映画『エイリアン2』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『エイリアン2』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『エイリアン2』
(136分/アメリカ/1986)
原題『Aliens』
【監督】
ジェームズ・キャメロン
【脚本】
ジェームズ・キャメロン
【製作総指揮】
ゴードン・キャロル デビッド・ガイラー ウォルター・ヒル
【製作】
ゲイル・アン・ハード
【キャラクター創造】
ダン・オバノン ロナルド・シャセット
【撮影】
エイドリアン・ビドル
【音楽】
ジェームズ・ホーナー
【編集】
レイ・ラブジョイ
【出演】
シガニー・ウィーバー
マイケル・ビーン
ポール・ライザー
ランス・ヘンリクセン
シンシア・デイル・スコット
ビル・パクストン
ウィリアム・ホープ
アル・マシューズ
リッコ・ロス
キャリー・ヘン
ジャネット・ゴールドスタイン
【HPサイト】
映画『エイリアン2』IMDbサイト
【予告映像】
映画『エイリアン2』トレーラー
映画『エイリアン2』NHK BSプレミアム放送 2021年 8月16日(月)午後1時00分〜3時18分
8月16日(月)午後1時00分〜3時18分
第二作は後の世界最高のヒットメーカーになるジェームズ・キャメロン監督です
シガニー・ウィーバー が宇宙へ人命球場に行きます
ランボー並みに機関銃をぶっ放します
火炎放射器でエイリアンを焼き尽くします
シリーズ最高傑作!
石原裕次郎が帰ってきます
映画『エイリアン2』のオススメ度は?
星3つです
ジェームズ・キャメロン監督登場です
『ランボー』と『ターミネーター』の合体作品
何も考えずに観るには最高です
エイリアンの全貌が見えます
映画『エイリアン2』の作品情報・概要
『エイリアン2』原題『Aliens』1986年のアメリカ映画。ジャンルはスリラーあるいはホラー。リドリー・スコット監督の『エイリアン』シリーズの第2作。監督は『ターミネーター』のヒットを受けてジェームズ・キャメロンが務める。主演はシガニー・ウィーバー。前作から57年後、地球に帰還したリプリーが再び惑星LV-426へ向かうことに。そこには無数のエイリアンが繁殖していた。アンドロイドとの友情も芽生える。
映画『エイリアン2』のあらすじ・ネタバレ
西暦2122年、リプリーがエイリアンを退治してハイパーリープの深い眠りで地球への帰還を目指していた。地球に帰還したは良いものの、57年後の世界に驚愕する。しかもエイリアンと戦ったトラウマもあり眠ることができない。精神異常者扱いされ航海士資格も停止となる。かつてリプリーが行った惑星LV-426では人間が住んでいたが、突然交信が途絶える。そして人命救助を名目にリプリーに白羽の矢が立てられる。当初は固辞していたが航海士資格復活を条件に引き受けて宇宙へ旅立つ。しかし一緒に行く海兵隊はポンコツばかりで、、、
映画『エイリアン2』の感想・内容
第二弾はジェームズ・キャメロン監督
『エイリアン』シリーズ第二弾です。監督はジェームズ・キャメロンです。後に世界最高興行収入を叩き上げる『タイタニック』の監督です。
1986年当時はまだそれほど実績はありませんでした。しかし『ターミネーター』のヒットにより本映画『エイリアン2』で監督として大抜擢されました。
これも運だったのでしょう。ここからキャメロンのサクセスストーリーが始まります。
基本的にジェームズ・キャメロン監督は「救出映画」専門です。『タイタニック』は大西洋だったのですが、本映画は舞台を宇宙へ移しただけの救出映画です。
宇宙で「人命救助」するリプリーはランボーそのまま
さて、本映画『エイリアン2』は前作と違ってエイリアンが複数登場します。原題は『Aliens』です。末尾に“S”が付きます。
その総数はわからないくらいです。虫です。エイリアンは虫だったのです。
物語は実はとても単純でわかりやすいのです。ひとことで言ってしまえば「救出作戦」です。ジェームズ・キャメロンの得意技そのままです。
彼が脚本を書いた『ランボー/怒りの脱出』のシルベスター・スタローンはベトナムへ行き、米軍兵を救出します。それの宇宙版です。
ランボーが女性のリプリーになっただけです。リプリーはランボーのごとく、宇宙で機関銃をぶっ放します。ベトナム兵ではなくエイリアンにぶっ放して退治します。
そして地球へ帰還します。ザックリ言ってしまうと本当にこれだけの映画なんです。でもSF映画史上最も評価が高い作品となっています。理由は「飽きさせない」からです。
リプリーは精神異常者扱いされ航海士資格も無期限停止、、、
リプリー(シガニー・ウィーバー)は宇宙を漂い、ようやく救出されます。ハイパースリープで眠っており、肉体は以前と同じでした。しかし時は57年も経っていました。
自身の娘も亡くなっています。リプリーはウェイランド・ユタニ社の社員です。
ノストロモ号を爆破した責任追及を受けていますが、「エイリアンに遭遇した」ことを話しても誰も信用してくれません。精神異常者とされます。
しかも航海士資格も無期限停止されてしまいます。おまけにエイリアンとの戦いで負ったトラウマを抱えて、不眠症になっています。
ウェイランド・ユタニ社は惑星LV-426での宇宙開発を行なっており、連絡が途絶えています。
バーク(ポール・ライザー) がリプリーに航海士資格復帰を条件に再度惑星LV-426へ航行の依頼をします。当初は難色を示すリプリーですが、倉庫で作業員の仕事に嫌気がさしており、同意します。
一緒に行くクルーは海兵隊員です。しかし彼らはとても能天気で、お祭り気分のように宇宙を楽しんでいます。
アメリカ映画の基本中の基本か?「海兵隊が本当にポンコツ」すぎる
しかも前回、リプリーたちをはめたアッシュと同じアンドロイドのビショップ(ランス・ヘンリクセン) がおり、不信感を抱きます。
惑星LV-426に到着するとそこはもはや人間はエイリアンに駆逐された後でした。
唯一、生き残った少女ニュートを守りながらリプリーは戦います。
一緒に戦う海兵隊が本当にポンコツなんです。武器の構え方は立派なんですが、弱すぎるのです。あっという間にエイリアンにやられていきます。とにかく間抜けです。
核冷却炉の近くで銃を撃ってはダメだと言われているのに乱射をしたり、仲間割れをしたり、、、。責任を押し付け合ったり、挙げ句の果ては「死にたくなーい」と泣き叫びます。
いやいやこれはアメリカ映画の基本中の基本ですからオッケーとするしかないのです。
本映画『エイリアン2』を観ていて、クリント・イーストウッド監督の映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』 勝利の戦場』を思い出してしまいました。
これも結構なポンコツ兵士を連れてパナマへ行きます。でも彼ら奇跡的な大活躍をして英雄となって帰還します。
でも本映画『エイリアン2』の海兵隊はほぼ全滅、名誉ある戦死となります。
アンドロイドのビショップとの心の交流は『ターミネーター2』の先取り
本映画『エイリアン2』ではアンドロイドのビショップとの心の交流が描かれているところです。前作の伏線を回収しています。
アンドロイドは信用にあらず、だったのに対して、ビショップは自らの命を犠牲にしてリプリーとニュートを守ります。
なぜ、これが面白いかというと、キャメロン節そのままだからです。『ターミネーター2』を観た方はピンと来るでしょう。
ターミネーター役のアーノルド・シュワルツェネッガーの最後は自ら溶鉱炉へ降りていきます。
『エイリアン2』製作時にはすでに『ターミネーター2』のプロットができていたのです。
その後のキャメロン作品もほとんどが同じようなプロットが続くことがわかるから本映画『エイリアン2』は面白いのです(逆に言えばキャメロンはマンネリ作家になります)
映画『エイリアン2』の結末・評価
エイリアンの全貌ははっきりと見える「虫」です
前作『エイリアン』ではエイリアンの全貌ははっきりと見えませんでしたが、本作ではバッチリと見せています。
「虫ですね」顔はTレックスのようですが、動きがカマキリのようです。
カマもありますし、尻尾が鋭利です。色もメタルっぽい黒色です。よだれを流しています。
不気味と言えば不気味ですが、前回の幼虫の方がショックでした。体が大きくなると確かに迫力は出ますが、不気味さが失われてしまうというデメリットもあるとわかります。
これだけ高い技術を持っている国家に「生物兵器」は必要なのか?
さてさて映画は勧善懲悪で決着が着きます。予想として、「悪玉は誰か?」となりますが、最初からバークとわかっています。
バークはリプリーを利用して生きたままのエイリアンを地球へ持ち帰ることを企んでします。それは生物兵器として役立てるためです。
もしエイリアンを思い通りの兵器として扱えたら地球を支配できるからです。
でもここで疑問に思うのですが、この時の地球の覇者ってどこの国なのでしょうか?やっぱりアメリカでしょうか?
ではこれだけの高い技術を持っている国と覇権を争っている国はどこなのでしょうか?やっぱりロシア、あるいは中国なのでしょうか、、、。
まあ、製作当時はまだソビエトが存在していましたから、持ち帰ったエイリアンを投入するのはソビエトなのかもしれません。
でもリアルに考えるとこのエイリアンという最強の兵器を獲得するためにアメリカとロシア、あるいは中国が宇宙で戦争を行うという設定にした方が面白かったような気がします。エイリアンの卵を奪ったり、奪われたりして、その流れの中で羽化したりと、もうてんやわんやですが。
でも宇宙へ行ってドンパチするほどの高い技術を持っている国家に「生物兵器」は必要なのか?
何も考えずに観るにはとても良い映画です。
映画『エイリアン2』のキャストについて
Ripleyシガニー・ウィーバー
Hicksマイケル・ビーン
Burkeポール・ライザー
Bishopランス・ヘンリクセン
Diefrichシンシア・デイル・スコット
Hundsonビル・パクストン
Gormanウィリアム・ホープ
Aponeアル・マシューズ
まとめ 映画『エイリアン2』一言で言うと!
「こんなにたくさんのエイリアンにあったのなら」
エイリアン、めっちゃ多いです。卵も多いです。もしわたしが現場でこのような卵塊を見たら気絶してしまいます。台所の奥のゴキブリの卵を見ただけで気が狂いますから。でも案外、エイリアン弱かったです。やっぱり火の力はすごいですね。
『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
合わせて観たい映画
【スター・ウォーズシリーズ】
映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』
ジョージ・ルーカスが監督に復帰!22年ぶりです。
映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
アナキンの心の苦悩と恋愛を描いていると言うが・・・・。
映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
アナキンがついにダースサイドに落ちます
映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』
『スター・ウォーズ』シリーズ第一弾、全てはここから始まった
映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』
ハン・ソロが、、、。レジスタンス最大に危機に、、、。
映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』
完全なるハッピーエンド これで銀河は平和になった
映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』
スター・ウオーズシリーズ一番の人気作品と言われています。
映画『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』
シリーズ一番の問題作です。でも観ておくべき!
映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』
スカイ・ウォーカーファミリーの物語が終わります
【ホラー&サスペンス映画オススメ】
映画『事故物件 恐い間取り』
中田監督新作は事故物件芸人ホラー
映画『ラ・ヨローナ 彷徨う女』
グアテマラという国の怨念物語
映画『ミッドサマー』
新しいジャンル“フェスティバル・スリラー”誕生です
映画『透明人間』
姿も形も見えない恐ろしさってどんな感じだろうか?
映画『ルース・エドガー』
なんとも言えない「あと味」が残る映画です
映画『サイコ (1960年の映画)』
サスペンスの神様と言ったらヒッチコックです
映画『ナイチンゲール』
人種・女性差別を楽しむゲスな人間がいました
映画『ダーティーハリー』
「サイコパスって?」を世界に広めた映画
映画『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』
レイプと殺人を楽しむクソ野郎です
映画『テッド・バンディ』
テッド・バンディ無くしてサイコパスは語れません
映画『私の知らないわたしの素顔』
ビノシュの妖艶さが恐ろしさを増長させます
映画『エイリアン2』の作品情報
スタッフ・キャスト
監督
ジェームズ・キャメロン
脚本
ジェームズ・キャメロン
製作総指揮
ゴードン・キャロル デビッド・ガイラー ウォルター・ヒル
製作
ゲイル・アン・ハード
キャラクター創造
ダン・オバノン ロナルド・シャセット
撮影
エイドリアン・ビドル
美術
ピーター・ラモント テリー・オークランド・スノー
セット
クリスピアン・サリス
音楽
ジェームズ・ホーナー
編集
レイ・ラブジョイ
衣装デザイン
エマ・ポーテウス
特殊効果
L・A・イフェクトグループ ジョン・リチャードソン ブライアン・ジョンソン
クリーチャー・エフェクト・スーパーバイザー
スタン・ウィンストン
字幕
岡枝慎二
Ripleyシガニー・ウィーバー
Hicksマイケル・ビーン
Burkeポール・ライザー
Bishopランス・ヘンリクセン
Diefrichシンシア・デイル・スコット
Hundsonビル・パクストン
Gormanウィリアム・ホープ
Aponeアル・マシューズ
Frostリッコ・ロス
Newtキャリー・ヘン
Vasquezジャネット・ゴールドスタイン
1986年製作/136分/アメリカ
原題:Aliens
配給:20世紀フォックス