り広げられた恋物語。公開前の触れ込みは日本女性とロシア将校の『ロミオとジュリエット』とあったからとても楽しみにしていた。戦争に翻弄された二人とあるが、そんなに翻弄されていないと思う。もっと翻弄された人は多いはず。しかも日本人女性をチープに描いているところに違和感を覚える。
アメリカ映画

実話『ハドソン川の奇跡』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッド「法廷物語」

実話『ハドソン川の奇跡』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッド「法廷物語」クリント・イーストウッドの挑戦は終わらない。前作の『アメリカン・スナイパー』では反戦を訴えた。本作も実話であるが、一人のパイロットを取り巻く人間模様を如実に描いている。裁判もの。法廷ものとも言える。パイロットは英雄か悪魔か。なぜ有罪に導こうとするのかも見えてくる。しかしアメリカ国民全員が応援し、最良の結果を見出す。
いじめ・陰湿映画

クリント・イーストウッド監督『アメリカン・スナイパー』実話は映画史上最高傑作の反戦映画である。ネタバレ、感想、評価

クリント・イーストウッドは多くの戦争映画を制作している。西部劇作品も一貫して戦争映画だ。『許されざる者』『ミスティック・リバー』『ミリオンダラー・ベイビー』も戦争映画だ。そして本作はおそらくイーストウッド自身ストレートに描いた最高傑作の反戦映画であると言える。事実、アメリカの戦争映画の興行収入の記録を作った。そこに反戦の事実がある。
2019年製作

ネメシュ・ラースロー監督作品。映画『サンセット』は難解であった。ネタバレなし、感想なし。

『サンセット』(142分/ハンガリー・フランス/2018) 原題『Napszallta』 監督 ネメシュ・ラースロー トップカットの油絵の印象がとても強く、ここから悲劇的な物語が始まると予見されるが、物語を理解するのが難しかった。これは一重...
2019年製作

アルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』は巨匠、フェリーニ、ビスコンティーを彷彿される芸術映画だ。ネタバレ、感想、評価

アルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』はネットフレックス製作作品で世界中で映画賞を獲得してきた。白黒の映像美が世界の映画人を虜にした。物語は悲劇性の中に希望を見出す人間が力強く成長していく様を伝えている。この2018年にこのテーマで白黒でそしてネット配信で発表されたことに大きな意味を持つと言える。
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