映画『リメンバー・ミー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『リメンバー・ミー』ディズニーサイト、IMDb(アマゾンが運営する英字サイト)にて作品情報・キャスト情報をご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『リメンバー・ミー』(105分/G/アメリカ/2017)
原題『Coco』
【監督】
リー・アンクリッチ
共同監督
エイドリアン・モリーナ
【製作】
ダーラ・K・アンダーソン
【出演】
アンソニー・ゴンサレス
ガエル・ガルシア・ベルナル
ベンジャミン・ブラット
アランナ・ウバック
- 映画『リメンバー・ミー』地上波放送!完全ノーカット。日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』2022.3.4 よる9時〜10時59分放送
- 映画『リメンバー・ミー』のオススメ度は?ミゲルの歌が!「それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌」
- 映画『リメンバー・ミー』が伝えたいこと・学べる知識・教養
- 映画『リメンバー・ミー』の作品概要
- 映画『リメンバー・ミー』のあらすじ・ネタバレ
- 泣ける?泣けない?映画『リメンバー・ミー』の感想・評価・内容・結末 私はというと・・・
- まとめ映画『リメンバー・ミー』は祝福の涙があふれ出ます
- 映画『リメンバー・ミー』のキャストについて
- 映画『リメンバー・ミー』の日本語声優について
- 映画『リメンバー・ミー』歌・ 楽曲一覧
- まとめ 映画『リメンバー・ミー』一言で言うと!
- 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
- 合わせて観たい映画
- 映画『リメンバー・ミー』の作品情報
映画『リメンバー・ミー』地上波放送!完全ノーカット。日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』2022.3.4 よる9時〜10時59分放送
映画『リメンバー・ミー』は、日本テレビの金曜ロードSHOWで2022.3.4 よる9時〜10時59分放送 。地上波です。ピクサー映画が今週から3話連続で放送されます。
ピクサー映画『トイ・ストーリー4』も大感動物語です。こちらもご覧ください。
映画『リメンバー・ミー』のオススメ度は?ミゲルの歌が!「それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌」
星4つです
メキシコの風習がわかります
夢へ向かって走る若者に心踊ります
ミゲルの歌が素晴らしい
カラフル映像が綺麗
家族愛が深い
映画『リメンバー・ミー』が伝えたいこと・学べる知識・教養
・好きこそ物の上手なれ
・挑戦するのが人生だ
・家族を応援しよう
映画『リメンバー・ミー』の作品概要
『リメンバー・ミー』原題『Coco』ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給のアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・ファンタジー・アドベンチャー映画。
メキシコの「死者の日」をモチーフにこの世とあの世で繰り広げられる家族愛と少年の夢への挑戦を描いている。
キャッチコピーは「それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌。」
映画『リメンバー・ミー』のあらすじ・ネタバレ
ミゲルは12歳の少年。家業は靴屋。自身も靴磨きに出かける。
しかしミゲルの夢は音楽家。憧れはメキシコの伝説的歌手デラクルス。屋根裏に隠れてギターの練習をしている。
その理由は家訓に“音楽禁止”が掲げられているからだ。ヒイヒイじんさんが妻子を捨て音楽を選んだため。家族はミゲルを立派な靴職人にしたいが、ミゲルは音楽家への思いが募るばかり、、、。
年に一度の「死者の日」がやってきた。ミゲルはギター片手にコンテスト出場を目論むが、、、。
泣ける?泣けない?映画『リメンバー・ミー』の感想・評価・内容・結末 私はというと・・・
ピクサー映画最高傑作「多様性」を先取り
すごく良い映画だと思います。まず舞台がメキシコであることに大きな意味があると感じました。
ディズニーとピクサーの先見力はさすがと思います。今は2020年ですが、本映画『リメンバー・ミー』は2017年公開作品です。
それまでディズニーは白人系の人たちを主役に映画を作ってきました。
しかし『モアナと伝説の海』あたりから非白人系の作品へ完全にシフトチェンジしたように見受けられます。
それは非白人系の人口増加という市場理由もありますが、やはり“多様性”を睨んでのことでしょう。そのバランス感覚が素晴らしいと思います。
若者の夢や希望を応援する映画
映画『リメンバー・ミー』から伝わってくるのは、やはり「生まれたからにはやりたいことをやれ!」です。
特に若い人たちには挑戦することの大切さを伝えているのではないでしょうか。
主人公のミゲル(アンソニー・ゴンサレス) は音楽の才能がありながら、家族が音楽禁止の掟を作ったばかりに隠れてギターの練習をしています。
ミゲルは家業の靴屋を継ぐ意思はありません。半ば強制的に靴屋の修行をさせられています。
ミゲルの家族が音楽禁止の掟ができた理由は、ミゲルのヒイヒイ爺さんが音楽にのめり込んで妻子を捨てたからです。
ヒイヒイばあさんがイメルダで、その娘が今はボケが始まったひいばあちゃんのCocoです。原作のタイトルが『Coco』ですからこのひいばあちゃんの物語です。
「死者の日」という明るい祝祭がメキシコにある
ミゲルはとにかく音楽をやりたくて仕方がありません。メキシコには「死者の日」という祝祭があり、盛大に死者を迎え入れる儀式が何百年も続いています。
その祝祭のイベントコンサートに出演したいのですが、家族の反対にあって出場できません。それどころか大切なギターを壊されます。
それでも諦めきれないミゲルはメキシコの伝説的な歌手のエルネスト・デラクルス(ベンジャミン・ブラット) のビデオをみて「デラクルスが実のヒイヒイおじいちゃん」と感じ彼のお墓へ忍び込みます。
しかし死者の日に死者から泥棒を図ったことで逆に生きたまま死者の国へ送られてしまいます。
少し怖くて息を飲むほど美しい「死者の国」
物語のほとんどは死者の国を舞台に展開していきます。
死者の国の人々の顔がドクロになっていますから、最初は誰が誰やら分りにくいですが、すぐに慣れてきます。
死者にとってもう一度、子孫に会えるのはこの祝祭の日は特別です。会える条件は子孫が覚えてくれていることと祭壇に写真が飾られていること。
もし誰も死んだ人のことを語らなくなったり、写真が無くなれば、死者は別の世界に送られます。それは本当に死を意味します。
ここでは死という概念が2回あるというメキシコ特有の考え方も見受けられます。
ミゲルは必死になって生の世界へ戻ろうとしますが、思いも寄らない事実が発覚します。
今までヒイヒイじんさんで一番の憧れの存在だったデラクルスがとんでもない人間だったからです。
そして実際のヒイヒイじんさんが軽口ばかり叩くヘクターとわかったからです。ここから二人は共に力を合わせて戦っていきます。
オレンジのマリーゴールドが“三途の橋”
映像がとても綺麗です。日本では考えられないようなカラフルな世界が描かれています。「メキシコは桃源郷か」と思わず息を飲み込んでしまいます。
まずお花。オレンジ色のマリーゴールドの数々。イメージ的には三途の川にかけられている橋の役目です。
この世と死者をつなぐ橋をマリーゴールドで作ることで“死”というネガティブなイメージを払拭しています。
日本のお盆の習慣と似ていますが、決定的に違うのは皆が明るく楽しく祝う点です。場所も変われば習慣も違うことを学べます。
大人も子どもと一緒に最後まで見よう!
そして映画『リメンバー・ミー』は後半になればなるほど盛り上がる作りとなっています。歌です。歌が良いのです。
主題歌の『リメンバー・ミー』も絶品です。
特に最後にミゲルがママココ(ひいばあちゃん)に歌う場面が涙なしでは観ることができませんでした。
それまで呆けて記憶が曖昧で、しかももう喋ることができなかったのに一緒に歌うのです。これは痴呆の家族を持った経験がある人ならわかると思います。
グッときました。
夢や希望を持って挑戦できる世界を願っている
さて、映画『リメンバー・ミー』を観て感じたのは、日本でもメキシコでも何らかの理由があって夢への挑戦を諦めざる人がいること、それは将来、後悔する可能性が高いことが伝わってきます。
本作のミゲルは家族からの反対という最も高いハードルです。しかしミゲルはめげません。そこにこの映画の良いところなのです。
もしここでミゲルが夢を捨てて家業である靴屋を引き継いでいたのなら、彼の本当に人生は輝かないでしょう。
夢や希望を持って挑戦することの大切さを伝えている素晴らしい映画です。
自分の気持ちを貫いた方が家族も喜ぶでしょう
わたしたちの周りを見渡しても自身の意思とは違う選択をした人たちは多くいます。
日本は家父長制度がありますから、ずっと親の言うことに従うという、今ではもう悪しき習慣です。
伝統を守ることも大事ですが、やはり若者の気持ちを優先するという新しい価値観を持つ時代だと思います。
ミゲルのように“好きこそ物の上手なれ”がきっと世の中の役に立ちますし、家族も応援すると思います。ミゲルもそのお礼に家族にお返しするでしょう。
ディズニーとピクサーは幸せを運んでくる
ディズニーとピクサーの作る映画にはハズレはありません。とにかくハッピーエンドです。明るく、楽しく、笑って、踊って、みんな仲良しです。
家族も友人も恋人もハッピー、ハッピーです。鑑賞時間も100分前後ですから子どもも飽きません。
映画製作において徹底的に研究と調査を重ねているのが如実にわかります。
ひと時だけ「ファンタジーの世界へ」誘ってくれることでどれだけ多くの人が救われたことでしょうか。さすがです。ディズニー、ピクサー最強。
*ミゲルと行動を共にする犬はメキシカン・ヘアレス・ドッグという犬種です。通称はショロと呼ばれています。アステカ時代からずっと人間に寄り添っていました。食用にされた悲しい歴史がありますが、実は医療にも貢献しています。体温が高いため寒い時に一緒に寝ることで重宝されたそうです。
まとめ映画『リメンバー・ミー』は祝福の涙があふれ出ます
この映画『リメンバー・ミー』は子どもから大人まで本当に楽しめます。
心から楽しめます。
そして“大泣き”します。
涙がとめどもなく溢れてきます。
この涙は悲しみの涙ではありません。
ミゲルとCocoと両親、祖父たちを祝福する喜びの涙です。
「幸せになって良かったあ」と感じるのです。
ミゲルの一生懸命に頑張る姿に幼い頃の自分を!そして見守る家族の姿に今の自分を重ね合わせるとさらに泣けてくるのです。
必見です!!
映画『リメンバー・ミー』のキャストについて
ミゲル(アンソニー・ゴンサレス)
音楽少年のミゲルを演じるアンソニー・ゴンサレスですが、若々しい声に勢いを感じました。英語、スペイン語のバイリンガルですから本領発揮だったと思います。アクションシーンでのセリフがずっと印象に残っていましたが、最後のCOCOに語りかける場面のしんみり感が圧巻でした。
ヘクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)
ミゲルのヒイヒイ爺さんで音楽家。不運な死を迎えました。なんとメキシコ切っての美男子俳優、ガエル・ガルシア・ベルナルが演じています。これがたまりません。甘ーい声なのです。もちろんコメディーな演技もお茶の子さいさいでした。ベルナルでなかったらここまでヒットしていなかったかもです。
エルネスト・デラクルス(ベンジャミン・ブラット)
メキシコが産んだ世界的な歌手。前半から良い人モード全開でした。てっきりそのまま行くのかと思っていましたが、さすがディズニーです。ベンジャミン・ブラットの変貌ぶりには驚嘆しました。「おい、おい、そんなに人格変えるなよ」とツッコミを入れてしまうほどでした。
イメルダ(アランナ・ウバック)
夫ヘクターを許さないと誓い、靴屋で生計を立てて一人娘COCOを育てただけあって気が強いです。でも心のどこかでヘクターを愛していたのでしょう。さすがに英語のイメルダの声は迫力がありました。歌も良かったです。
映画『リメンバー・ミー』の日本語声優について
ヘクター(日本語吹き替え)藤木直人
ヘクターはチョリソを食べて腹痛が原因で死んでしまったキャラクターです。とても妻子を愛しているのにも関わらず誤解されて死に国にいます。音楽家としては天才でした。藤木さんの声は本当に気持ちが良かったです。温かみがありますが、子どもを子ども扱いせず、同じ目線で語る優しさがありました。ずっと耳に残るのです。
イメルダ(日本語吹き替え)松雪泰子
ヘクターの妻です。自分と娘はヘクターに捨てられたと勘違いして音楽を捨てます。しかし本心はヘクターを愛していたのでしょう。松雪さんの声は結構、迫力ありました。良いと思います。ヘクターを恨んでいるからといって、過剰気味になるかと思いましたが、語尾が優しかったのが良かったです。
エルネスト・デラクルス(日本語吹き替え)橋本さとし
メキシコが産んだ世界的な歌手で英雄です。歌が上手いです。この世でもあの世でもスターでいたい自己顕示欲が強い人間です。表向きは良い人でした。橋下さんの演技はもう絶品ですね。良い人から悪い人へ変わる様には震えを覚えました。
ミゲル(日本語吹き替え)石橋陽彩
音楽で身を立てたいと願っていますが、家訓で音楽禁止という辛い生活を送っています。勇気がある少年です。何かに挑戦したく頑張る姿に好感が持てます。石橋さんの声は心を惹きつけますね。吸着力が強いので映画を観終わってからもずっと残っています。
映画『リメンバー・ミー』歌・ 楽曲一覧
この映画の最大の魅力はやっぱり楽曲の素晴らしさにあります。邦画タイトルの『リメンバー・ミー』も良いのですが、その他多くの名曲があります。以下のディズニーサイトから視聴可能となっています。
まとめ 映画『リメンバー・ミー』一言で言うと!
「若さとは決して後悔しないこと」
心身とも若いうちこそ華です。やりたいことをやりきりましょう!年齢を重ねると臆病にもなりますが、体が付いてこなくなります。信じられないことですが、「面倒臭い」とか「明日やれば良い」と言い訳ばかり考えてしまいます。でも若いうちはそんなこと考えずに突っ走れば良いのです。
『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
合わせて観たい映画
【若者が夢に挑戦する映画】
映画『ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!』
これこそ涙と笑いのオンパレードです。必見、必聴です!
映画『ティーンスピリット』
小さな島から大スターを目指す少女のサクセス物語
映画『嵐を呼ぶ男』
ドラマーで世界を目指す日本男児
映画『パリに見出されたピアニスト』
ピアノを弾きたい想いは誰にも止められない
映画『リメンバー・ミー』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
リー・アンクリッチ
共同監督
エイドリアン・モリーナ
製作
ダーラ・K・アンダーソン
製作総指揮
ジョン・ラセター
原案
リー・アンクリッチ ジェイソン・カッツ マシュー・オルドリッチ エイドリアン・モリーナ
脚本
エイドリアン・モリーナ マシュー・オルドリッチ
編集
スティーブ・ブルーム
歌曲
クリステン・アンダーソン=ロペス ロバート・ロペス ジャーメイン・フランコ エイドリアン・モリーナ
音楽
マイケル・ジアッキノ
日本版エンドソング
シシド・カフカ 東京スカパラダイスオーケストラ
ミゲル(アンソニー・ゴンサレス)
ヘクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)
エルネスト・デラクルス(ベンジャミン・ブラット)
イメルダ(アランナ・ウバック)
エレナ(レニー・ビクター)
パパ(ジェイミー・カミル)
ココ(アナ・オフェリア・ムルギア)
フリーダ・カーロ(ナタリア・コルドバ=バックリー)
ママ(ソフィア・エスピノーサ)
アルフォンソ・アラウ
ガブリエル・イグレシアス
エドワード・ジェームズ・オルモス
ロンバルド・ボイアー
ダイアナ・オルテッリ
ブランカ・アラセリ
チーチ・マリン
ルイス・バルデス
ジョン・ラッツェンバーガー
ヘクター(日本語吹き替え)藤木直人
イメルダ(日本語吹き替え)松雪泰子
エルネスト・デラクルス(日本語吹き替え)橋本さとし
ミゲル(日本語吹き替え)石橋陽彩
パパ(日本語吹き替え)横山だいすけ
フリーダ・カーロ(日本語吹き替え)渡辺直美
ママ・ココ(日本語吹き替え)大方斐紗子
男性マリアッチ(日本語吹き替え)大抜卓人
「死者の国」の旅行者(日本語吹き替え)カイミ
ロス・チャチャラコス(日本語吹き替え)シシド・カフカ
コーンを持った男(日本語吹き替え)鈴木拡樹
女性マリアッチ(日本語吹き替え)高柳明音
パパ・フリオ(日本語吹き替え)多田野曜平
フアン・ハノキョーセー(日本語吹き替え)立木文彦
事務官(日本語吹き替え)チョー
お母さん(日本語吹き替え)恒松あゆみ
「死者の国」の旅行者(日本語吹き替え)寺田ちひろ
ロス・チャチャラコス(日本語吹き替え)茂木欣一
修道女(日本語吹き替え)安野希世乃
2017年製作/105分/G/アメリカ
原題:Coco
配給:ディズニー