映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』ネタバレ・感想・内容。本物とコピーの悲しき戦い。ミュウツーの葛藤する姿に共感。

2019年製作
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ポケモン映画公式サイト
ポケモン映画公式サイト「劇場版ポケットモンスター ココ」

『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』(98分/日本/2019)

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映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』のオススメ度は?

4つです。

泣けます。

ミュウツーの叫びが悲しすぎます。

人間より高度な生き物です。

家族で行ってください。

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映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の作品概要

映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は、1998年公開の「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」をリメイクした作品です。それも極めて高精細な3DCGに仕立てました。内容はほとんど同じです。人間とはなんと無責任で残酷な生き物なのかを描いています。でも最後はポケモンたち自身が解決を見出します。

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映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』のあらすじ・ネタバレ

ミュウの遺伝子を元に、ミュウツーと呼ばれるポケモンが作り出されました。ミュウツーは従来のポケモンの中で世界最強となります。しかし自身の存在意義に悩み、人間のエゴのために自分を作り出した人間へ恨み抱きます。そして絶望の果てに人間に復讐を行います。本物対コピーの醜い戦いが始まります。果たして、、、、。

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映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の感想・評価・内容・結末

本作品はとても深い内容だと思います。その深さとはつまり悲しさだと思います。人間の身勝手によってクローンを作り出してしまった悲劇です。

世界一強いとか世界侵略のためにポケモンが利用されるのであれば本末転倒です。ポケモンとは人類の癒しであって、平和の象徴的な存在です

決して争って傷つけあってはいけないと思います。

ミュウツーの叫び声が聞こえてきます。ミュウツーは「誰が産めと頼んだ、誰が作ってくれと願った」に全てが表されています。

そして人間によって勝手に複製されて生きている意義に格闘し絶望の果てに、自身が導き出したのは人間への復讐心です。

「私は何のために生きるのだ!」と苦しんだ結果です。これは科学技術の進歩と発展を追い求める現代世界の世相をうまく表しています。

本作は20年前のリメイクですが、当時もこういった人間の科学技術への是非を訴えていたのですから、製作者はとても先鋭的だったと言えます。

現在、世界は先進国を中心に「美容」「健康」「長寿」にとても貪欲です。美容はいかに若々しくいられるかを競うようにサプリメントやフィットネス、あるいは整形手術などが盛んです。

健康はフィットネスと重なりますが、病院へ行き薬を処方してもらったり、毎月のように登場する健康法を試しています。

これらの二つが目指す先が長寿になります。もちろん、科学技術の進展速度は凄まじく、不治の病といわれていた「ガン」も治癒できる時代になってきました。

それはとても良いことだと言えますが、様々なデメリットをもたらすことも覚悟しなくてはいけません。

人間が長寿になると人口が増大し食糧難に結びつきます。すると争いも増える可能性があります。

また世界の地理的に南の方に暮らす人々は永遠に南北問題に悩まされます。先進国の人のための食糧生産ほど悲しいことはありません。

本映画を観ていると「もし、クローン技術が一般化したら地球は滅びるだろう」と確信しました。

この世に生まれた限り命には時間があるということを日々、感じながら生きることが大切だと思います。

本作のオリジナルは1998年です。それから20年経ちました。

劇場には親子連れがたくさんいました。おそらく親御さんは20年前に観た人たちだと思います。

そして自身の子どもを連れてきたということは、そのお子さんも20年後にお子さんを連れて再び『ポケモン』を観ることになるでしょう。これは永遠なる映画ビジネスの気がします。

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映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』まとめ 一言で言うと!

人を呪わば穴二つ。

誰かのことを憎んで復習することばかり考えていると、やがて自分に跳ね返ってくることがあります。

しかも復讐心や憎悪心はいつの間にか心身を壊していきます。本映画はミュウツーの復讐心の強さを描いていますが、それを作ったのは人間です。

ひょっとしたら人間はこの地球上に生存する動植物全てから憎まれているのかもしれません。それだけ人間は好き勝手に生きてきたのですから。

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映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の作品情報

映画.comより一部引用

スタッフ
監督
湯山邦彦
榊原幹典
原案
田尻智
脚本
首藤剛志
エグゼクティブプロデューサー
岡本順哉
片上秀長
プロデューサー
下平聡士
關口彩香
長渕陽介
アニメーションプロデューサー
小林雅士
CGIスーパーバイザー
那須基仁
音響監督
三間雅文
音楽
宮崎慎二
主題歌
小林幸子
中川翔子
主題歌(アレンジ)
亀田誠治
ナレーション
石塚運昇
アニメーション制作
OLM Digital
キャスト(声の出演)
松本梨香サトシ
大谷育江ピカチュウ
林原めぐみムサシ
三木眞一郎コジロウ
犬山イヌコニャース
市村正親ミュウツー
小林幸子ボイジャー
山寺宏一ミュウ
レイモンド・ジョンソン
作品データ
製作年 2019年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 98分

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