映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』ネタバレ・あらすじ・結末。正義の男「鶴瓶に乾杯」に涙する綾野剛と小松菜奈。

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映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

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映画『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』公式サイト
大ヒット上映中!日本中が“むせび泣いた!”感動のベストセラー「閉鎖病棟」を国民的芸人・笑福亭鶴瓶×「愛を乞うひと」平山秀幸監督が遂に映画化!!精神科病棟で紡ぎ出される、優しき人間たちのドラマ。
11月1日(金)公開『閉鎖病棟―それぞれの朝―』大ヒット特別映像

映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』(117分/PG12/日本/2019

【監督】
平山秀幸
【製作】
村松秀信 間宮登良松 木下直哉
【出演】
笑福亭鶴瓶
綾野剛
小松菜奈

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映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』のオススメ度は?

4

4つです。

今更ながら鶴瓶さんの実力に驚かされました。

一見、重たい話に感じますが優しさがあります。

綾野剛くんのイメージ変わりました。

小松菜奈さんの投げやり度が良いです。

友達、恋人と観に行ってください。

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映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』の作品概要

帚木蓬生の小説[『閉鎖病棟』を映画化。監督・脚本は平山秀幸。精神を病んだ人たち入院している精神病院の患者たちの悩みや葛藤、あるいは希望も描いている。院内で起きた殺人事件を巡って、患者たちの心の動向を優しい目線で描いている。

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映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』のあらすじ・ネタバレ

妻と愛人の情事を目撃し激昂の果てに殺人を犯した梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)は死刑囚となった、執行されたが何らかのミスで助かることに。前代未聞の事故のため執行はされず精神病院へ送られた。陶芸をしながら他の入院患者と平和に暮らしていた。ある日、島崎由紀(小松菜奈) が入院してきた。それから、、、、。

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映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』の感想・評価・内容・結末

まずこの映画を観て一番すごいと感じたのは鶴瓶さんの演技です。この映画は最初から最後まで鶴瓶さんが全部持っていきました。もちろん綾野剛くんや小松菜奈さんも素晴らしい演技をしていますが、鶴瓶さんの年季の入った演技には程遠いものがありました。かつてテレビ番組で即興演技の『スジナシ』という番組がありましたが、鶴瓶さんはあの番組で相当の演技力をつけたような気がします。正に筋金入りの演技でした。

映画は白黒画面から始まります。とても重々しい雰囲気があります。死刑執行の場面です。首に頭巾とロープをかけられ穴に落とされます。とてもリアルです。2000年にビョークが演じた『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を思い出させました。しかし奇跡的に梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)は助かります。執行され吊るされるのですが、蘇生したのです。実際には執行が失敗したら再執行を行うらしいのですが、本作では秀丸は精神病院送りとなります。ちなみに秀丸が犯した罪は妻とその愛人と更に実母の3人を殺したことです。

場面は精神病院に移ります。チュウ(綾野剛)が病院外で買ってきたお菓子、服、化粧品を入院患者に売りさばいています。チュウは比較的自由に外出できるという事はそれほど重症な精神患者ではないことがわかります。タイトルの閉鎖病棟とありますが、本当の閉鎖病棟には、今も鉄格子があったり、拘束室があったりします。本映画に登場する他の入院患者も割と軽度の精神疾患の人たちだと思われます。

秀丸とチュウを中心に映画が展開すると思っていましたが、島崎由紀(小松菜奈)という18才の少女が入院してきます。なぜ入院してきたのか、理由ははっきりしません。母親が強引に連れてきました。彼女は一言もしゃべりません。心を開かないのです。うつ病なのだろうか、それとも自閉症なのだろうかと頭の中で想像してしまいます。そして彼女の心の闇は虐待にあったことがわかります。父親から性的虐待です。父親といっても養父です。しかも妊娠しているのです。由紀は絶望のあまり病院の屋上から飛び降ります。けれども運良く助かってしまいます。それから秀丸とチュウのさりげない優しさに触れて変わっていきます。馴染めなかった病院生活ですが、少しずつ心の傷も癒えていくのです。しかし、母親と養父が強引に退院させます。実家に戻りましたが、再び養父の暴行を受けそうになりもう一度、病院に戻ってきます。

しばらくは平和な日が続きます。秀丸の陶芸を手伝ったり、チュウと買い物へ出かけたり、皆でカラオケを歌ったり、、、。しかし、彼女は院内で重宗(渋川清彦)という男にレイプされてしまいます。こういう場面は映画で観ているだけできついです。目を背けたくなります。いつも女性とか子供とか弱い者が暴力の犠牲になる、そのような歴史は終わりにして欲しいと思います。そして彼女は消えてしまいます。

彼女が重宗にレイプされたと知った秀丸とチュウは復讐を誓います。正義の心を持った秀丸は今度は激昂しません。冷静に対処します。重宗の感情に揺さぶりをかけてを殺したのです。これで4人殺したことになります。無論、逮捕です。ここからチュウは秀丸を助けるために自ら退院し自立へ向かって生きていきます。仕事を見つけ懸命に働きます。その合間に秀丸の刑が軽くなるよう奔走します。裁判は複雑化が予想されます。かつての死刑囚、しかも執行の失敗、さらに人を殺したのですから。これには恩情があるのでしょうか。そして消えたはずの由紀が証言に立ちます。なんと言うのでしょうか、、、。

この映画を観ているとやはり秀丸に同情したくなってくる自分がいます。最初の殺人は妻が浮気をしている現場です。自分の伴侶が他の男に寝取られて怒らない男はいないでしょう。でも、そこで感情を抑えるかどうかなんです。二度目は計画的です。感情のままではありません。ここに問題があると思います。ひょっとしたら秀丸は自身の死刑と引き換えるつもりもあったと思います。今まで生きながらえて来た自分からの逃亡です。「やっと楽になれる」というような声が聞こえてきました。

死刑制度。人間が人間の死を決めることって正しいのかわかりません。裁判で死刑判決を出す裁判官の気持ちってどんなのでしょうか?

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まとめ 映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』一言で言うと!

人はなぜ産まれて、何のために生きて、どうして死ぬのだろう、、、。

これに対する問いは世界のあらゆる宗教で議論されていますが、納得のいく答えにはまだたどり着いていません。わたしにはわかりません。ただ時間は前にしか進まないのです。と考えると単純に明日のために産まれて、生きて、死んでいくとしか言えないです。そんなことを考えるのは暇人だという人もいます。動植物的に見れば「子孫を残すために」となるでしょう。人間は知性を持った引き換えに、自他の命を操作する自由を手に入れてしまいました。

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映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
平山秀幸
原作
帚木蓬生
脚本
平山秀幸
製作
村松秀信 間宮登良松 木下直哉 宮崎伸夫 中野伸二 吉村和文 丸橋哲彦 植田勝教 中林千賀子
プロデューサー
菅谷英智 三宅はるえ
音楽プロデューサー
津島玄一
ラインプロデューサー
宮内眞吾
撮影
柴崎幸三
照明
上田なりゆき
録音
小松将人
美術
中澤克巳
装飾
大庭信正
衣装
岩崎文男 小磯和代
ヘアメイク
佐藤光栄
編集
洲崎千恵子
音響効果
伊藤瑞樹
音楽
安川午朗
主題歌
K
VFXスーパーバイザー
オダイッセイ
スクリプター
近藤真智子
助監督
吉田和弘
制作担当
雲井成和
梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)
塚本中弥(チュウさん)(綾野剛)
島崎由紀(小松菜奈)
丸井昭八(坂東龍汰)
キモ姉(平岩紙)
ムラカミ(綾田俊樹)
ダビンチ(森下能幸)
ハカセ(水澤紳吾)
テッポー(駒木根隆介)
フーさん(大窪人衛)
オフデちゃん(北村早樹子)
おジギ婆さん(大方斐紗子)
ドウさん(村木仁)
島崎佳代(片岡礼子)
島崎伸夫(山中崇)
塚本富子(根岸季衣)
酒井(ベンガル)
大谷(高橋和也)
石田サナエ(木野花)
重宗(渋川清彦)
井波(小林聡美)
2019年製作/117分/PG12/日本
配給:東映