2019年製作 村上龍原作映画『ピアッシング』は“性”への飽く無き追求と新しい愛の形を描く ネタバレ・あらすじ・感想・評価 人間の性への追求は飽きることがない。本作は村上龍原作の小説を映画化したものだ。映像化することで若干、原作より性描写は柔らかくしている。殺したい衝動を持つ男と死にたい衝動を持つ女が出会って一夜を過ごす。二人はお互いの性癖を理解する。「その前に食事しよう」の意味を考えると納得できる。大人のための大人の映画です。 2019.07.01 2021.07.21 2019年製作アメリカ映画社会派映画
2019年製作 映画『COLD WAR あの歌、2つの心』悪女が目指す究極の愛のゴール 男は悲劇 ネタバレ・あらすじ・感想 本作は第71回カンヌ国際映画祭最優秀監督賞を受賞。さらに第91回アカデミー賞では外国語映画賞・監督賞・撮影賞の3部門にノミネートされた。とても素晴らしい映画だ。社会主義時代のポーランドを舞台にピアニストと歌手の恋愛逃避劇。ワルシャワ、ベルリン、パリで展開。究極の恋愛とは命をかけること。破滅的な女、悪女だが可愛い。 2019.06.30 2022.01.13 2019年製作イギリス映画不倫・不貞映画刑務所・囚人映画女性活躍映画家族愛の映画差別・偏見映画強盗・強奪逃走映画復讐・逆転映画恋愛映画戦争映画政治家映画救出・解放・奪還映画映画暴力・虐待映画格差社会映画犯罪映画病気・傷害苦悩映画社会派映画芸術映画裏社会映画青春映画音楽映画
お茶の間映画館 映画『アルカトラズからの脱出』ネタバレ・あらすじ・その後「クリント・イーストウッド」vs「ドン・シーゲル」最後の映画。脱走モノ。 映画『アルカトラズからの脱出』ネタバレ・あらすじ・その後「クリント・イーストウッド」vs「ドン・シーゲル」最後の映画。脱走モノ。1979年に公開されたアメリカ合衆国の映画である。原題『Escape From Alcatraz』ドン・シーゲルとクリント・イーストウッドが組んだ最後の作品である。脱走モノ映画にハズレはないと言われている。『アルカトラズからの脱出』以前、以降と言われるほど、本作は脱走映画に於けるポジションは重要だ。脚本も演出も撮影も昔ながらの職人気質を守っている。ドン・シーゲルの経験と技術が集積されている。脱走モノとして初のハッピーエンドか? 2019.06.28 2021.02.22 お茶の間映画館アメリカ映画スリラー&サスペンス映画ヒューマン映画実話映画映画社会派映画クリント・イーストウッド作品
クリント・イーストウッド作品 映画『ダーティファイター 燃えよ鉄拳』男は酒と女とケンカ!って時代があった。クリント・イーストウッドとソンドラ・ロックのラブラブ映画 アメリカの酒場は荒くれ者が多い。トラック運転手はその筆頭と言える。本作のクリント・イーストウッドは酒、ギャンブル、女、そしてケンカが何より好きな男だ。ケンカせずして男にあらずだ。好きになった女を賭けてケンカする。一見、カッコいいが現代で通用しない。恋人、ソンドラ・ロックの歌声が素晴らしい。オランウータンと共演している 2019.06.27 2021.02.22 クリント・イーストウッド作品
クリント・イーストウッド作品 映画『シティヒート』はイーストウッドはソンドラ・ロックと別れて疲れていたのか 全く迫力がありません 本作『シティーヒート』はクリント・イーストウッドは出演だけしている。監督はやっていない。演技の方はと言うと、ちょっと今ひとつなのだ。何だか疲れていると言うか、気持ちが入っていないと言うか、とにかく迫力がないのだ。私生活で恋人のソンドラ・ロックと何か進展があったのかもしれない。バート・レイノルズはカッコいい。 2019.06.26 2021.02.22 クリント・イーストウッド作品
2019年製作 ディズニー映画『アラジン』実写 ウィル・スミスが青い ネタバレ・あらすじ・評価・結末 『千夜一夜物語』の一つにこの『アラジン』がある。不朽の名作と言われる所以は恋愛、友情、ファンタジーを喜怒哀楽の表現で進行していく。子供から大人まで、アジアからヨーロッパ、アフリカの人々誰もがわかりやすい物語が特徴である。今回ディズニーが実写化した。監督はガイ・リッチー。ウィル・スミスの演技が全篇で楽しめる。 2019.06.23 2021.07.21 2019年製作ディズニー
2019年製作 映画『ガラスの城の約束』ネタバレ・あらすじ 毒親 ネグレクト 虐待 過保護 過干渉 こんな両親いらないと思った作品 社会と隔絶するように生きる家族。父親はアル中で無職、母親はアーティスト気取りで家事も育児もしない。子どもは4人。彼らの世界はこの毒親になる。飲んだくれで暴言を吐く父親に洗脳されているかのようで、父親を尊敬、崇拝している。しかし成長するにつれて一家がおかしいと気づく。そして家を脱出する。毒親、ネグレクト、ハラスメント。 2019.06.20 2022.06.14 2019年製作いじめ・陰湿映画アメリカ映画クズ・クソ人間映画サイコパス映画ジャーナリスト映画ダメ・怠け者・ポンコツ人間映画ヒューマン映画夢・目標希求映画大学生映画女性活躍映画実話映画家族愛の映画映画格差社会映画毒親映画犯罪映画社会派映画薬物・アルコール依存映画詐欺・ペテン師映画青春映画
2019年製作 映画『僕たちは希望という名の列車に乗った』18歳の若者たち 東ドイツから脱出 自由獲得。ネタバレ・あらすじ・評価・感想 旧東ドイツ。18歳の若者たちが悪ふざけで行った2分間の黙祷が国家によって罰せられる事件へと発展していく。1956年、現在のドイツは東と西に分断されていた。東側はソビエト、西側はアメリカ、イギリス等の欧米諸国が実質治めていた。もちろん西からの情報は東には伝わらない。社会主義が一番と信じていた若者はハンガリー動乱におけるソビエトの蛮行が許せなかったのだ。家族が犠牲になる可能性に胸を痛めながらも若者たちは列車の乗って西へ行った。 2019.06.20 2021.07.21 2019年製作
2019年製作 映画『さよなら くちびる』青春エネルギー濃厚 ネタバレ・あらすじ・評価・成田凌 門脇麦 小松菜奈の演技が最高潮 音楽映画 ハルとレオ。二人はアルバイト先で出会い、音楽ユニットを結成する。ハルはレオにギターを教えて路上で歌う。評判となり全国へライブ活動に出かける。マネージャーとしてシマが加わる。しかし二人の関係は悪化し、解散の決意をする。3人は最後のツアーをするが、ハルレオの人気が火がついてしまう。解散するか継続か、3人は悩む。青春音楽物語。 2019.06.19 2021.07.21 2019年製作
2019年製作 女優前田敦子vs黒沢清監督 映画『旅のおわり世界のはじまり』 ネタバレ・あらすじ・感想・評価「本当の自分」が始まる物語 カンヌ常連監督、黒沢清最新作は前田敦子を迎えてウズベキスタンへ。テレビレポーターとしての仕事に疑問をもち、ウズベキスタンの街、自然、人々を通じて本当にやりたいことを見つける人間成長物語。前田敦子は女優だ。もうAKBの面影は見えない。黒沢監督の新境地と言える作品。新しい世界はいつも始められる。 2019.06.19 2021.07.21 2019年製作
2019年製作 映画『エリカ38』実話・ネタバレ・あらすじ・感想 浅田美代子の詐欺師が最高! 映画『エリカ38』は実際にあった詐欺事件をモチーフにドラマとドキュメンタリー仕立ての構成で作られている。実年齢が60歳でありながら38歳と偽り男たちを色仕掛けで取り込み大金をせしめていく。見事!とい言いたくなるが、エリカ自身も男に騙されて身を滅ばせてしまった被害者と言える。本作では詐欺に引っかからない方法も学ぶことができる 2019.06.16 2022.01.12 2019年製作ヒューマン映画女性活躍映画実話映画恋愛映画日本映画映画昭和映画格差社会映画毒親映画犯罪映画社会派映画裏社会映画詐欺・ペテン師映画
2019年製作 映画『歎異抄をひらく』親鸞聖人を読み解く時代 石坂浩二 ネタバレ・あらすじ・感想・評価 生きる意味とはなんだ! 人はなぜ生きているのか?という問いに立ち止まる時がある。多くは人生の終盤を迎えて過去を振り返ることで“死”の準備をしている気がする。本作は『歎異抄をひらく』はそう言う疑問に答えている。親鸞聖人の弟子たちが書き残した名著をわかりやすくアニメで説明している。人間は誰もが悪人であると言うショッキングな言葉から始まる。 2019.06.15 2021.07.21 2019年製作
2019年製作 映画『ハイ・ライフ』ネタバレ・あらすじ・ジュリエット・ビノシュの狂気ぶりが最高!ロバート・パティンソンもカッコいい 人間の“命”への関心は尽きないものなのだろうか。地球では人口爆発、環境汚染、そして戦争を繰り返す愚かな人類は来たる未来に於いて、宇宙空間へと命の活路を求めて旅たつ可能性があるのか。本作は人間の欲望と命の尊厳について描いている。ビノシュの悪玉的で妖艶な演技が息を飲むほど美しい。やっぱり美女は悪女が似合う。 2019.06.13 2021.07.21 2019年製作
2019年製作 映画『リアム16歳、はじめての学校』ネタバレ・あらすじ・感想・内容 母親の息子愛が異常 マザコン息子が恋 欧米で自宅学習が普及する理由がわかる 日本ではあまり一般的ではない“自宅学習”英語でホームスクーリングという。欧米では子供の安全のため高度な教育のために広く浸透している。本作は母と息子が自宅学習を通してケンブリッジ大学を目指している。しかしひょんなことから息子が公立学校に通うことになる。公立学校を毛嫌いしている母親は深く悩む。子離れ、親離れをテーマにした映画 2019.06.11 2021.07.21 2019年製作
2019年製作 映画『名探偵ピカチュウ』ネタバレ・あらすじ・感想・内容・結果ピカチュウはうさぎ?ハリウッドで実写化 日本が産んだポケモンがなんとハリウッドで映画製作されました。ピカチュウです。とっても可愛いです。将来的に私たちの生活に欠かせないキャラクターになるかもしれません。何と言ってもポケモンは癒しを与えてくれます。一緒にいるだけで嫌なことも忘れて幸せな気持ちにさせてくれます。映画を観ているだけで、目頭が下がってきます。 2019.06.10 2021.07.21 2019年製作
2019年製作 ペネロペ&ハビエル&アスガー・ファルハディ監督 映画『誰もがそれを知っている』ネタバレ・あらすじ・評価・感想。 ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムは実生活では夫婦だ。本作は幼じめであり、元恋人同士を演じている。監督はイランの巨匠アスガー・ファルハディ。スペインの乾いた大地で人間のい深層心理の脆弱性を描いている。誰もがこの映画を観て、自身に置換えてると人間の本質の愚かさに気がつくだろう。ずっと引っ張られているような感覚を覚える作品 2019.06.09 2021.07.21 2019年製作
2019年製作 東野圭吾作品映画化『パラレルワールド・ラブストーリー』ネタバレ、あらすじ、感想、評価。吉岡里帆さん、惜しい。 人の記憶は曖昧だ。作ろうと思えば簡単に作れる。また作り変えることも可能だ。強烈な体験を与えたり、刷り込みのように何度も繰り返すことで可能だ。しかし本作はコンピューターを用いて脳に直接データを送ることで記憶を消したり、書き換える技術を用いて人の脳をいじっている。そして被験者はパラレルワールドの混乱で精神的な異常を覚える。 2019.06.08 2022.05.26 2019年製作
2019年製作 映画『空母いぶき』は忖度映画である。ネタバレ、感想、評価、残念。 海上自衛隊の話。南西諸島を航行中、正体不明の国から攻撃を受ける。1945年以降、日本は一度も他国と交戦したことがない。一人も犠牲者も出していない。本作は憲法9条という括りの中でいかにして他国からの攻撃に対応するかを訴求した作品になっている。しかしながら、贋作者かわぐちかいじさんのオリジナル作品から逸脱した残念な作品である。 2019.06.07 2022.05.26 2019年製作アクション映画ヒューマン映画戦争映画日本映画映画社会派映画軍隊・兵役映画青春映画
2019年製作 映画『コンフィデンスマンJP』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。長澤まさみ魅力大全開!こんな美人詐欺師なら騙されたい! 映画『コンフィデンスマンJP』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。長澤まさみ魅力大全開!こんな美人詐欺師なら騙されたい!詐欺師も成功すれば大物だ。みんなが集まってくる。でも失敗すれば犯罪者。奈落の底だ。この映画では詐欺師を異常なほど、美化しているように思われる。が、勘違いしてはいけない。彼らは弱者を相手に詐欺を働いていない。絶えず強い存在からお金を騙し取っている。お金を取ることが目的でもあるが、詐欺という舞台を楽しむために行なっている愉快犯だ。 2019.06.06 2022.01.13 2019年製作お茶の間映画館アクション映画コメディ映画サバイバル映画女性活躍映画強盗・強奪逃走映画映画詐欺・ペテン師映画青春映画
2019年製作 映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』ネタバレ・感想・評価。132分全開で楽しめます 日本映画史上、最高傑作の『ゴジラ』が2019年世界を駆け巡っています。ゴジラたち怪獣は人間にとって良き友なのかそれとも敵なのか。あるいは人間が地球の負の生物なのかについて深く考察しています。ゴジラを巡りモスラ、ラドン、そして最強怪獣キングギドラが登場して大暴れします。人類、いや地球の未来は怪獣たちに託されました。 2019.06.05 2021.07.21 2019年製作
2019年製作 映画『パパは奮闘中』ロマン・デュラスの育メン度が上がる様が良い。ネタバレ、あらすじ、評価 現代社会において結婚し、子育てをする環境はとても厳しいと言える。夫は収入をあげようと必死に働くばかりに家庭のことを後回しにする。日々、家事、育児は妻にとっては大きな負担になっていく。本作は現代版『クレイマー、クレイマー』と言える。夫は妻が消えて、初めて妻のありがたみをわかった。そして妻の帰りを子供と待つ美しい物語だ。 2019.06.04 2021.07.21 2019年製作
2019年製作 映画『ベン・イズ・バック』ジュリア・ロバーツ&ルーカス・ヘッジズが薬物依存との戦いを描く。ネタバレ、あらすじ、感想、評価。アメリカ社会の闇 ジュリア・ロバーツが薬物依存で苦しむ息子を救おうと格闘する演技が素晴らしい。自身も年頃の息子を持つ身として体当たりで挑んでいる。アメリカ社会の深層について如実に描いている。薬物依存症から復活するのはとても難しい。自身の子供が壊れていくのは辛い。果たして息子は帰ってくるのか。そして以前のように平和に暮らす日々は戻るのか。 2019.06.02 2021.07.21 2019年製作
お茶の間映画館 映画『タイトロープ』はクリント・イーストウッド主演作品で最も陰惨な映画である。また俳優として転換期であった。 本作はクリント・イーストウッド監督作品ではない。主演しているだけだ。この頃のイースウッドは過渡期だったのだろうか。それともソンドラ・ロックとの関係が終焉して疲れていたのだろうか。また映画界の様相が変化しているため今後の行方を観察していたのだろうか。何れにしても本作はクリント・イーストウッド作品の中ではとても陰惨な映画と言える。 2019.06.01 2021.02.22 お茶の間映画館アメリカ映画スリラー&サスペンス映画映画犯罪映画社会派映画クリント・イーストウッド作品
2019年製作 ペネロペ・クルス主演映画『誰もがそれを知っている』ネタバレ、あらすじ、評価。知らないフリをするのが優しさ。 映画『誰もがそれを知っている』は人間とは人の秘密を知りたい生き物である、それとも秘密を知ることで自分と他者を比べることで自己満足する生き物なのであるとのメッセージにも聞こえる。秘密を知った感情をコントロールすることはとても重要であり、それが決壊すると全ての調和が崩れ、もう元には戻れない危険性を帯びている。 2019.06.01 2021.07.21 2019年製作