映画『スプリー』ネタバレ・あらすじ「SNSの歓喜と悲劇」感想「承認欲求がもたらすものは?」結末「ユージーン・コトリャレンコ監督時代が来る!」

映画『スプリー』ネタバレ・あらすじ「SNSの歓喜と悲劇」感想「承認欲求がもたらすものは?」結末「ユージーン・コトリャレンコ監督時代が来る! 2020年製作
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映画『スプリー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『スプリー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

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『スプリー』
(2020年製作/93分/G/アメリカ)
原題『Spree』

【監督】
ユージーン・コトリャレンコ
【製作】マシュー・バドマン スマイヤ・カベ ジョン・H・ラング ユージーン・コトリャレンコ【製作総指揮】ドレイク アデル・“フューチャー”・ヌア アンソニー・ゴンザレス マット・ベイブル アレックス・ヒューズ【脚本】ジーン・マクヒュー ユージーン・コトリャレンコ【撮影】ジェフ・リーズ・コーン【美術】カルロス・ラスロ【衣装】ナターシャ・ニューマン=トーマス【編集】ベンジャミン・モーゼス・スミス【音楽】メゾン・ウェア ジェームズ・フェラーロ
【出演】
ジョー・キーリー サシーア・ザメイタ
ミーシャ・バートン ジョン・デルーカ ジョシュ・オバージェ ララ・ケント リチャードフランキー・グランデ カイル・ムーニー デビッド・アークエット
【HPサイト】
映画『スプリー』公式サイト
【予告映像】
映画『スプリー』トレーラー

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映画『スプリー』のオススメ度は?

4.0

星4つです

画期的な映画だと思います

人は注目されたい

「承認欲求」の悲劇

将来的にSNSはどういう形になるのか気になる

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映画『スプリー』の作品情報・概要

映画『スプリー』 原題『Spree2020年アメリカ製作のジェットコースタースリラー映画。ジョー・キーリー主演(Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』)監督はウクライナの新進気鋭ユージーン・コトリャレンコ監督。SNSの恐怖と不条理を描いている。「注目されたい」からSNSを駆使して拡散し「承認欲求」を満たしていく現代人ならでは、歓喜と恐怖と悲劇を独特の世界観とスピード感を用いて描いている。

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映画『スプリー』のあらすじ・ネタバレ

ライドシェアドライバーのカート・カンクル(ジョー・キーリー)は数年に渡って活動しているが、一向にフォロワーが増えない。まったく芽が出ないというより才能が乏しいことに気が付いていない。カートはフォロワーを増やしたいという欲望から、人を殺すことを思いつく。自ら運転する車に乗客したお客をライブストリーミングして、生中継で「殺す」のだ。何名かに手をかけたが、フォロワーは増えない。それどころか「やらせ」とか「嘘つき」呼ばわりされる始末。SNSのネガティブな反応ばかりで、カートのイライライが募っていく。そしてカートに怒りの矛先は拡散してくれないインフルエンサーへ向かっていく。

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映画『スプリー』の感想・内容

「身近に起こる可能性がある映画」です。本映画『スプリー』は映画ファンから見れば「ポンコツ映画」と罵詈雑言を浴びそうな作りとなっています。シナリオ設計も、撮影手法も、編集もはちゃめちゃなイメージを与えてきます。しかも内容が「殺人のオンパレード」ですから、気分を害することでしょう。でも、本映画『スプリー』はしっかりとした構成の元で、作られていることは確かです。「ブレていない」のです。

映画の冒頭から最後まで、とにかく勢いよく展開します。ジェットコースタースリラーと言われる所以通りです。そして殺人を犯しまくるのです。一貫しています。撮影のほとんどはスマホや、GoProなどの小型カメラで統一されています。中々できる芸当ではありません。構図、画角、色彩、露出などを繊細に統一しないと編集で大変な事態になります。また、マルチで撮影しているため、カメラの見切りのオンとオフもシナリオに書かれていいると思います。「この場面では他のカメラは見切れてもオッケー」とか「ここは他のカメラを隠しておこう」等の問題もそつなくこなされていると思われます。もちろん、スマホ映像を縦にしての撮影が多くなりますが、その映像にはテロップが加えられて、非常にわかりやすく編集されています。音楽もスピード感溢れる楽曲で統一されているところもセンスの良さを感じます。

本映画『スプリー』の監督はウクライナ出身の新進気鋭のユージーン・コトリャレンコです。フィルモグラフィーを見ると、既成概念に囚われず、実験的な手法で次々を作品を発表しているとのこと。『スカイダイバー』という作品は「先駆的な映像美を必要最小限のかたちで表現」作品は「全編ビデオチャットとスクリーンショットを駆使して国内テロ事件を描いた」とあります。『A Wonnderful Cloud』は「21世紀のアニーホール」と賞賛されています。2作品とも日本未公開なので、どのような内容の映画なのかサッパリわかりせんし、想像できません。ですから是非とも鑑賞したいです。わたしは新しい才能の登場を歓迎しますので、近い将来ユージーン・コトリャレンコが世界の檜舞台に立つことを願っています。

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映画『スプリー』の考察・評価

さて、本映画『スプリー』は今まさに世界中でフォロワー獲得活動に躍起になっている、SNSを駆使したインフルエンサーたちの「危ない思考」を見事に描いた作品です。映像のYouTuber、記事のブロガー、写真のインスタグラムなどを駆使してみんな拡散することを狙っています。拡散することで、広告がより多く配信されますから、収入アップへと繋がります。そして何より「自己承認欲求」が満たされるから、止められないのです。人間で人から注目されて、認められると嬉しい動物です。さらにそくさま、しかも直接「いいね」を貰えるので、拡散活動には、益々アドレナリンの流れに勢いが付くという始末です。

何かに夢中になっている時って、脇目も振らず没頭することってないでしょうか。子どもの頃はよくありました。バスケットに夢中になっていたばかりに「あっという間に時間が経った」と同じです。本映画『スプリー』も同様で「とにかく有名になるんだ」という気持ちが犯罪行為に走り、善悪の分別も失ってしまうと「人間崩壊」の悲劇を描いているのです。

本映画『スプリー』の内容は凄まじいです。カート・カンクル(ジョー・キーリー) は一体何人の人を殺したのでしょうか。正直わかりません。後半になってくると観ているわたしたちでさえ、麻痺してきます。ここもユージーン・コトリャレンコ監督の狙いではないでしょうか。映画の中でカートが次々と殺人を犯して拡散とフォラワー獲得に躍起になりますが、視聴している人たちは「やらせ」とか「合成」などと言って笑います。誰も本当に殺人が行われていることに気が付きません。、気が付かないから警察への通報もしません。ここが問題なのです。どんどん過激になっていくSNSの恐ろしさを描いています。わたしも同様で、映画の冒頭から中盤までは、殺人に対して嫌悪感を抱いていましたが、あまりにも続くので、何だか「当たり前」のような気持ちになってしまったのです。錯覚というより、現実から「麻痺」の世界へとユージーン・コトリャレンコ監督の作戦にハマったのです。

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映画『スプリー』の結末

さて、本映画『スプリー』の結末は「超バッドエンド」です。カートは死にます。何も良いことがないまま死にます。彼の望んだ拡散とフォロワー数のアップも達成されません。ここは実に皮肉が効いています。パンフレットを読むとユージーン・コトリャレンコは次のように言っています。「彼らが人を殺す理由は注目を集めたいから。物語の中心になりたいのだ。一番恐ろしい反応は人の注目を集めるために凶行を犯すこと。SNSの反応による絶望が衝動となってインスタグラムで大量殺人を犯す。完全に狂っている」とのこと。本映画『スプリー』は数年後に「画期的な作品だった」と言われる日が来るでしょう。そしてユージーン・コトリャレンコ監督は必ずや世界の頂点に立つのではないかと予感させた映画でした。

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映画『スプリー』のキャストについて

カート・カンクル(ジョー・キーリー)
ジェシー・アダムス(サシーア・ザメイタ)
ロンドン(ミーシャ・バートン)
ジョン・デルーカ
ボビー(ジョシュ・オバージェ)
ケンドラ(ララ・ケント)
リチャードフランキー・グランデ
マイルズ・マンダーヴィル(カイル・ムーニー)
リチャード(デビッド・アークエット)

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まとめ 映画『スプリー』一言で言うと!

「誰もが承認欲求を満たしたい時代は正常か?」

わたし自身もブログを書いていて、記事が拡散されると嬉しいです。フォロワーが増えるとワクワクして、やる気も出てきます。でもわたしは、自分の容姿にそれほど自身がないので、写真や映像は出しません。容姿に自身がある人はYouTubeやインスタグラムに投稿して、稼ぐことができるので羨ましいかぎりです。元来、承認欲求を満たすことで生業を立ているは有名人だったと思います。でも今は一般人も気軽にネットに自身の情報を投稿できます。これって、正常なのか異常なのかわかりません。

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映画『スプリー』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ユージーン・コトリャレンコ
製作
マシュー・バドマン スマイヤ・カベ ジョン・H・ラング ユージーン・コトリャレンコ
製作総指揮
ドレイク アデル・“フューチャー”・ヌア アンソニー・ゴンザレス マット・ベイブル アレックス・ヒューズ
脚本
ジーン・マクヒュー ユージーン・コトリャレンコ
撮影
ジェフ・リーズ・コーン
美術
カルロス・ラスロ
衣装
ナターシャ・ニューマン=トーマス
編集
ベンジャミン・モーゼス・スミス
音楽
メゾン・ウェア ジェームズ・フェラーロ
カート・カンクル(ジョー・キーリー)
ジェシー・アダムス(サシーア・ザメイタ)
ロンドン(ミーシャ・バートン)
ジョン・デルーカ
ボビー(ジョシュ・オバージェ)
ケンドラ(ララ・ケント)
リチャードフランキー・グランデ
マイルズ・マンダーヴィル(カイル・ムーニー)
リチャード(デビッド・アークエット)
2020年製作/93分/G/アメリカ
原題:Spree
配給:OSOREZONE

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