映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』
(84分/PG12/アメリカ/2019)
原題『Jexi』
【監督】
ジョン・ルーカス スコット・ムーア
【脚本】
ジョン・ルーカス スコット・ムーア
【製作】
スザンヌ・トッド
【出演】
アダム・ディバイン
アレクサンドラ・シップ
ロン・ファンチズ
シャーリン・イー
ワンダ・サイクス
ジャスティン・ハートリー
キッド・カディ
マイケル・ペーニャ
ローズ・バーン
【HPサイト】
映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』公式サイト
【予告映像】
映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』トレーラー
映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』のオススメ度は?
星3つです
大笑いできます
下品です
スマホ依存症の自分を認識できます
映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』の作品情報・概要
『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』原題『Jexi』2019年に公開されたアメリカ合衆国のコメディ映画。監督・脚本はジョン・ルーカスとスコット・ムーア。主演は『ゲームオーバー! 』のアダム・ディヴァイン。共演は『X-MEN: ダーク・フェニックス』のアレクサンドラ・シップ。『ピーターラビット』のローズ・バーンが声で出演。スマホ依存社会の現状をコメディタッチに描いた名作。未来社会を風刺的に描いている。テンポの良い脚本が最後まで飽きさせない。
映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』のあらすじ・ネタバレ
フィル(アダム・ディバイン) はポップカルチャーの記事を書いている。生活のすべてをスマホに依存している。起床も食事のメニューも、出勤も。友人もいない。ある日スマホが壊れ新品に交換する。そのスマホにはジェクシーという人工知能が搭載されていた。ジェクシーはフィルのために活躍するが、やがてフィルに恋愛感情を持ってしまう。フィルが女の子と仲良くなることに気分を害したジェクシーは暴走をくりかえし、とんでもない事態に発展する。
映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』の感想・内容
「おバカさん」映画です。でもめっちゃ面白かったです。本当におバカさんなんです。よくもまあ、ここまで考えられるなあって感心してしまいます。とにかく最初から最後まで「なーんも、考えずに」観て欲しいのです。頭空っぽにして観て欲しいのです。世の中は相も変わらず“コロナ禍”に包まれていますが、やっぱりたまには思いっきり「おバカ」になりたいじゃあないですか。職場、家、学校でストレス発散できれば良いのですが、中々出来ない場合が多いです。
かと言って、山、川、海へ出かけるのも色々と準備があって面倒くさいというか、、、。もちろん、友だちがいる人であれば、楽しめると思うのですが、あまり人と接するのが好きではない人もいます。一人で行くと逆に寂しくなります。そういう時はやっぱり映画ですよ。映画館へ一人で行っても「さみしい人」とか「つまらない人」って思われないのです。逆に「あの人は映画通」って思われることもあります。でも思われようとして映画館に行く人はいないと思いますが、、、、。
さてさて、本映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』ですが、本当に「くだらない」映画です。でもそのくだらなさが「イケてる」と感じてしまうのです。スマホがないと生活に支障が出る人って実際にいるのではないでしょうか。多いと思います。朝起きるのもスマホのあアラーム、食事を作るにしてもレシピを開くのもスマホ。音楽をダウンロードするのもスマホ。出かける時はグーグルマップを使うし、ニュースを読むのもスマホ、支払いもスマホです。あるいは恋人を探すのもスマホを用いている人も多いです。もうわたしたちはスマホなくしては生活が成り立たない状況にあると言えます。
映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』の結末・評価
本映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』は上記した事柄すべてをスマホに依存している青年が巻き込まれるトラブルを面白おかしく描いています。これが本当に笑えるのです。こういったスマホ依存に陥る主人公をフィル(アダム・ディバイン) が見たまんまのイケテないオタクなんですよ。人とコミュニケーションが出来ないから女性とも付き合ったこともないし、仕事もできるかどうかもわかりません。女性との会話もめちゃくちゃです。「下品」なことばかり言います。でも実際、こういうオタク気質の男性っていますよね。
空気を読めないを超えて暴走するフィルに拍車をかけるのがジェクシー(ローズ・バーン)なんです。いわゆる人工知能です。もう途轍もない知能を持っています。最初はフィルのために画策します。報道記者になりたいというフィルのために報道部の記者を事故で入院させたり、女性との出会いを作ってあげたりと、、、。しかし次第にジェクシーがフィルに恋愛感情を持ち出したあたりから雲行きが怪しくなってきます。
ここなんです。ここ。ここにジョン・ルーカス監督とスコット・ムーア監督の狙いがあると思うのです。スマホ依存に陥ることで考える能力を無くし、いつかすべてをコンピュータに支配されてしまう恐ろしさを描いていると思うのです。もし、スマホが知能を持ったら本当に恋愛へと発展する可能性があります。感情を持ったコンピュータ社会は末恐ろしいと感じました。
本映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』を鑑賞し終わってすぐにわたしはスマホの電源を入れました。これが現実です。特に何も用事がないのに「まずスマホ」から始めてしまいます。確かにわたしたちの暮らしを便利にして生活を向上させてくれたことに感謝しています。でもいつの頃からか“使う側”から“使われる側”に変化したことも否めません。便利になると失うものがあります。それは“創造性”ではないでしょうか。「おバカ映画」と書きましたが、実際はよく考えられている映画でした。
映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』のキャストについて
フィル(アダム・ディバイン)
ケイト(アレクサンドラ・シップ)
ロン・ファンチズ
シャーリン・イー
ワンダ・サイクス
ジャスティン・ハートリー
キッド・カディ
カイマイケル・ペーニャ
ジェクシー(声)ローズ・バーン
まとめ 映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』一言で言うと!
「そんなバカなっ!」
って思っていると実際にこんな時代はやってくる。現在、わたしもsiriを使うことがあります。とても優秀だと思います。数年前まではまさかスマホで会話できるとは思っていませんでした。ですから数年後はもっと進歩した会話ができると思います。そう考えると本映画は未来を見越した作品だと思います。
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映画『アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲』
超「おバカさん」戦争映画です
映画『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ジョン・ルーカス スコット・ムーア
製作
スザンヌ・トッド
脚本
ジョン・ルーカス スコット・ムーア
撮影
ベン・カチンス
美術
マーシア・ハインズ
衣装
ジュリア・カストン
編集
ジェームズ・トーマス
音楽
クリストファー・レナーツ フィリップ・ホワイト
音楽監修
マギー・フィリップス
フィル(アダム・ディバイン)
ケイト(アレクサンドラ・シップ)
ロン・ファンチズ
シャーリン・イー
ワンダ・サイクス
ジャスティン・ハートリー
キッド・カディ
カイマイケル・ペーニャ
ジェクシー(声)ローズ・バーン
2019年製作/84分/PG12/アメリカ
原題:Jexi
配給:ショウゲート