『天才作家の妻 40年目の真実』ネタバレ(感想)どんな夫婦にも“特殊”な世界観があるということ。

2019年製作
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『天才作家の妻 40年目の真実』(101分/米・英・スウエーデン/2017)

原題 『The Wife』

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  1. 支配的な夫に逆らえず、糟糠の妻を演じていたのか。それとも積年の恨みを晴らす機会を伺っていたのか。
    1. 欧米の文学界は女性作家の門戸は狭かったという事実
    2. 日本の文学界は世界と比べると寛容ではないだろうか
    3. やはり夫婦とはベッドを共にすることが重要なのだろう
    4. 作家としても夢を諦め、夫に賭けてみる。自分は陰になる決意。
    5. グレン・クロースは喋らなくても全てを語っている
    6. 略奪婚したという負い目もある。夫に成功してもらうことで、汚名を拭いたい想いもあったろう
    7. 二人で一人。つまりお互いが利用しあっているからこそ成功したのだ。どんな夫婦にも“特殊”な世界観があるということ。
  2. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  3. 合わせて観たい映画
    1. 【特殊な夫婦関係を描いた映画】
      1. 映画『ガラスの城の約束』
      2. 映画『ワイルドライフ』
      3. 映画『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』
      4. 映画『ピアッシング』
      5. 映画『ともしび』
    2. 【女流作家の活躍を描いた映画】
      1. 映画『ガーンジー島の読書会の秘密』
      2. 映画『コレット』
    3. 小説家を主人公にした映画
      1. 映画『ばるぼら』
      2. 映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』
      3. 映画『コレット』
      4. 映画『ドリーミング村上春樹』
      5. 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』
      6. 映画『トールキン 旅のはじまり』
      7. 映画『ガーンジー島の読書会の秘密』
      8. 映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』
      9. 『Merry Christmas!〜ロンドンに奇跡を起こした男〜』

支配的な夫に逆らえず、糟糠の妻を演じていたのか。それとも積年の恨みを晴らす機会を伺っていたのか。

欧米の文学界は女性作家の門戸は狭かったという事実

 この映画を観て思ったのは、やはり女性というだけで差別と偏見で世の中に埋もれてしまった人が世界には多くいると言うことだ。誠に悲しいことだ。まだ明確に調査していないから断言できないが、こういった表現における女性蔑視は欧米の方が根強かったのではないだろうか。ハリポッターの作者のJ・K・ローリングも女性作家であると売れないと出版社は危惧し、イニシャルを付けたと言うから驚きだ。

日本の文学界は世界と比べると寛容ではないだろうか

 この日本ではどうだろう。私は文学に於いては日本の出版社は開放的だと思う。遥か古の時代では清少納言や紫式部が名作を生み出しているし、近代日本では樋口一葉や与謝野晶子などが活躍している。昨今ではもう女性作家の方が男性作家より元気に活動しているくらいだ。そう考えると日本は文学に於いての女性進出は世界に自慢できる。

やはり夫婦とはベッドを共にすることが重要なのだろう

 さて、この物語は夫のゴーストライターとして生きてきた妻がノーベル賞受賞の知らせを聞いてから授賞式が行われるストックホルムまでの出来事を過去、現在を交えながら描いている。妻を演じるグレン・クロースの演技に注目が集まっている。まず映画の冒頭から説明したい。朝、老夫婦がベッドでセックスをする場面から始まる。仲の良い夫婦なら年齢など関係なく普通のことかもしれないが、夫の性癖に何となく嫌な感じを覚える。妻はそれに応えているから相性は良いのだろう。

作家としても夢を諦め、夫に賭けてみる。自分は陰になる決意。

 夫はかつて大学教授であり妻はその生徒。家庭もあった夫は若き妻を選び離婚した。それによって大学の職を終われ辛酸な生活を送ることになる。妻は作家を夢見ていたが、女性作家は出版しても売れないと言われ渋々諦める。しかし夫の才能では本など出版できない、妻はゴーストライターとして本を書き続けて行くのだ。夫の陰に隠れて多くの名作を書いたが、評価されるのは夫。糟糠ので満足していた、いや我慢していたのか、、、。この辺りの心中を読み取るのがこの映画の醍醐味と言える。

グレン・クロースは喋らなくても全てを語っている

 まず妻が記者から「あなたがゴーストライターなのでは?」と投げかけらた質問には冷静に「No」と答えている。そりゃ、授賞式の直前であるからそう答えるしかない。しかしここから彼女は過去の夫との生活に想いを巡らす。文才もないくせに、偉そうに批評を繰り返し、酒を飲み、浮気ばかりする。労わりの言葉も感謝の気持ちもかけない。そんな夫との数十年の生活を思い出して次第に腹が立ってくる。当たり前だ。しかもノーベル文学賞と言う世界最高峰の賞を受けとる、本来ならば自分のはずなのに、、、、。もう許せないのだ。この心中をクロースは見事に演じている。喋らず表情だけで演じている。

略奪婚したという負い目もある。夫に成功してもらうことで、汚名を拭いたい想いもあったろう

 もう一つ。糟糠のでいなければいけなかった理由もある。それはやはり妻子ある人を奪ったと言う負い目からではないだろうか。陰ながら夫を支えることで良き妻と世間にアピールできるからだ。もしノーベル文学賞と言う大きな賞でなければ糟糠の妻で満足していたいのかもしれない。この辺りに人間とは何かと言う問いが発生する。地位や名誉が欲しくならない理由はないのだ。人間の欲求には 1、生理的欲求 2、安全欲求 3、社会的欲求(帰属欲求) 4、尊厳欲求(承認欲求) 5、自己実現欲求 などがある。一般的な社会生活をしていると3から上が欲しくなるのは必然です。よって妻が社会的に認められない境遇を嘆き怒りに変えるのは理解できる。夫は正に他人の褌で相撲を取ったのである。

二人で一人。つまりお互いが利用しあっているからこそ成功したのだ。どんな夫婦にも“特殊”な世界観があるということ。

 しかし、しかしである。最後の最後で許してしまう悲しき性(さが)が見えるのだ。それは冒頭で繰り広げられた二人だけのベッドでの世界が大きいように思える。何らかの趣向があるのだろう。あれだけ激しく喧嘩したのにすぐに仲直りする、それはおそらくこの夫婦が数十年繰り広げた日常であると想像できる。夫が他の女を浮気しても、夫を寝取った本人は咎めることができない、なおかつ夫に謝られると身の心も許してしまうのだ。夫は妻に依存しているが、実は妻も夫に依存しているのだ。映画の中では夫は本当に嫌な奴問い映る。パワハラ、セクハラ、家庭内DVのオンパレードだ。それに耐えてる妻であるが、実は小説を書くことで夫を支配しているようにも見えるのだ。夫こそ妻から離れられない、だから浮気をし妻の気を惹きベッドで許しを乞うのではないだろうか。

 そう考えるととても深い、実に深い夫婦の物語だと感じた。ただ女性という理由だけで出版の機会が損なわれるというのは未だに信じられない。

 

*本作のグレン・クローズは本年度のアカデミー主演女優賞獲得との声がある。彼女は過去何度も候補に上がったが未だに獲得していない。今回こそは!と睨んでいるが、レディー・ガガという新鋭に苦戦が予想される。正直難しいかもしれない。出来るものなら獲得して欲しい。

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【特殊な夫婦関係を描いた映画】

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映画のことなら映画.comより引用

スタッフ

監督 ビョルン・ルンゲ

製作 ロザリー・スウェドリン ミタ・ルイーズ・フォルデイガー クローディア・ブリュームフーバー ジョー・バムフォード ピアース・テンペスト

製作総指揮 ジェーン・アンダーソン ビョルン・ルンゲ ゲロ・バウクネット ニナ・ビスゴード マーク・クーパー フローリアン・ダーゲル トマス・エスキルソン ヨン・マンケル ガード・シェパーズ

原作 メグ・ウォリッツァー
脚本 ジェーン・アンダーソン
撮影 ウルフ・ブラントース
美術 マーク・リーズ
衣装 トリシャ・ビガー
編集 レーナ・ルンゲ
音楽 ジョスリン・プーク

キャスト
グレン・クローズ ジョーン・キャッスルマン
ジョナサン・プライス ジョゼフ・キャッスルマン
クリスチャン・スレイター ナサニエル・ボーン
マックス・アイアンズ デビッド・キャッスルマン
ハリー・ロイド 若い頃のジョゼフ・キャッスルマン
アニー・スターク 若い頃のジョーン・キャッスルマン
エリザベス・マクガバン

作品データ
原題 The Wife
製作年 2017年
製作国 スウェーデン・アメリカ・イギリス合作
配給 松竹
上映時間 101分
映倫区分 G

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