クリント・イーストウッド最高映画『許されざる者(1992)』ネタバレ・あらすじ「アメリカ社会の写し絵“悪人”しかいない世界」感想・結末

クリント・イーストウッド最高映画『許されざる者(1992)』ネタバレ・あらすじ「アメリカ社会の写し絵“悪人”しかいない世界」感想・結末 いじめ・陰湿映画
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映画『許されざる者(1992)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『許されざる者(1992)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

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『許されざる者(1992)』
(131分/米/1992)
原題『Unforgiven』

【監督】
クリント・イーストウッド
【製作】クリント・イーストウッド【製作総指揮】デビッド・バルデス【脚本】デビッド・ウェッブ・ピープルズ【撮影】ジャック・N・グリーン【美術】ヘンリー・バムステッド【編集】ジョエル・コックス【音楽】レニー・ニーハウス

【出演】
クリント・イーストウッド
ジーン・ハックマン モーガン・フリーマン リチャード・ハリス ジェームズ・ウールベット ソウル・ルビネック フランシス・フィッシャー アンナ・トムソン デビッド・マッチ
HPサイト】
映画『許されざる者(1992)』IMDbサイト

【予告映像】
映画『許されざる者(1992)』トレーラー

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  1. 映画『許されざる者(1992)』NHK BSプレミアム放送 7月23日(金)午後1時00分〜3時12分 
    1. 7月23日(金)午後1時00分〜3時12分
  2. 映画『許されざる者(1992)』注目は「アメリカ国旗」
    1. アメリカ国旗がどのように演出として使われているか注目
    2. ウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)のアメリカ国旗
    3. リトル・ビル・ダゲット(ジーン・ハックマン)のアメリカ国旗
    4. イングリッシュ・ボブのアメリカ国旗
  3. 映画『許されざる者(1992)』の感想・内容
    1. アメリカ映画史に燦然と輝く名作である。しかしこの映画に出てくる人間は全て悪党である。なぜイーストウッドはそんな設定にしたのか訓み解くと更に面白くなる。
    2. 殺しが生業として認められた狂気の時代。でも今現在も戦争で稼いでる国もあるのを忘れてはいけない。
  4. 映画『許されざる者(1992)』の結末・評価
    1. 友の復讎にはお金はいらない。とにかく殺しまくることだ。金のため、商売としての殺しだったのではないか、、、
    2. クリント・イーストウッドの映画に込める思いが全て詰まっている。流石としか言いようがない。何回観ても発見がある作品だ。
  5. まとめ 映画『許されざる者(1992)』一言で言うと!
  6. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  7. 合わせて観たい映画
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      4. 映画『続・夕陽のガンマン』
      5. 映画『アウトロー(1976)』
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      4. 映画『ダーティハリー2』
      5. 映画『ダーティハリー4』
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      7. 映画『人生の特等席』
      8. 映画『ファイヤーフォックス』
  8. 映画『許されざる者(1992)』の作品情報

映画『許されざる者(1992)』NHK BSプレミアム放送 7月23日(金)午後1時00分〜3時12分 

7月23日(金)午後1時00分〜3時12分

クリント・イーストウッド最高作品と言われています

『許されざる者』とは誰なんでしょうか?

アメリカという国なのでしょうか?

とても深い映画です

*娼婦のボス女のフランシス・フィッシャーは本映画『許されざる者(1992)』でクリント・イーストウッドと出会って、後に愛娘・フランセスカ・フィッシャー=イーストウッドを出産します。クリント・イーストウッドにとっては7人目の子どもです。

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映画『許されざる者(1992)』注目は「アメリカ国旗」

アメリカ国旗がどのように演出として使われているか注目

『許されざる者』はクリント・イーストウッド監督作品で最高峰の評価を受けている映画です。わたしも一年に一度は必ず観ます。

そして毎回、新しい発見がたくさんある映画です。

今回NHK BSプレミアム放送で放送されることをとても歓迎します。そこで以下のことを注意して鑑賞するとさらに面白いと思います。

アメリカ国旗に注目しましょう!

本映画『許されざる者』はまさにアメリカ社会の写し絵だと言っても良いでしょう。製作されたのは1992年です。

当時の世界はどう言う状況だったのでしょうか?イラクがクウェートに侵攻してアメリカ率いる多国籍軍がイラクに空爆をしたのが1991年です。

本映画『許されざる者』はまさにその大戦の真っ只中で作られています。

「アメリカは強し!」でしょうか。それとも「アメリカは憎し!」でしょうか。

結果的には両方が正しいのですが、この1990年からイスラム諸国の人たちの「許されざる者はアメリカ」になっていきます。

ウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)のアメリカ国旗

まず映画のラストでウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)が「ネッドを埋葬しろ!娼婦を人間らしく扱え!さもないと皆殺しにするぞ!」と言い放ちます。マニーの背景にアメリカ国旗がたなびいています。

リトル・ビル・ダゲット(ジーン・ハックマン)のアメリカ国旗

リトル・ビル・ダゲット(ジーン・ハックマン)がイングリッシュ・ボブ(リチャード・ハリス)から拳銃を取り上げる場面も注目してみましょう。

暴力的な描写の背景にはアメリカ国旗がたくさん風に揺れています。この演出は恐ろしいです。

リトル・ビルはイングリッシュ・ボブを蹴りながら「蹴っていると思うか?そうじゃねえ。宣伝しているんだ、分かるか!カンザスの無法者やミズーリの賞金稼ぎ、シャイアンの無法者にな」と。

イングリッシュ・ボブのアメリカ国旗

そしてコテンパンにやられたイングリッシュ・ボブを乗せた馬車が町を去っていく場面でもアメリカ国旗が映し出されています。

「お前ら皆呪われてしまえ、ここは無法の街だ。お前らは道徳心のないクズどもだ。アメリカに移住して当然だ。野蛮人だくたばっちまえ」です。とても意味深です。

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映画『許されざる者(1992)』の感想・内容

アメリカ映画史に燦然と輝く名作である。しかしこの映画に出てくる人間は全て悪党である。なぜイーストウッドはそんな設定にしたのか訓み解くと更に面白くなる。

暴力に暴力を重ねても丸く収まらないことは知っている。人間の復讐心に一度、炎が点くと消すことは難しい。

クリント・イーストウッド監督作品の中で私が最も好きな映画である。この作品でイーストウッドはアカデミー作品賞と監督賞を獲得した。

最初にメガホンを取った『恐怖のメロディ』(71)から20年余りで、17本目での悲願だった。

この作品は一見、西部劇にありがちな悪党退治の物語かと思われるが、実際は違うと思う。この映画に出てくる人物たちに良い人はいない。全員が悪党と言えるのだ。

まず事件の発端となったカウボーイは娼婦の顔を切り刻むという酷い人間だ。娼婦たちはそのカウボーイたちに賞金をかけて殺しを依頼する。

復讐したい気持ちはわかるが、人殺しに対して安易だ。

ジーン・ハックマン演じる保安官は街の平和を守ると息巻くが、要は自分が収める街を支配するために残忍な暴力を持って統治している。いわば独裁者だ。

そしてクリント・イーストウッド演じるマニーとモーガン・フリーマン演じるネッドも元殺し屋で金のために殺しをする。

娼婦の仇と大義を切っているように見えるが、所詮そんなのは稼ぐための言い訳でしかない。言ってみれば救いのない映画なのである。

でも私はこの映画がなのだ。この映画に出てくる人物で無理矢理にでも良い人を探すならネッドのインディアンの妻とマニーの幼子二人ぐらいだ。

殺しが生業として認められた狂気の時代。でも今現在も戦争で稼いでる国もあるのを忘れてはいけない。

映画の舞台は1881年のワイオミング州に遡る。同時期『OK牧場の決闘』のワイアット・ワープがアリゾナでひと暴れしている。

西部劇のネタとなる物語が一番多く描かれた時代だろう。かつて殺し屋であったマニーは10年前に引退し、農夫となり幼子を育てているが生活は困窮している。

最愛の妻は3年前に死んでいる。そんな時、キッドと名乗る若者のガンマンが訪れ一緒に“仕事”をしようと提案する。

仕事とは殺しだ。殺しで生業が成り立つ狂気に時代だ。

しかしマニーは一度は断る。が、子供達にちゃんとした生活をさせたいと奮起し殺しをやることにする。かつての相棒のネッドを誘いキッドを追いかける。

街に着いて娼婦の酒場へ行く。そこで保安官に痛めつけられる。

瀕死の重傷を負いながらも回復し、最初の一人を殺す。

二人目も難なく殺す。殺すことに迷いは全くない。賞金を受け取り帰ろうとするが、ネッドが殺され吊るされていた。

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映画『許されざる者(1992)』の結末・評価

友の復讎にはお金はいらない。とにかく殺しまくることだ。金のため、商売としての殺しだったのではないか、、、

ここからマニーの憎悪が一気に加速していく。かつて極悪非道、残酷さで世間を震撼させた本性が現れる。

友を殺されたという大義でどんどん人を殺していく。手加減などない。

保安官を殺した後のセリフがこの映画の全てを表している。「今から外へ出る。撃つんじゃないぞ。もし撃ったら殺すからな。そいつの妻も友人も撃ち殺すからな」と酒場の中から大声で怒鳴りつける。

更に「ネッドの遺体を埋葬しろ。娼婦たちを人間らしく扱え。ちゃんと守らないと戻ってきて、貴様たちを殺して町に火を点けて焼き払うぞ!」

この時のイーストウッドがとにかくカッコいいのだ。忘れてはならない、ここでクリント・イーストウッド演じるマニーが一番の悪党だとわかる。

でもカッコよく見えてしまう。これは何だろうか。アメリカなんだ。アメリカって国の全てを表していると思う。

正義も悪もない、やったもん勝ち、つまり勝てば官軍なのだ。でもこの映画が公開された時期に注目して欲しい。

1992年だ。その2年前に湾岸戦争があった。アメリカが多国籍軍を指揮してイラクへ行った。一方的に勝った。

似ていないだろうか?クウェートに軍事侵攻したイラクを叩きのめし、中東におけるアメリカの利権を確保したのだ。

アメリカは正義のためと言っていたけれど、その後の歴史を見るとやりすぎであった感がある。

クリント・イーストウッドの映画に込める思いが全て詰まっている。流石としか言いようがない。何回観ても発見がある作品だ。

私の見解ではクリント・イーストウッドはこの映画で自らの国であるアメリカ合衆国に警鐘を鳴らしている気がしたのだ。

正義を振りかざすための大義という言い訳を見つけて、世界中の人々にアメリカの偉大さをアピールし恐怖心を植え付けることで支配していくという構図はもうこれから通用しないよ、と言っていたのではないだろうか。

以上のことを考慮するとクリント・イーストウッドの映画作りでの哲学、思想、願望が込めれている作品と言える。

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まとめ 映画『許されざる者(1992)』一言で言うと!

「アメリカって呪われた国なの?」

クリント・イーストウッドと同時代を生きることに大きな喜びを感じます。彼は映画人のみならず「国際人」であると思います。世界の情勢を見ながら「祖国・アメリカ」を愛しているのです。まだまだ映画を作って欲しいと思います。

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『荒野の用心棒』でクリント・イーストウッドは世界に羽ばたいた。セルジオ・レオーネ監督と黒澤明監督への尊敬の念は消えない
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映画『荒野のストレンジャー』

クリント・イーストウッド西部劇初監督作品

映画『荒野のストレンジャー』あらすじ・ネタバレ・感想。クリント・イーストウッド最初の西部劇映画は謎解き満載
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映画『パーフェクト ワールド』ネタバレ・あらすじ・感想・内容。クリント・イーストウッドvsケビン・コスナー、完全な世界とは“心の自由”を獲得すること。
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映画『父親たちの星条旗』

太平洋戦争をアメリカ側から描く

映画『父親たちの星条旗』ネタバレ・あらすじ・感想。“硫黄島の戦い”英雄にされた三者三様の人生を描く。
映画『父親たちの星条旗』ネタバレ・あらすじ・感想。“硫黄島の戦い”英雄にされた三者三様の人生を描く。 映画『父親たちの星条旗』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『父親たちの星条旗』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『父親たちの星条旗』の作品情報・概要 『父親たちの星条旗』原題『Flags of Our Fathers』2006年公開のアメリカ映画。クリント・イーストウッドが監督作品。ジェームズ・ブラッドリーが父ジョン・“ドク”・ブラッドリーの半生を彼の知り合いたちを取材し、ロン・パワーズとまとめたノンフィクション本『硫黄島の星条旗』(原題: Flags of Our Fathers)を元にしている。脚本は『ミリオンダラー・ベイビー』のポール・ハギスを迎えている。スティーヴン・スピルバーグが率いるドリームワークスらが製作。太平洋戦争の最大の激戦と言われている硫黄島の戦いを本作と『硫黄島からの手紙』の「硫黄島プロジェクト」を立ち上げ、本作はアメリカ側からの視点で描いた名作である。

映画『ダーティハリー2』

これは現代の「西部劇」との呼び声が高いシリーズ

映画『ダーティハリー2』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッドのマグナム44がアメリカ社会へ向かう理由。
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映画『ダーティハリー4』

シリーズ最高傑作は愛人ソンドラ・ロックとの共演

『ダーティハリー4』はシリーズで一番のヒット作品。あらすじ・ネタバレ・感想。恋人ソンドラ・ロックとの最後の共演作品。
『ダーティハリー4』はシリーズで一番のヒット作品。あらすじ・ネタバレ・感想。恋人ソンドラ・ロックとの最後の共演作品。映画『ダーティハリー4』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ダーティハリー4』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 映画『ダーティハリー4』の作品情報・概要 『ダーティハリー4』原題『Sudden Impact』1983年製作のアメリカ映画。『ダーティハリー』シリーズの4作目。本シリーズ主演のクリント・イーストウッドが監督。 主演に当時の愛人ソンドラ・ロックを起用。ワーナー・ブラザース配給。シリーズ一番のヒット作品になる。ソンドラ・ロックとは最後の共演。『ダーティハリー』シリーズの中で最も雰囲気が暗い作品と言っていい。テーマがレイプされた女性の復讐劇である。昼間より夜の場面を多用することで傷ついた女性心情を表すのと、暗闇で行われる殺意が映画全体にサスペンス感を作り出している。しかも犯人にソンドラ・ロックを応援したくなる効果も出している。ソンドラの静かなる微笑みも恐ろしい。

映画『タイトロープ』

性犯罪に没入する異様なクリント・イーストウッド

映画『タイトロープ』はクリント・イーストウッド主演作品で最も陰惨な映画である。また俳優として転換期であった。
本作はクリント・イーストウッド監督作品ではない。主演しているだけだ。この頃のイースウッドは過渡期だったのだろうか。それともソンドラ・ロックとの関係が終焉して疲れていたのだろうか。また映画界の様相が変化しているため今後の行方を観察していたのだろうか。何れにしても本作はクリント・イーストウッド作品の中ではとても陰惨な映画と言える。

映画『人生の特等席』

年老いた父親と娘の心温まる交流

映画『人生の特等席』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。クリント・イーストウッドとエイミー・アダムスが父娘に見えなかったのが残念。
映画『人生の特等席』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。クリント・イーストウッドとエイミー・アダムスが父娘に見えなかったのが残念。 映画『人生の特等席』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『人生の特等席』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 映画『人生の特等席』の作品情報・概要 『人生の特等席』原題『Trouble with the Curve』ロバート・ロレンツ監督作品。2012年のアメリカ合衆国のスポーツ・ドラマ映画。クリント・イーストウッド主演作品。エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、マシュー・リラード、ジョン・グッドマンらが共演。イーストウッドにとっては自身の監督作以外でを取らない作品に出演するのは『ザ・シークレット・サービス』以来である。

映画『ファイヤーフォックス』

若きクリント・イーストウッドがソビエトで大強盗をします

映画『ファイヤーフォックス』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッドがソンドラ・ロック(愛人)とマギー・ジョンソン(妻)の板挟み状態で製作した映画。
映画『ファイヤーフォックス』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッドがソンドラ・ロック(愛人)とマギー・ジョンソン(妻)の板挟み状態で製作した映画。映画『ファイヤーフォックス』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ファイヤーフォックス』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『ファイヤーフォックス』の作品情報・概要『ファイヤーフォックス』原題『Firefox』クレイグ・トーマスの小説を元に1982年に製作されたアメリカ合衆国の映画。クリント・イーストウッド製作・監督・主演。著者のクレイグ・トーマスは1976年、北海道の函館空港に着陸して亡命を求めるソビエトの飛行士ベレンコ中尉亡命事件をモチーフに書き上げた小説。プライベートで混迷して、休んでいたクリント・イーストウッドの復帰作。
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映画『許されざる者(1992)』の作品情報

映画.comより一部引用

スタッフ・キャスト
監督
クリント・イーストウッド
製作
クリント・イーストウッド
製作総指揮
デビッド・バルデス
脚本
デビッド・ウェッブ・ピープルズ
撮影
ジャック・N・グリーン
美術
ヘンリー・バムステッド
編集
ジョエル・コックス
音楽
レニー・ニーハウス

ウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)
リトル・ビル・ダゲット(ジーン・ハックマン)
ネッド・ローガン(モーガン・フリーマン)
イングリッシュ・ボブ(リチャード・ハリス)
スコフィールド・キッド(ジェームズ・ウールベット)
W・W・ボーチャンプ(ソウル・ルビネック)
ストロベリー・アリス(フランシス・フィッシャー)
デライラ・フィッツジェラルド(アンナ・トムソン)
クイック・マイク(デビッド・マッチ)
デイビー・バンティング(ロブ・キャンベル)
スキニー・デュボイス(アンソニー・ジェームズ)
リトル・スー(タラ・ドーン・フレデリック)
シルキー(ビバリー・エリオット)
フェイス(リーサ・レポ=マーテル)
クロウ・クリーク・ケイト(ジョジー・スミス)
ウィル・マニー(シェーン・メイア)
ペニー・マニー(アリン・レバシュー)
サリー・トゥー・トゥリーズ(シェリリーン・カーディナル)
クロッカー(ロバート・クーンズ)
クライド・レッドベター(ロン・ホワイト)
マディ・チャンドラー(ミナ・E・ミナ)
ジョー・シュルツ(ヘンリー・コペ)
アンディ・ラッセルジェレミー・ラッチフォード
チャーリー・ヘッカー(ジョン・パイパー=ファーガソン)
ファッティ・ロシター(ジェファーソン・マッピン)

1992年製作/131分/アメリカ
原題『Unforgiven』

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