映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』ネタバレ・あらすじ・感想・評価。蜷川実花映画はインパクト勝負だけ作品。物語を紡げない。二階堂ふみは最高演技。

2019年製作
スポンサーリンク

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』公式サイトにて作品情報・上映館・お時間もご確認ください。YouTubeで予告映像もご覧ください。

ningenshikkaku-movie.com このドメインはオークション中です。

『人間失格 太宰治と3人の女たち』120/日本/2019

【監督】
蜷川実花
【出演】
小栗旬
宮沢りえ
二階堂ふみ
沢尻エリカ

スポンサーリンク
  1. 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』のオススメ度は?
  2. 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の作品概要
  3. 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』のあらすじ・ネタバレ
  4. 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の感想・評価・内容・結末
    1. 蜷川実花の映画はなぜ心に残らないのだろうか
    2. 太宰のクソ人間をもっともっと描いてくれないと
    3. 二階堂ふみさん演じる山崎富栄が人間失格を書かせたのだ
    4. 沢尻エリカさんはまとまってしまったのが残念
    5. 宮沢りえさんはもう冒険しないのだろうか
    6. 小栗旬さんは育ちの良さを消せない。上品すぎる
    7. 成田凌くんの太宰を観てみたい
  5. 追記 人間失格になってしまったのか沢尻エリカ容疑者
  6. 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』まとめ 一言で言うと!
  7. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  8. 合わせて観たい映画
    1. 【成田凌くん出演映画】
      1. 映画『さよなら くちびる』
      2. 映画『愛がなんだ』
      3. 漫画『チワワちゃん』
      4. 映画『糸』
      5. 映画『カツベン!』
    2. 【蜷川実花監督作品】
      1. 映画『Diner ダイナー』
    3. 小説家を主人公にした映画
      1. 映画『ばるぼら』
      2. 『天才作家の妻 40年目の真実』
      3. 映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』
      4. 映画『コレット』
      5. 映画『ドリーミング村上春樹』
      6. 映画『トールキン 旅のはじまり』
      7. 映画『ガーンジー島の読書会の秘密』
      8. 映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』
      9. 『Merry Christmas!〜ロンドンに奇跡を起こした男〜』
  9. 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の作品情報

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』のオススメ度は?

2つ半です。

よくできた映画です。

全体的に飽きがこない構成になっています。

でも、もう少し掘り下げて欲しかったです。

太宰=クソ人間をもっと描かないと!

恋人と観にいってください。

スポンサーリンク

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の作品概要

日本文学において燦然と輝く作品を残した太宰治の半生を蜷川実花が描く。蜷川世界独特の極彩色と流れるような演出。小栗旬 、宮沢りえ 、二階堂ふみ 、沢尻エリカといった豪華キャストを迎えて太宰のクズっぷりを描いている。

スポンサーリンク

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』のあらすじ・ネタバレ

酒、タバコにまみれ不健康であることを美として振る舞う太宰。作品で得たお金は散財しまくる。妻子がいる身でありながら方々に愛人がいる。愛人と妻の間で悩み苦しみもがきことで小説を紡いでいく。それを非難する人もいるが、芸術作品には必要不可欠と嘯く。自堕落な太宰を支えた三人の女性と死へ向かう太宰の最後の物語を描いている。

スポンサーリンク

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の感想・評価・内容・結末

蜷川実花の映画はなぜ心に残らないのだろうか

蜷川実花監督作品は随分と観ています。でもパッとあの作品はこういう話だったと思い出せる映画はないのです。心に残らないのです。

各映画を観た直後の印象は強いのですが、尾をひくような映画はありません。もちろんそれはわたし独自の感性のせいでもあります。

例えば『さくらん』なら「元気の良い土屋アンナさんが出てたっけ?」となるし『ヘルタースケルター』は「沢口エリカさんの美しい体」とか『Diner ダイナー』は「なんか目が回るような演出だった、藤原竜也が出てたっけ?」となります。

俳優にとっては良いかもしれません。あと蜷川さんの色彩感覚のイメージが強烈すぎます。綺麗なことは綺麗なのですが、日本的な色彩ではない世界観が残りすぎます。

それはそれで高く評価しています。写真家でもありますから照明技術の高さ、画面構成の完璧さ、さらにデザイン、インテリア、衣装、小物などの美術全般へのこだわりの凄さは理解できます(音楽逃げも感じます)

太宰のクソ人間をもっともっと描いてくれないと

しかし、肝心の映画の物語を描くには今回もいま一つでした。題材が太宰治ですが、もっとクソ人間として描くべきでした。美化しすぎです。

太宰は確かに才能はあったかもしれません。自己破滅型の人間です。自己愛性パーソナリティー、いわゆるサイコパス的な性格だったと思います。

周囲を巻き込み自身に注目を集める、そして自殺行為を繰り返す。まさに典型かと思います。それは彼の生き方です。

でも結局は太宰のせいで死んだ人間もいるのです。それはその女性たちが選んだことですから自由です。

そこのクソ、クズ、ダメ人間をもっと描いてくれないといけません。一応、わたしは太宰の信者です。

太宰のクソ人間が好きなんです。主演の小栗旬さんがカッコいいのであまりにもクソ人間に描くとイメージがありますから遠慮したかもしれませんが、そこを行ってくれないと。

二階堂ふみさん演じる山崎富栄が人間失格を書かせたのだ

さて、この映画は三人の女たちが出てきますが、何と言っても山崎富栄演じる二階堂ふみさんが全部持って行きました。

素晴らしい演技でした。太宰と死ぬことを目的とした生き方、死んで太宰の芸術を完成させるという狂気へ向かう様を見事に演じています。

人間は死ぬ瞬間にとてつもないエネルギーを出すと言いますから、二人の命の灯火が消える前はとても情熱的な恋愛だったことが予想されます。

それは太宰の最後の『人間失格』の大ヒットによって証明されています。言うなれば人間失格を書かせたのは妻の美和子(宮沢りえ)ではなく間違いなく富栄です。

彼女は太宰の全てを受け入れました。ただ心中に向かう過程では富栄が主導していますが、ここはクソ太宰主導の演出が欲しかったです。

今となってはどちらが導いたなどわかりせんし、どうでもいいと言ってしまえばそれまでですが、やっぱり太宰のクソっぷりを観たいものです。

沢尻エリカさんはまとまってしまったのが残念

沢尻エリカさんも良いのですが、なんでしょうか。まとまってしまいましたね彼女は私生活のスキャンダル以降、おとなしくなってしまって面白くないですね。

もっとカッ飛んで欲しいです。綺麗なことは綺麗ですが、どうもいまひとつなんですよ。再度バッシングされることを恐れているというか、役柄を選びすぎている感じがします。

もっと挑戦して欲しいです。今回の役柄は太宰の愛人で子供を身ごもるという設定ですが、時代的に非難されないです。

彼女の場合は人と抗うような闘志あふれる役をやって欲しいのですが、どうもモノ足りません。

宮沢りえさんはもう冒険しないのだろうか

宮沢りえさんはもう何も言えないです。きちんとした妻と母親をやっています。うーん、宮沢さんは将来的に吉永小百合さんのような女優を目指しているのでしょうか。

こちらも可もなく不可もないイメージです。本作では喜怒哀楽もあまり出さない平坦な役でした。少しだけ太宰を叱咤する場面がありますが、太宰を発奮させる心からの声としては響いてきませんでした。

ちょっと迫力にかけるのです。たぶん宮沢さんほどになると、キャメラに自分がどのように映っているのか演技をしながら計算していると思うのです。

そうなってしまうと良い演技は期待できないのです。映画とはキャメラに向かって演じるのではなくスクリーンで観ている人に向かって演技しないと成立しません。

小栗旬さんは育ちの良さを消せない。上品すぎる

小栗旬さんは太宰としてカッコ良すぎますね。あそこまでカッコよくないでしょ。ダメっぷりを演じますが、顔がカッコ良すぎて映画には入れませんでした。

撮影中、どんどん痩せていったことが話題になっていますが、そんなことで自慢しても意味はないのです。

たぶんアメリカ人のカメレオン俳優たち、特にクリスチャン・ベールらの身体改造を意識してのことですが、そういったことを売りにして欲しくないです。

あくまでも映画の舞台裏に興味を向けて欲しくないですね。で、小栗旬さんの演技ですが、やっぱい育ちの良さが出てしまっているんです。それは嘘がつけないってことですか。上品すぎました。

成田凌くんの太宰を観てみたい

そして成田凌くん。わたしのお気に入りの俳優さんです。彼は良い。本当に良い。カッコいいし、感情表現が抜群なのです。

今回は編集者を演じていますが、とにかくすっごいんです。途中で「成田くんの太宰を観たい」と思いました。成田くんならどうやって演じるのだろうと、、、。

もっと人間臭い太宰をやったような気がします。わたしにとって成田力んと菅田将暉くんが今一番推している俳優です。

 

さてさて、映画は予定調和として最後は太宰は自殺します。その場面のコミカルなやり取りも必要ありません。

ましてや命乞いするかのような雰囲気はもっての外です。もっとクソとして描いて欲しいです。

結局は太宰は死んで自らの作家としての価値を日本文学の最高峰に昇華させたのことは事実です。

クソがテッペンを獲ったというのが大事なのです。本当のクズが命をかけて勝ち取ったところに魅力あるのです。

そこをもっと突き詰めてもらわないと良い映画にはなりません。

*死へ向かう物語は悲しみを伴うものですが、この映画では泣けませんでした。
*死んで今もこのような論争を巻き起こす太宰はやっぱり偉大だとは思います。

スポンサーリンク

追記 人間失格になってしまったのか沢尻エリカ容疑者

沢尻エリカさんが合成麻薬MDMA所持のい容疑で逮捕されました。

沢尻容疑者になってしまいました。とても残念です。

今後、捜査がどのように進展するかわかりませんが、出来るだけ多くの情報をアップして行こうと思っています。

わたし個人としましては彼女の女優としての才能に注目していましたから、事実であるならとてもショックです。

ひょっとしたら本映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』が彼女の最後の作品になる可能性があります。

タイトルが人間失格です。麻薬をやったら人間失格というコピーもありましたから因果なものです。

スポンサーリンク

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』まとめ 一言で言うと!

クズで良いんです」

このセリフは『まぶだち』(01年古厩智之監督作品)の中で少年がいう言葉です。クズでないのに言わせている演出が凄みがあるのです。本作『人間失格 太宰治と3人の女たち』でもしこの言葉を太宰が使ったらどうなったか想像してみました。クズがクズと言ったら同情を煽るだけです。でも実際の太宰は自身のことをそう風潮していたらしいですが。

スポンサーリンク

『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング

映画『コロンビアーナ』ネタバレ・あらすじ・感想。ゾーイ・サルダナがリュック・ベッソン製作でナタリー・ポートマン越えを狙うが、、。
映画『Wの悲劇』ネタバレ・あらすじ「薬師丸ひろ子最高!」感想「三田佳子vs世良公則&高木美保共演」結末「蜷川幸雄絶好調」その後『バブルの悲劇』が日本を襲う
映画『さくら』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。「兄弟愛は禁断?」北村匠海&吉沢亮&小松菜奈共演の贅沢映画。「さくらの“脱糞”が招く幸せ!」
映画『追憶(1973)』ネタバレ・あらすじ「バーブラ・ストライサンド適役でヒット!」感想「音楽勝ち映画」結末
映画『孤狼の血 LEVEL2』ネタバレ・あらすじ「サイコパスヤクザ鈴木亮平が談合刑事松坂桃李と愛を交わす」感想「国家権力の闇を暴く」結末「続編決定!」
奈良県天理市が舞台『二階堂家物語』後継問題に悩む家族の物語
映画『荒野にて』ネタバレ、評価。新鋭チャーリー・ブルマーの眼差しが切ない
映画『エリカ38』実話・ネタバレ・あらすじ・感想 浅田美代子の詐欺師が最高!
新海誠監督映画『星を追う子ども』はジブリへのオマージュかそれとも別れか。新海作品異色作。ネタバレ・あらすじ・感想・考察。
映画『明日に向かって撃て!』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。バート・バカラック「雨にぬれても」がニューマン&レッドフォードの哀愁歌

スポンサーリンク

合わせて観たい映画

【成田凌くん出演映画】

映画『さよなら くちびる』

本当にカッコいい

映画『さよなら くちびる』青春エネルギー濃厚 ネタバレ・あらすじ・評価・成田凌 門脇麦 小松菜奈の演技が最高潮 音楽映画
ハルとレオ。二人はアルバイト先で出会い、音楽ユニットを結成する。ハルはレオにギターを教えて路上で歌う。評判となり全国へライブ活動に出かける。マネージャーとしてシマが加わる。しかし二人の関係は悪化し、解散の決意をする。3人は最後のツアーをするが、ハルレオの人気が火がついてしまう。解散するか継続か、3人は悩む。青春音楽物語。

映画『愛がなんだ』

優しいんだな、これがまた

映画『愛がなんだ』は恋愛依存というより“東京依存”の物語だ。ネタバレ、評価、感想。
『愛がなんだ』(123分/日本/2019) 監督 今泉力哉 東京という街自体が孤独なのだ。何かにしがみ付いていないと狂ってしまう。 『愛がなんだ』と『愛とはなんだ』は違う。若者に『愛がなんだ』と言わせるのがすごい 『愛がなんだ』という映画を...

漫画『チワワちゃん』

こっちはちょいワル。でもカッコいい

漫画『チワワちゃん』を実写化。東京の街を失疾走する吉田志織が愛しい。
誰もが見知らぬ者同士とは大人だけの世界だと感じていた。しかし若者同士も自らの素性を積極的に明かさない。その理由は会ってないような者。東京の街を舞台に出会った若者たちの“パーティー”みたいな日々を激しいビートを斬新な映像で綴った東京ムービー。疾走するまで、消えてしまうまで青春を燃え尽きたい。

映画『糸』

菅田将暉くんと奇跡の共演

https://undazeart.com/ito/

映画『カツベン!』

この映画で成田くんの俳優として実力がわかる

https://undazeart.com/katsuben/

【蜷川実花監督作品】

映画『Diner ダイナー』

カラフルワールド全開

映画『Diner ダイナー』は役者もセットもメイクも料理も音楽も全部が芸術。蜷川実花ワールド最高潮作品。ネタバレ・あらすじ・感想・内容
映画『Diner ダイナー』のオススメ度は? 星3つです。 いやあ、すっごい映画です。 色、色、色に圧倒されます。 極彩色です。 目が眩んできます。 アートです。芸術です。 俳優もセットも料理も音楽も全てが芸術です。 蜷川実花ワールド最高潮...

小説家を主人公にした映画

映画『ばるぼら』

手塚治虫も恐ろしいが手塚眞監督も恐ろしい!

映画『ばるぼら』ネタバレ・あらすじ「美乳」二階堂ふみ&「美尻」稲垣吾郎の衝撃愛!手塚眞とクリストファー・ドイルが紡ぐ「究極の芸術愛」誕生!感想・結末。
映画『ばるぼら』ネタバレ・あらすじ「美乳」二階堂ふみ&「美尻」稲垣吾郎の衝撃愛!手塚眞とクリストファー・ドイルが紡ぐ「究極の芸術愛」誕生!感想・結末。映画『ばるぼら』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ばるぼら』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ばるぼら』の作品情報・概要『ばるぼら』は手塚治虫が『ビッグコミック』(小学館)で1973年(昭和48年)7月10日号から1974年(昭和49年)5月25日号まで描いた大人向けの漫画である。当時の手塚治虫の苦悩を投影したと言われている。手塚の実子でヴィジュアリストであり、映画監督の20手塚眞が実写化し2020年11月20日に公開された。主演は稲垣吾郎と『人間失格 太宰治と3人の女たち』『糸』二階堂ふみ。共演は『37セカンズ』『閉鎖病棟 それぞれの朝』の渋川清彦、『人数の町』『楽園』石橋静河、美波、大谷亮介ら。撮影監督は『ある船頭の話』クリストファー・ドイル。

『天才作家の妻 40年目の真実』

女性の能力の方が高い

『天才作家の妻 40年目の真実』ネタバレ(感想)どんな夫婦にも“特殊”な世界観があるということ。
妻子ある大学教授と恋に落ち、略奪婚をしてしまった負い目もあるのだろうか。自らの夢である“作家”を諦め夫のゴーストライターに徹することで良き妻『糟糠の妻』を演じるているのか。ノーベル文学賞と言う名誉が二人の絆を壊そうとする。二人の感情揺れ動く。妻は全てを告白するのか、夫はそれを許すのか。夫婦である意味とは、、、。

映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』

ローラという女流作家の才能が飛び抜けている

映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』ネタバレ・あらすじ・感想。ローラ・アルバートの才能を評価。SNS炎上ビジネスの先駆け。
映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』...

映画『コレット』

フランスにこの人がいたから良かった

映画『コレット』ネタバレ、あらすじ。女流作家シドニー=ガブリエル・コレットを演じるキーラ・ナイトレイの演技は絶品。女性の挑戦、勇気、希望の映画です。
今だに女性の社会進出を歓迎しない男は多い。世界的な女性作家シドニー=ガブリエル・コレットでさえも夫の強制により社会に出る機会を長く待った。この物語は文才のないダメ夫に嫁いだばかりに、作家としての才能を開花する女性の物語である。同時に女性の権利を広く訴えることでフランス女性たちに勇気と希望を与えた人生をつぶさに描いている。

映画『ドリーミング村上春樹』

村上春樹を愛してやまない翻訳家

映画『ドリーミング村上春樹』ネタバレ・あらすじ・結末。デンマーク人翻訳家メッテ・ホルムの村上春樹愛は仕事に直結している究極のハルキスト。
デンマーク人翻訳家デンマーク人翻訳家メッテ・ホルムを追ったドキュメンタリー映画。1995年ホルムは日本を旅した時に『ノルウェイの森』と出会った。読み終えてすぐに村上春樹の翻訳家になることを決意する。そして今ではデンマーク語の翻訳の大家となっている。そんな彼女が村上作品を翻訳する際の格闘と苦悩と挑戦をキャメラは追いかけている。

映画『トールキン 旅のはじまり』

『ロード・オブ・ザ・リング』の影に友情あり

映画『トールキン 旅のはじまり』作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想。『ホビットの冒険』『指輪物語』は四人の友情物語から始まった。
映画『トールキン 旅のはじまり』公式サイトにて作品情報・上映館・ネタバレ・あらすじ・感想を紹介。トールキンのSF冒険小説の最高傑作と言われる『ホビットの冒険』『指輪物語』の誕生秘話が明かされます。一番は友情です。四人の親友から名作は生まれたと言っても過言ではありません。友情の大切さをヒシヒシと描いています。

映画『ガーンジー島の読書会の秘密』

リリー・ジェームズが綺麗すぎます

映画『ガーンジー島の読書会の秘密』作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・結末。リリー・ジェームズの気品が漂う。読書会が静かブームになる予感。
第二次世界大戦後、遂に女流作家の幕開けとなりました。戦前は男性名義で出版していましたが、もう自由に名乗れます。ジュリエットは精力的に活動します。ある日ガーンジー島から一通の手紙が届きます。興味を持ち島へ取材に行きます。そこでは読者会が行われており、ある女性の秘密がありました。ジュリエットは島に魅了され、恋もします。

映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』

やっぱりサリンジャーはいつまでも少年

天才伝説!『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』サリンジャーの名言が溢れてる映画
アメリカ文学史に燦然と輝く偉大な作家、サリンジャー。彼の後半の人生は謎に満ちている。なぜ表舞台から立ち去ったのか、その謎に迫る映画である。この映画はサリンジャーの名言が随所に盛り込まれている垂涎の作品である。天才作家の苦悩と葛藤、そして伝説になった生き方を如実に表している。

『Merry Christmas!〜ロンドンに奇跡を起こした男〜』

ディケンズの創作スタイルが釘付けになる

『Merry Christmas!〜ロンドンに奇跡を起こした男〜』(104分/米/2017)
原題 『The Man Who Invented Christmas』 作家とは素晴らしい仕事であると再認識させてくれる。ディケンズが後世の作家たちに影響は計り知れない。もちろん『クリスマス・キャロル』は永遠なり。 有名作家になるともう過去...

 

スポンサーリンク

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
蜷川実花
脚本
早船歌江子
製作総指揮
大角正 佐野真之
製作代表
高橋敏弘 豊島雅郎 木下直哉 三宅容介 山本将綱 藤田浩幸 金谷英剛 宮崎伸夫
エグゼクティププロデューサー
吉田繁暁
企画
池田史嗣
プロデュース
池田史嗣
プロデューサー
秋田周平 宇田充
ラインプロデューサー
阿部智大
撮影
近藤龍人
照明
藤井勇
録音
松本昇和
美術
Enzo
装飾
前田陽
衣装
青木茂
へアメイク
HAMA
スタイリスト
長瀬哲朗
ヘアメイクディレクション
稲垣亮弐
編集
森下博昭
音楽
三宅純
音響効果
伊藤瑞樹
音楽プロデューサー
高石真美
主題歌
東京スカパラダイスオーケストラ チバユウスケ
助監督
吉田亮
VFXスーパーパイザー
オダイッセイ
アソシエイトプロデューサー
秋吉朝子
アシスタントプロデューサー
松田裕佑
記録
松村陽子
制作主任
後藤一郎
制作担当
木村広志
ラインプロデューサー補
山田智也
キャスト
太宰治小栗旬
津島美知子宮沢りえ
山崎富栄二階堂ふみ
太田静子沢尻エリカ
山谷花純
片山友希
木下隆行
稲垣来泉
宮下かな子
山本浩司
壇蜜
近藤芳正
伊馬春部瀬戸康史
佐倉潤一成田凌
太田薫千葉雄大
三島由紀夫高良健吾
坂口安吾藤原竜也
2019年製作/120分/R15+/日本
配給:松竹、アスミック・エース

タイトルとURLをコピーしました