映画『ほんとうのピノッキオ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『ほんとうのピノッキオ』公式サイト・IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。
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『ほんとうのピノッキオ』
(2019年製作/124分/G/イタリア)
原題:Pinocchio
配給:ハピネットファントム・スタジオ
【監督】
マッテオ・ガローネ
【製作】マッテオ・ガローネ ジャン・ラバディ アン=ロール・ラバディ パオロ・デル・ブロッコ ジェレミー・トーマス【製作総指揮】アレッシオ・ラッツァレスキ ピーター・ワトソン マリー=ガブリエル・スチュワート【原作】カルロ・コロディ【脚本】マッテオ・ガローネ マッシモ・チョッケリニ【撮影】ニコライ・ブルーエル【美術】ディミトリー・カプアーニ【衣装】マッシモ・カンティーニ・パリーニ【編集】マルコ・スポレンティーニ【音楽】ダリオ・マリアネッリ
【出演】ロベルト・ベニーニ フェデリコ・エラピ ロッコ・パパレオ マッシモ・チョッケリニ マリーヌ・バクト ジジ・プロイエッティ アリーダ・バルダリ・カラブリア マリア・ピア・ティモ マッシミリアーノ・ガッロ ジャンフランコ・ガッロ ダビデ・マロッタ テコ・セリオ
映画『ほんとうのピノッキオ』外部リンク
【HPサイト】
映画『ほんとうのピノッキオ』公式サイト
映画『ほんとうのピノッキオ』公式
【予告映像】
映画『ほんとうのピノッキオ』トレーラー
映画『ほんとうのピノッキオ』 Rotten Tomatoesサイト
映画『ほんとうのピノッキオ』のオススメ度は?
星4つです
面白いです
イタリアのファンタジー映画は「素敵」です
映画『ほんとうのピノッキオ』の作品情報・概要
『ほんとうのピノッキオ』原題『Pinocchio』2019年のイタリアのファンタジー映画。マッテオ・ガローネ監督作品(映画『ドッグマン』)。カルロ・コッローディの『ピノッキオの冒険』を原作を映画化。マッテオ・ガローネは脚本・製作も務めている。主要キャストはロベルト・ベニーニ(映画『ライフ・イズ・ビューティフル』)、フェデリコ・エラピ、ロッコ・パパレオ(映画『ザ・プレイス 運命の交差点』)、マッシモ・チョッケリニ、マリーヌ・バクト、ジジ・プロイエッティ、アリーダ・バルダリ・カラブリア、マリア・ピア・ティモ、マッシミリアーノ・ガッロ、ジャンフランコ・ガッロ(映画『トスカーナの幸せレシピ』)、ダビデ・マロッタ、テコ・セリオ出演らが出演。
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映画『ほんとうのピノッキオ』のあらすじ・ネタバレ
映画『ほんとうのピノッキオ』のあらすじ:起
食べることに困る日を送っていたジェペットは、町に人形劇がやって来たことで自身も美しい人形を作りたいと思いました。そのため、木を集めていた親方から背格好ほどの大きさの丸太を譲ってもらいますが、その木はまるで意思を持っているかのような鼓動を感じさせます。そうしてジェペットは木を人型に掘られていって人形を完成させて、試しに口を開けて「パパ」と言ってもらおうとすると…なんと人形は「パパ」と喋り、ジェペットは大喜びするのです。
映画『ほんとうのピノッキオ』のあらすじ:承
ジェペットは人形にピノキオと名付けて歩き方を教えようとすると、ピノキオは一目散に外へ。しかし、犬に追いかけられてしまったので家に戻り、探し回っていたジェペットも後から帰宅…すると暖炉に当たって寝ていたピノキオの足が燃えていたことに気付き、ジェペットは修復するのでした。
次の日、ジェペットは教科書を入手してピノキオを学校に行かせましたが、彼は途中で見かけた人形劇が気になって見に行ってしまいうのです。観客であるピノキオが糸も無く動いていたのを見た劇の団長は興味を持ち、彼を捕えました。ピノキオは父親が貧しい暮らしをしていると言うと団長は金貨5枚を渡して持って帰るように言い、ピノキオは帰路へ。すると、キツネとネコに呼び止められました。
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映画『ほんとうのピノッキオ』のあらすじ:転
キツネたちはピノキオを騙して金貨を盗み、ピノキオはチンパンジーの裁判官の元へ行きますが事情を説明しても金貨は戻ってこず…その後、ピノキオは森で妖精に会ってウソをつくと鼻が伸びてしまうと知りつつ、妖精にいつか人間になりたいということを話します。
ピノキオはジェペットが自分を探しに旅に出たと知って学校に通うことにし、友達ができました。ある夜、友達が馬車に乗って町を出ると知ってピノキオも付いていくと、たくさんの子供たちが遊んでいる施設に到着。ピノキオは一日中楽しんで夜が明けますが、耳がロバになっていることに驚きます。ついに身体全体がロバになったピノキオはサーカスに売られて火の輪くぐりをさせられました。
映画『ほんとうのピノッキオ』のあらすじ:結
その後、ピノキオは海で巨大なサメに飲まれ、胃の中でジェペットと再会。2人はそこから脱出して町に行き、ピノキオは懸命に働きます。成長したピノキオは再びキツネたちとも会った際に「もう騙されない」と言えるほどになり、妖精は彼の成長を感じて人間にするのです。人間になれたピノキオは喜んでジェペットに報告しに行って物語は幕を閉じます。
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映画『ほんとうのピノッキオ』の感想・内容
・実写映画の見どころ
童話「ピノキオ」を実写映画にするという試みの中で特に演出に目を見張りましたね。主人公のピノキオ役の少年は撮影時に4時間かけて特殊メイクをすることで、木目などをそのまま感じさせる肌の質感と共に演技を兼ね備えることができたようです。
その見た目が最も活かされたのは妖精の家での出来事でしょう。ピノキオは道中にあったことを妖精に話す際にウソを重ね、鼻が徐々に伸びていくのです。テーブルの向こう側まで伸びた鼻でテーブルの上の食器などを落としたり、妖精が呼んだ鳥たちが鼻をつついていて減らしていったりしするという童話でも有名なシーンが再現されていたのが見どころでした。
・ピノキオに引き込まれる序盤
純粋で素直なピノキオは、勉強よりも人形劇の方が面白そうだと思ったからこそジェペットの言いつけを守らずにサボってしまうほどでしたね。ジェペットだけでなく、家にいたコオロギの忠告を無視したり、妖精との約束を破ったりするのには驚かされました。そうした悪い子である面があるからこそ、妖精に「良い子になれば人間になれる」と言われて色々な経験を積むという成長物語が楽しめたのかもしれませんね。
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映画『ほんとうのピノッキオ』の考察・評価
キツネたちから金貨を埋めて水をあげれば金貨の木になると言われたピノキオはせっせと準備を整えていく姿が健気…夢で金貨の木が育ったのを見て喜ぶシーンの後に、帽子に水を入れて戻ってきた際には金貨が無くなって絶望するシーンになるため落差が大きかったなと思いました。
ピノキオが裁判所に行った際にチンパンジーの裁判官に会いましたが、話が合わず何があったかも把握できていない様子にハラハラさせられます。ピノキオが騙されたことを必死に説明してようやく伝わったかと思いきや、なんと「ピノキオは無罪だから牢屋行き」と言われためです。ピノキオは自身が罪人だと主張したことで助かりますが、風刺としての表現だったらしいとのことに色々と考えさせられました。
・妖精の家の住人も個性的
妖精の家にいた様々な動物たちも個性的で、芸術性も高い見た目に見惚れてしまう者もいましたね。従者としてしっかりした印象のある獅子は高貴な服とカールのかかったクリーム色の髪が素敵。
カタツムリはふわふわの衣装と角、そして巨大な殻は一度見たら忘れられませんね。大きさもあることからインパクトも十分…そして彼女が歩いた後にはドロドロと滑る液体が残り、家の者たちが滑っていくのには笑ってしまいました。
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映画『ほんとうのピノッキオ』の結末
妖精は幼い姿と大人になった姿があって、優しさとあどけなさが兼ね備わっているのが良かったです。いつもキノピオを見守っているような雰囲気が印象的で、時には簡単な魔法をピノキオに教えてカタツムリに魔法をかけた時もおもしろかった!ピノキオはカタツムリが朗読しているのを高速にしたり、遅くしたりするのを楽しんでスピードを極端に変えたりもするのです。カタツムリが疲れている様子はシュールさもありつつ、無邪気に笑う妖精とピノキオの姿は微笑ましかったと思いました。
他の登場人物たちも個性的で見入るポイントが多い中、ピノキオの成長を応援したくなる映画でした。
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映画『ほんとうのピノッキオ』のキャストについて
ジェペット(ロベルト・ベニーニ)
ピノッキオ(フェデリコ・エラピ)
ネコ(ロッコ・パパレオ)
キツネ(マッシモ・チョッケリニ)
妖精(マリーヌ・バクト)
人形劇一座の親方(ジジ・プロイエッティ)
妖精(幼少期)(アリーダ・バルダリ・カラブリア)
カタツムリ(マリア・ピア・ティモ)
カラス(マッシミリアーノ・ガッロ)
フクロウ(ジャンフランコ・ガッロ)
バッタ(ダビデ・マロッタ)
裁判官(テコ・セリオ)
まとめ 映画『ほんとうのピノッキオ』一言で言うと!
「ピノッキオにこんな事実があったとは、、、」
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映画『ドッグマン』
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映画『ほんとうのピノッキオ』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
マッテオ・ガローネ
製作
マッテオ・ガローネ ジャン・ラバディ アン=ロール・ラバディ パオロ・デル・ブロッコ ジェレミー・トーマス
製作総指揮
アレッシオ・ラッツァレスキ ピーター・ワトソン マリー=ガブリエル・スチュワート
原作
カルロ・コロディ
脚本
マッテオ・ガローネ マッシモ・チョッケリニ
撮影
ニコライ・ブルーエル
美術
ディミトリー・カプアーニ
衣装
マッシモ・カンティーニ・パリーニ
編集
マルコ・スポレンティーニ
音楽
ダリオ・マリアネッリ
ジェペット(ロベルト・ベニーニ)
ピノッキオ(フェデリコ・エラピ)
ネコ(ロッコ・パパレオ)
キツネ(マッシモ・チョッケリニ)
妖精(マリーヌ・バクト)
人形劇一座の親方(ジジ・プロイエッティ)
妖精(幼少期)(アリーダ・バルダリ・カラブリア)
カタツムリ(マリア・ピア・ティモ)
カラス(マッシミリアーノ・ガッロ)
フクロウ(ジャンフランコ・ガッロ)
バッタ(ダビデ・マロッタ)
裁判官(テコ・セリオ)
2019年製作/124分/G/イタリア
原題:Pinocchio
配給:ハピネットファントム・スタジオ