こちらからお読みください。『スター・ウォーズ』シリーズ全部をまとめて紹介しています。
映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(133分/アメリカ/1999)
原題『Star Wars: Episode I – The Phantom Menace』
【監督】
ジョージ・ルーカス
【製作】
リック・マッカラム
【出演】
リーアム・ニーソン
ユアン・マクレガー
ナタリー・ポートマン
ジェイク・ロイド
映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』のオススメ度は?
星3つ半です。
ナタリー・ポートマンがとにかく可愛いです。
キーラ・ナイトレイが影武者です。
アナキン・スカイウォーカーを見つける話です。
フォースとは超能力みたいな力
ジェダイとは騎士日本語では「サムライ」のような戦士です。
映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の作品概要
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』原題『Star Wars: Episode I The Phantom Menace』1999年に公開されたアメリカ映画。ジョージ・ルーカス監督作品。エピソード6から過去に戻りアナキン・スカイウォーカーを見つけ育てる物語。
映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』のあらすじ・ネタバレ
平和な惑星ナブーが銀河通商連合に襲撃される。事件の真相を探るため調査に向かったのはジェダイ騎士のクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービ。二人は宇宙船の不調で砂の惑星タトゥイーンに不時着してしまう。しかしそこで偶然出会った9歳の少年アナキンに注目する。アナキンはクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービと同じく、いやそれ以上のフォースの力を持っていたのだった。クワイ=ガンは、アナキンをジェダイ騎士団に入団させようとするが……。
映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の感想・評価・内容・結末
『スター・ウォーズ9/スカイウォーカーの夜明け』が世界公開
2019年12月20日(金)いよいよ『スター・ウォーズ9/スカイウォーカーの夜明け』が世界同時公開されます。
第1作が1977年ですからかれこれ42年経ちました。
これで完結といわれていますが、わたしはアメリカ映画のそう言った宣伝文句を信じませんし、出来ることなら新たな展開を期待してしまうわたしだけではないでしょう。
しかも現在のスターウォーズから原作・発案者のジョージ・ルーカスは一線を引いています。
今はディズニーが製作していますから、本作『スター・ウォーズ9/スカイウォーカーの夜明け』が終わってからの新シリーズは当然行ってくるでしょう。
『スター・ウォーズ』シリーズを挫折する原因
さて、ひとえに『スター・ウォーズ』と言ってもあまりにも多すぎて何がなんだかわからないという人がいるのも事実です。
また現在と過去が入り混じっていて途中で観るのをやめてしまった人もいます。
「どこから観て良いかわからない」これが非常に多い意見です。
せっかくの新作が公開されますから急いで過去作から観ている人も多いです。
わたし的なアドバイスとしてはまずは新作を楽しむためには『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)』と『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)』の2本を観ておけば十分です。
これだけで楽しまめす。
そして余裕があるのでしたら、『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』から順番に観ていくことをオススメします。
間違っても初期の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から観るのはやめたほうが良いでしょう。
混乱します。
混乱の原因は1、2、3より新しい時代なのに映像・合成技術、キャラクターデザインがちょっと古いところがです。
そして4を観た後に1、2、3へ行くと最新のCGを使いまくっているのに時代は4よりずっと前の話、過去の話になるからです。
もうここで挫折する人が続出してきます。
ですからわたしのオススメは1、2、3と観ていくことです。
宇宙に舞台を移した戦争映画と考えれば楽です
さて、そもそもなんでまた宇宙戦争になるのかという素朴な疑問が浮かびます。
結局、人間は本能的にか“支配”したい欲求があるからです。
これは植物も動物も虫も魚を同じです。
種の保存のために、われ先に遺伝子を残そうとします。
熱帯雨林の草花は他よりも早く光を手に入れることで大きく育ち、受精して種を残します。
人間もこの世に生まれてからずっと争いをしてきています。
もう終わることはありません。永遠に続きます。
その舞台を地球から宇宙へ移して宇宙戦争、『スターウォーズ』として描いたジョージ・ルーカスの着眼点に敬意を払います。
ですから簡単に言ってしまうと、舞台を宇宙に移しただけの戦争物語です。
地球では土地や油田、水、そして人を支配して金銭的なモノを手に入れますが、本映画では星を手に入れようとか、燃料を手に入れようという描写はあまりありません。
“宇宙の平和”という言葉はよく出てきます。
もっと出てくるのは“宇宙征服”です。
この二つを並べるといわゆる“善悪”の構図が見えてきます。
スター・ウォーズは宇宙空間で戦争をする善と悪の戦いです。
これは勧善懲悪の物語で、最も人間が好む設定になっています。
映画を観ているとはっきりと正義の区別がつくところも人を惹きつけてやみません。
もっと簡単にイメージするならアメリカvsソビエトの戦いを思い浮かべましょう。
この映画が公開されたのは1977年です。
まだアメリカとソビエトが半目していた時代です。
当時のアメリカ映画ではソビエトを敵とみなす映画が多かったです。
アメリカ人であるルーカスも本映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』には両国の争いをモチーフにしているのは間違い無いでしょう。
もちろん正義はアメリカ、悪はソビエトです。
ジェダイは西洋的には騎士、でも目指すはサムライ
さて、本映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』は後々のシリーズを引っ張るアナキン・スカイウォーカーを見つけて育てる話です。
(このアナキンは将来的に悪の化身のダース・ベイダーになります)
アナキンは“フォース”という力を生まれながらに持っています。
このフォースとは簡単に言ってしまえば超能力のようなものです。
モノを自在に空中浮遊させたり、人を吹き飛ばしたり、心を読んだりします。このフォースを持っている者を特訓させて“ジェダイ”に育てるのです。
ジェダイとは騎士です。
ジェダイはフォースを自在に使い、ライトセーバーという剣の達人になって初めて認められる憧れの存在です。
ここでジェダイを観ているとまるで剣道を見ている気持ちになります。
そうです。
ルーカスは日本の武士道、“サムライ”から強い影響を受けています。
ご存知かと思いますが、ルーカスは黒澤明監督を尊敬しています。
黒澤作品の『七人の侍』と『隠し砦の三悪人』からスター・ウォーズの着想を得たといわれるほどです。
ですからジェダイの剣さばきは刀さばきに重なるのは無理ありません。
またアナキンの着ている服は着物をモチーフにしていますからもはや日本文化へのオマージュありきです。
そういった意味でも『スター・ウォーズ』シリーズはわたしたち日本人にとっては馴染深い作品であると思います。
アナキンは絶対神か悪魔かは次回作からわかります
さてさて、再び映画の話に戻ります。
アナキン誕生はまるでキリスト誕生と重なります。
母親は「父親はいない、自然にできた」と言います。
聖母マリアと同じ設定です。
これはつまり選ばれし者、絶対神そのものをイメージさせます。
アナキンを手に入れることで宇宙が平和か騒乱かがテーマにもなっていきます。
(逆にいうと「アナキンがいるから世界平和が乱れる」です)
でも『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』は幼少のアナキンを引き取り訓練するところで終わります。
アナキンにはマスター、つまり先生がつきます。
先生と弟子の一子相伝が行われるのです。これも日本の武士道に通じますね。
映画の中では激しい戦闘シーンもありますが、まずはアナキンを見つけて貰い受ける、ということだけ理解すれば次作が楽しめます。
宇宙でも戦闘シーンも光が綺麗だなあって感覚で見れば良いと思います。
またナタリー・ポートマンの影武者がキーラ・ナイトレイだというのも見ものです。
これは必見ですね。
まとめ 映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』一言で言うと!
「これは退屈な作品かも」
これは子どもにはわかりにくいシリーズです。
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合わせて観たい映画
【スター・ウォーズシリーズ】
映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
アナキンの心の苦悩と恋愛を描いていると言うが・・・・。
映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
アナキンがついにダースサイドに落ちます
映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』
『スター・ウォーズ』シリーズ第一弾、全てはここから始まった
映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』
ハン・ソロが、、、。レジスタンス最大に危機に、、、。
映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』
完全なるハッピーエンド これで銀河は平和になった
映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』
スター・ウオーズシリーズ一番の人気作品と言われています。
映画『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』
シリーズ一番の問題作です。でも観ておくべき!
映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』
スカイ・ウォーカーファミリーの物語が終わります
映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ジョージ・ルーカス
製作
リック・マッカラム
製作総指揮
ジョージ・ルーカス
脚本
ジョージ・ルーカス
撮影
デビッド・タッターサル
美術
ギャビン・ボケット
編集
ロジャー・バートン ベン・バート
衣装
トリシャ・ビガー
音楽
ジョン・ウィリアムズ
サウンドデザイン
ベン・バート
デザインディレクター
ダグ・チャーン
視覚効果監修
ジョン・ノール デニス・ミューレン スコット・スキヤーズ
アニメーション監督
ロブ・コールマン
クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)
オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)
パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)
アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)
パルパティーン元老院議員イアン・マクダーミド
シミ・スカイウォーカーペルニラ・アウグスト
シオ・ビブルオリバー・フォード・デイビス
パナカ隊長ヒュー・クァーシー
ジャー・ジャー・ビンクスアーメッド・ベスト
C-3POアンソニー・ダニエルズ
R2-D2ケニー・ベイカー
ヨーダ(声)フランク・オズ
バローラム最高議長テレンス・スタンプ
ボス・ナスブライアン・ブレッスド
ワトーアンドリュー・セコンブ
ダース・モールレイ・パーク
セブルバルイス・マクリード
ウォルドワーウィック・デイビス
ヌート・ガンレイサイラス・カーソン
リック・オーリーラルフ・ブラウン
メイス・ウィンドゥサミュエル・L・ジャクソン
ドミニク・ウェスト
ソフィア・コッポラ
キーラ・ナイトレイ
1999年製作/133分/アメリカ
原題:Star Wars: Episode I – The Phantom Menace
配給:20世紀フォックス映画